プーマのサッカースパイク「ULTRA」がフルリニューアル。NITRO搭載で、加速は次のステージへ

プーマのスピードブーツ「ULTRA」が、フルリニューアルを果たした。進化のキーワードは、加速、軽さ、そして足元のブレにくさ。ランニングカテゴリーで培われたNITRO™ FOAM(ニトロ フォーム)を搭載した新作は、スピードを武器にするプレーヤーの一歩をどう変えるのか。今回は7/23(木)の発売日に先駆け、アルペングループのサッカー担当社員がトライアルセッションに参加。商品説明と実際のプレーを通じて、新しいULTRAの進化を体感した。

 


■スピードを支えるのは、軽さだけではない

 

 

トレーニングセッションに先立ち、まずはプーマの馬渕さんから、新しいULTRAの特徴が紹介された。今回発表されたのは、プーマのスピードブーツULTRAのフルリニューアルモデルだ。

 

ULTRAは、「電光石火、稲妻スピード」をコンセプトに、相手を置き去りにする加速力と、スピードに乗ったプレーを支える軽量性を追求してきたシリーズ。スピードを武器にするプレーヤーに向けた一足として、プーマのフットボールカテゴリーを象徴するモデルのひとつである。

 

 

 

ローンチカラーは、ホワイトをベースにオレンジを効かせた「ARRIVAL PACK」。ピッチ上でも店頭でも、新しいULTRAの存在感がひと目で伝わるカラーリングとなっている。

 

今回のフルリニューアルにおける大きなポイントは、プーマ独自のランニングテクノロジーである「NITRO™」の搭載だ。

 

 

 

トップモデルのULTIMATEには、反発性に優れた「NITRO™ FOAM ELITE(ニトロエリートフォーム)」を採用。エナジーリターン率93%を持つ素材で、踏み込んだ力を効率よく推進力へと変える。加速力や一歩目の初速を高めるための重要な要素として、新しいULTRAに取り入れられた。

 

一方、PROとMATCHには「NITRO™ FOAM」を搭載。NITRO™ FOAM ELITEに比べるとエナジーリターン率は85%だが、ランニングカテゴリーでも実績のある素材で、クッション性と反発性を兼ね備えている。

 

アッパーには、プーマ独自のウーブン素材「ULTRAWEAVE(ウルトラウイーブ)」を採用した。

 

 


ULTRAWEAVEは、各国代表やクラブチームのオーセンティックウェアにも使われている素材。軽量性と耐久性を両立するその特性を、シューズのアッパーとして生かすことで、スピードブーツに求められる軽さとフィット感を高めている。

 

 

 

フィッティング面もアップデートされた。FGには新しいラストを採用し、足に沿いやすい形状へと改良。HG/AGでは従来のジャパンラストをベースにしながら、アッパーのパターンを見直し、かかとを上から包み込むような構造にすることで、ヒールのホールド感を高めている。

 

今回の進化は、大きく3つに整理できる。

 

 

 

ひとつ目は、NITRO™ による加速性。
踏み込みから加速へつなげる反発性を高めている。

 

ふたつ目は、ULTRAWEAVEによる軽量性。
スピードブーツに欠かせない軽さと足なじみを追求している。

 

そしてみっつ目が、ラストやアッパーパターンの改良によるロックダウン。スピードに乗った状態でも足元がブレにくく、しっかりフィットする設計を目指している。

 

 

 

トップモデルの「ULTRA NITRO 7 ULTIMATE HG/AG」は、日本のプレーヤーに向けたジャパンラストを採用。新開発のHG/AGソールは、人工芝や土、天然芝にも対応するグラウンド対応モデルで、重量は209g(27.0cm)。価格は税込22,000円となっている。

 

アウトソールは、ランニングスパイクから着想を得たスタッド配置を採用。母指球部分でしっかり蹴り出したときに力が伝わりやすく、スピードに乗るための一歩目をサポートする。つま先部分にはV字型のスタッドを配置し、最後まで足をかき出しやすい設計とした。

 

 

 

アッパーにはULTRAWEAVEを使用し、その上に「GRIPCONTROL PRO(グリップコントロールプロ)」を配置。高速で移動しているときのボールコントロールをサポートしながら、軽量性も損なわない仕様となっている。ヒール部分にはORTHOLITE(オーソライト)のクッション材を入れ、かかとのフィット感とホールド感を高めている。

 

また、フットベッドとインナーボードにはNITRO™ FOAM ELITEをフルレングスで搭載。クッション性と反発性を足裏全体で感じられる構造になっている。

 

事前に筑波大学蹴球部の選手によるトライオンも実施されており、「履いた瞬間に速く走れそう」という声もあったという。スピードを武器にするプレーヤーにとって、加速、軽量性、フィット感をバランスよく備えた一足として注目を集めそうだ。

 

 

 

着用予定選手には、三笘薫選手、堂安律選手、町野修斗選手らが名を連ねる。グローバルでは、オランダ代表のコーディ・ガクポ選手もULTRAを着用予定だ。

 


■実際のプレーで体感した、新しいULTRAの進化

 

 


商品説明に続いて行われたトレーニングセッションでは、京都サンガF.C.の育成年代のスタッフも参加。実際にボールを蹴りながら、フルリニューアルしたULTRAの特徴を体感する時間となった。

 

 

 

セッションはウォーミングアップからスタート。軽いステップやランニングで体を温めながら、参加者はまずシューズの足入れ感や軽さを確認していった。足を入れた瞬間のフィーリング、動き出しの軽さ、足との一体感。スピードブーツに求められる要素は、ただ軽いだけでは成立しない。実際に動くことで、その違いが見えてくる。

 

 

