完走は準備で決まる。ニューバランス×Alpen NAGOYA 名古屋ウィメンズマラソン直前クリニック密着

冬晴れの土曜朝。Alpen NAGOYAには、3月8日の名古屋ウィメンズマラソンを目前に控えたランナーたちが集まっていた。緊張と期待が静かに溶け合う、独特の高揚感が漂っている。

 

 

 

彼女たちが参加しているのは、ニューバランスとAlpen NAGOYAが共同開催する特別ランニングクリニックだ。対象シューズ購入者の中から抽選で選ばれたメンバーを、レース本番まで全3回のセッションで継続的にサポートする限定プログラムである。

 

単発イベントではなく、本番まで伴走する——店舗スタッフとコーチが一体となってランナーを支える継続型プログラムが最大の特徴だ。

 

 


Alpen NAGOYAの専門スタッフも伴走役として参加し、フィッティングやシューズ相談を担うだけでなく、コース上でも声をかけながら並走。「本番までしっかりサポートしたい」という現場の想いが自然に伝わってくる。

 

店舗での接客を超え、ランナー一人ひとりに寄り添う距離の近さが感じられる場面だった。

 

 

■走る前に「知る」──第1回セッション


初回のテーマは「ランニング・マラソンを知る」。

 


第1回目のセッションの座学では、完走のための思考法、練習計画の立て方、ケガ予防、セルフケア、自宅トレーニング、ストレッチまでを体系的に解説。ただ走るのではなく、「理解して走る」ための土台づくりが行われた。

 

 

 

なぜその練習が必要なのか。なぜそのフォームが重要なのか。

 

理由を知った瞬間、トレーニングは“作業”から“目的のある行動”へ変わる。参加者の表情が真剣だった理由はそこにあった。

 


■第2回セッションは実戦編──コースで学ぶ

 

そして今回行われた第2回は「試走×講習」の実践型セッション。実際のコースの一部を走りながら、ペース配分、フォーム、戦略といった本番直結の要素を

体感していく。現場にはほどよい緊張感と前向きな空気が漂っていた。

 

参加者を導くのは、経験豊富な2人のコーチ。

 

 

 

黒川コーチは 、鍼灸マッサージ指圧師とアスレチックトレーナー資格を持つ身体サポートの専門家。

 

「完走を目指す方も、記録を狙う方も、それぞれの目標に合わせてサポートします」

 

 

 

伊藤紗季コーチ(通称さきてぃ)は名古屋ウィメンズマラソン公式練習会ヘッドコーチ。

 

「速く走るより、楽に効率よく走ることを大切にしています。初めての方も多いと思うので、楽しみながらいきましょう」

 

その言葉に、場の空気がやわらぎ、参加者の肩から力が抜けた。

 

 

■“走りやすいコース”の本当の意味

 

 

名古屋ウィメンズマラソンは、日本唯一の女性限定フルマラソン。フラットでカーブが少なく、記録を狙いやすいコースとして知られている。

 

だが、走りやすさは同時に落とし穴でもある。

 

「最初に飛ばしすぎてしまうんです」

 

コーチ陣が繰り返し伝えたのは、ただ一つ。ペース管理。

 

 

 

序盤10kmは、あえて遅く。周囲につられてペースを上げたり、混雑を避けようとジグザグに走ったりすれば、後半に確実に影響が出る。10km地点ではエネルギー補給を。ゼリーは摂取から約30分後に効き始めるため、“きつくなる前”が鉄則だ。

 

 

 

最大の壁は25~30km。脚が止まりやすく応援も減る区間だが、顔を上げて沿道を見るだけで走りは変わる。終盤は長い直線による“進んでいない感覚”との戦い。時計ばかり見ず、視線を横へ逃がすことが気持ちを保つコツだ。

 

完走の秘訣は、驚くほどシンプル。

 

「止まらないと決めること」

 

歩いてもいい。遅くてもいい。前へ進み続ける限り、ゴールは確実に近づく。

 

 

■フル完走を支える一足──新作「1080」

 


この日紹介されたのは、1月15日発売されたニューバランスの最新モデル「1080」。
 

進化のポイントは3つ。

 

・(1)クッションと反発の両立
・(2) 沈み込み過ぎない安定性
・(3)クッション持続性(へたりにくい)

