少年野球や草野球のチームに入ったり、キャッチボールをしたりするには「グローブ」が必要です。野球を始める場合は、最初に用意したいアイテムですが、各メーカーから多くの種類が販売されているうえに、軟式用・硬式用の2種類があり、ポジション別に形状も異なります。初心者の方は、どれを選べば良いのかわからないかもしれません。
ここでは、軟式用と硬式用のグローブの違いや、軟式グローブの選び方などをご紹介します。
【目次】
■軟式用と硬式用でグローブは違う?
■軟式グローブの選び方
・サイズや利き手を確認する
・ポジションに応じて選ぶ
・初めてのグローブは「オールラウンドタイプ」もおすすめ
・好みのデザインから選ぶ
・素材もポイント
■型付けもしっかり行おう
■お気に入りの軟式グローブで野球を楽しもう
■軟式用と硬式用でグローブは違う?

野球と一口にいっても、ゴム製で中が空洞のボールを使用する軟式と、牛革製で中にコルクが入っているボールを使用する硬式の2種類に分けられます。軟式球は柔らかく軽いのが、硬式球は硬く重たいのが特徴です。
使用するボールが異なるため、軟式用と硬式用でグローブも特徴が異なります。
軟式用のグローブは、柔らかいボールをキャッチするため、グローブ本体も柔らかい作りになっています。一方で、硬く重いボールを使用する硬式用のグローブは、衝撃を吸収しやすいように作りが硬いです。
扱いやすさにも関わるため、軟式野球をプレーする場合は軟式用、硬式野球をプレーする場合は硬式用のグローブを用意するようにしましょう。
■軟式グローブの選び方

軟式グローブは、各メーカーがさまざまなモデルを販売しています。グローブの種類はプレーの質を左右するため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
軟式グローブを選ぶ際は、以下の点を確認しておきましょう。
・サイズや利き手を確認する
最初に確認したいのは、グローブのサイズと利き手です。グローブのサイズが合わないと、捕球しにくさや扱いにくさを感じたり、疲れやすくなったりする恐れがあります。自分の手の大きさに適したものを選びましょう。
指先がグローブの奥に届くか、手首の辺りに隙間ができていないかの2点をチェックすると、サイズを合わせやすいです。少年野球用のグローブは、SやMなど、アルファベットでサイズが表記されている場合もあるので、それを参考にするのも良いでしょう。
また、サイズだけでなく利き手も重要です。右投げの場合は右投げ用を、左投げの場合は左投げ用を選ぶ必要があります。利き手とボールを投げやすい手が必ずしも一致するとは限らないため、事前に確認しておくことが大切です。
・ポジションに応じて選ぶ
野球は、ポジション(守備位置)ごとに求められるプレーが異なります。グローブもポジションに合わせて作られているため、自分が守るポジションに適したグローブを選びましょう。
ポジションごとのグローブの特徴は、以下のとおりです。
【投手用】
バッターにボールの握りや指の動きが見られないように、ウェブ(網目)の部分が覆われているのが特徴です。ポケットは深めで、人差し指を入れるカバーが付いています。
重たいグローブは、グローブの重さを利用して投球時のバランスを取りやすい一方で、扱いにくさを感じる場合があります。初心者の方は、軽く扱いやすいグローブを選ぶのがおすすめです。
【内野手用】
内野手用のグローブは、捕球後素早く送球できるように、ポケットが浅くなっているのが特徴です。ただし、捕球が多いファースト用はポケットが深い、素早い打球処理が求められるセカンドやショートはポケットが浅い、強い打球が飛んでくるサードはサイズが大きめなど、ポジションによって細かな作りは異なります。
【外野手用】
外野は一人ひとりの守備範囲が広く、走りながらゴロ処理をしたり、フライを捕ったりする必要があるため、サイズが大きめで、ポケットも深く作られています。
【捕手用(キャッチャーミット)】
投手の投げたボールを捕りやすいように、他のグローブよりも大きく丸い形状になっています。キャッチャーとして試合に出場する場合は、キャッチャーミットの着用が義務付けられている点に注意が必要です。
・初めてのグローブは「オールラウンドタイプ」もおすすめ
野球初心者の方や、ポジションが決まっていない方、複数のポジションを守っている方は、オールラウンドタイプのグローブを選ぶのがおすすめです。内野手用と外野手用の中間くらいのサイズで、キャッチャーとファーストを除いた全ポジションで使うことができます。
ただし、オールラウンドタイプのグローブは、ポジション専用のグローブに比べると使い勝手の面で劣ります。ポジションが決まった場合は、専用のグローブを用意すると良いでしょう。
・好みのデザインから選ぶ
軟式グローブは、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。好みのデザインのグローブを選ぶのも良いでしょう。好きなプロ野球選手が使用しているメーカーやモデルのグローブを選べば、野球に対するモチベーションも上がるはずです。
ただし、試合中に着用するグローブはルールが定められています。例えば、投手の場合は「PANTONEの色基準14番より薄い色のグラブを使用することはできない」と定められていて、灰色や白色のグローブを試合で着用することはできません。
練習での使用は問題ありませんが、規則に即したグローブを用意しておくことをおすすめします。
また、所属する野球連盟ごとに、細かな規則は異なる可能性があります。チームに参加する場合は、事前に確認しておきましょう。
・素材もポイント
グローブに使われている素材は、耐久性やお手入れのしやすさに関わります。購入前にチェックしておきましょう。大きく、合皮と本革に分けることができます。
【合皮の特徴】
合皮(合成皮革)製のグローブは、雨に濡れても傷みにくく、汚れを落としやすいのが特徴です。リーズナブルな価格の商品が多く、お手入れも簡単なので、野球初心者の方や、低学年の子どもに適しています。
【本革の特徴】
本革(天然皮革)製のグローブは、耐久性と強度に優れています。使い込むほど手になじみ、お手入れを怠らなければ長く使える点が魅力です。
合皮製のグローブに比べると高価ですが、チームに所属して本格的に野球をプレーしたい場合は、本革製を用意することをおすすめします。
■型付けもしっかり行おう
購入直後のグローブは、硬く使いにくいです。型付けを行い、グローブを柔らかくする必要があります。自分の好みに左右されるものの、内野用は浅く、外野用は深く型付けするのが基本です。
ポケットにボールを当てる、ハンマーで叩く、ショップに依頼するなど、型付けにはいくつか方法がありますが、1日で無理やり形を変えようとするのは避けましょう。ある程度の時間をかけて、自分が使いやすいグローブに仕上げていくことが大切です。
■お気に入りの軟式グローブで野球を楽しもう
軟式グローブは、プレーの質を左右する重要なアイテムです。さまざまな商品が販売されているので、自分の体格やポジションに適したものを選びましょう。モチベーション向上につながるため、好きなプロ野球選手と同じモデルを選ぶのもおすすめです。
お気に入りの軟式グローブを用意して、野球をさらに楽しみましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部