 

足を入れた瞬間の柔らかさと、地面を押し返すような反発感。クッション性を保ちながら自然に前へ進む推進感は、長距離ほど違いを実感できる設計だ。終盤まで脚を支える安心感は、まさにフルマラソン仕様と言える。

 

 

 

Alpen NAGOYAのスタッフが足型や走り方に合わせたシューズ選びとフィッティングをレクチャー。「このモデルの方が合いそうです」など参加者に対して、単なる販売ではない伴走型サポートが印象的だった。

 

 

■コースを走る──外ラン試走

 

 

座学と解説を終えると、いよいよ外へ。参加者は2グループに分かれ、名古屋ウィメンズマラソンの実際のコースの一部、約5kmの試走へと向かった。

 

外に出た瞬間、空気の質が変わる。冬特有の澄んだ冷気が頬に触れ、身体が自然と目覚めていく。スタート直前の静けさのなか、コーチの声が合図になる。

 

 

 

「最初は遅いくらいでいきましょう」

 

ゆっくりと列が動き出す。序盤はあえて抑える――座学で聞いた言葉を、参加者たちは今、身体で確かめている。実際の路面を踏むことで、理論が一つずつ感覚へ変わっていく。

 

直線区間に入ると、視界が開ける。名古屋ウィメンズマラソン特有の走りやすさを象徴する区間だ。だからこそ、自然とペースが上がりそうになる。その瞬間、背後から声が届く。

 

 

 

「余裕がある今こそ、抑える練習です」

 

その一言で、呼吸のリズムが整う。速く走ることより、一定で走ることの難しさ。そして大切さ。実際のコースだからこそ分かるリアルな感覚だ。

 

途中、フォームチェックの時間も設けられた。腕振り、姿勢、接地。コーチが横に並び、走りながらアドバイスを送る。

 

 


「肩、少し上がっていますね。力抜いてみましょう」

 

言われた通りに意識を変えると、すぐに走りが軽くなる。参加者同士で「今の分かりやすかったですね」と声が交わされる。理解が、その場で体感に変わる瞬間だった。

 

 


コース上ではAlpen NAGOYAのスタッフも伴走しながら参加者に声をかける。

 

「ペースいいですよ」「肩の力、抜けていますね」
 

呼吸やフォームを見ながら送られるさりげない声がけに、参加者の表情がふっとやわらぐ。店舗での接客とはまた違う距離感のサポートが、走る安心感へとつながっていた。

 

 

 

ニューバランスの「1080」は、数キロ走った頃から、その特性がはっきりと現れる。着地で受けた衝撃がそのまま前への推進力へと変わり、自然とストライドが伸びていく感覚だ。

 

「軽いのに安定している」
 

「脚が勝手に前に出る感じ」

 

参加者からそんな声が上がるのも納得だった。高いクッション性を備えながら沈み込みすぎず、衝撃を和らげつつ一定のリズムを保てる設計。脚への負担が軽いと感じる参加者が多く、長距離向けモデルである理由を、身体で理解する場面となっていた。

 

 

 

試走は単なるランニングではない。“知る → 試す → 気づく” を繰り返す、実戦リハーサルだ。

 

折り返し地点を過ぎる頃には、表情に余裕が生まれていた。最初は静かだった列も、いつの間にか会話が増えている。

 

「このペースならいけそう」
 

「本番のイメージ湧いてきました」

 

身体がコースを覚え、心が距離に慣れていく。その変化が、はっきりと伝わってくる。

 

 

 

ランから戻るころ、参加者たちの足取りは軽かった。走った距離以上に、“得た感覚”が大きかったのだろう。

 

 

■本番へ向けて、準備は整った

 

 

セッション会場へ戻る頃には、参加者同士の会話が自然に生まれていた。最後は全員で記念撮影。スタート前とは違う表情がそこにあった。

不安ではなく、手応え。

 

単発イベントではなく、本番まで伴走するプログラム。その意味を、参加者たちはもう理解している。

 

 

 

名古屋ウィメンズマラソンまで、あと少し。
 

スタートラインに立つ彼女たちは、きっともう準備できている。
 

 

【写真】軍記ひろし
【文章】池田鉄平
【取材協力】株式会社ニューバランスジャパン

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