 

続く対面のパス練習では、「ボールの回転をゼロにする」ことを意識しながら、インサイドキックの精度を確認した。止める、蹴るという基本動作の中で、アッパーの柔らかさやボールタッチの感覚を確かめていく。

 

 

 

さらに、4対2の鳥かごでは、限られたスペースの中で、パスを受ける、ボールを動かす、素早く角度を変えるといった動きが連続した。細かなステップや切り返しが求められる場面では、足元のブレにくさや、かかとを包み込むようなフィット感がプレー中の安心感につながる。

 

 

 

シュート練習では、踏み込みからシュートへ移る動き、ボールへ向かう最後の一歩、蹴り足へ体重を乗せる瞬間を確認した。NITRO™ による反発性は、単に“跳ねる”感覚だけではなく、踏み込んだ力を次の動作へどうつなげるかという部分にも関わってくる。

 

 


最後はゲーム形式のメニューへ。実戦に近い状況の中で、参加者は加速、ターン、ストップ、パス、シュートといった一連の動きをチェックした。

 

今回のULTRAが掲げる進化は、加速性、軽量性、そしてロックダウン性能。トレーニングを通じて見えてきたのは、新しいULTRAが単なる“軽いスパイク”ではなく、スピードに乗ったプレーをトータルで支える一足へと進化を遂げていることだった。

 

 

■店頭で伝えたい、ULTRAのリアルな進化

 


最後に、この日の試し履きセッションに参加したアルペングループの社員メンバーに、実際に履いてプレーした印象や、店頭で伝えたいポイントを聞いた。

 

 


商品説明を聞くだけでは、スパイクの良さはなかなか言葉にしづらい。ましてや店頭では、限られた時間の中で、お客様に「どこが良いのか」をわかりやすく伝える必要がある。だからこそ今回のように、座学で理解し、実際のプレーで体感する機会は、販売現場に立つメンバーにとっても大きな意味を持つ。

 

 

向井風太さん(本社 販売企画グループ サッカーチーフアドバイザー)

 

向井さんは、今回のセッションを「シューズの特徴を頭と体の両方で理解できる場だった」と振り返る。

 

「座学自体は簡潔でしたが、馬渕さんからMDの立場で細かい部分まで伝えていただけました。その後のトレーニングセッションでは、京都サンガF.C.のU-18、U-15のスタッフも参加して、足の指先まで意識するような内容になっていました。単に履くだけではなく、プレーの中でシューズの良さを感じられたのが良かったと思います」

 

柴田さんが強調したのは、店頭で伝える際の“わかりやすさ”だった。

 

 

柴田京太さん(Alpen NAGOYA:スポーツデポ フラッグシップストア 名古屋栄店)

 

「お客様に伝えるうえでは、ダラダラと説明するよりも、ポイントを絞って魅力を伝えることが大切だと思います。今回の座学は、そのまま店頭でも活用できるくらい分かりやすく整理されていました。トレーニングでも、ボールを止める位置や細かなタッチを意識しながらプレーできたことで、ULTRAのコンセプトであるスピードや操作性を実感しやすかったです。」

 

目黒さんにとっては、今回の試し履きがプーマのスパイクに対する印象を変える機会にもなった。

 

 

目黒心さん(Alpen OSAKA:スポーツデポ フラッグシップストア 大阪梅田店)

 

「正直、これまでプーマのスパイクには少し苦手意識がありました。でも今回は、履いた瞬間のフィーリングが良かったんです。これまでは自分で履いて『ここが良いのかな』と探すような感覚もありましたが、今回はプレーの中で自然に良さを感じられました。かなりポジティブな印象に変わりました」

 

前作からの進化として、3人が共通して挙げたのは、アッパーの柔らかさと足入れのしやすさだ。

 

 


向井さんは、スピードスパイクに求められる要素が変わってきていると見る。

 

「以前のスピードスパイクは、アッパーに硬さがあって、それが反発やブレの抑制につながる印象がありました。ただ、今はスピードだけでなく、アジリティやボールタッチのしやすさも求められます。今回のモデルは、スピードブーツでありながら、ボールコントロールもしやすい。そこは大きな進化だと思います」

 

足幅が広いという目黒さんにとっては、セパレートタンの採用も大きかった。

 

 

 

「海外メーカーのトップモデルは、どうしてもタイトに感じることが多いんです。でも今回はアッパーが柔らかく、シュータンもセパレートになっているので、足入れがしやすい。圧迫感も出にくく、履ける人の幅が広がった印象があります。僕のように足幅が広い人間にとっては、かなりありがたい仕様でした」

 

柴田さんは、かかと周りの改善にも注目する。

 

 

 

「前作では、少しかかとが抜けるような感覚がありました。今回は内側に滑りにくい素材が入っていて、シューズ内で足がブレにくい。最近はグリップソックスを履く人も増えているので、足とシューズの一体感を保てるのは、スピード系のブーツとしてかなり良いポイントだと思います」

 

一方で、あえて気になった点として挙がったのは、NITRO™ の反発感の伝わり方だった。

 

目黒さんは率直にこう話す。

 

「アッパーの柔らかさや、履いたときのフィーリングの良さはすぐに感じました。ただ、HG/AGソールでは、NITROによるクッション性や反発性について、『明確にここが違う』とまでは感じにくかったです。もう少しわかりやすく体感できても面白かったのかなと思います」

 

柴田さんも、その意見にうなずく。

 

 

 

「めちゃくちゃ履きやすくなりましたし、使いやすくなったのは間違いありません。ただ、ULTRAという名前である以上、もう少し尖った部分があっても面白かったと思います。スピードブーツとして、NITROの存在感がより強く出てもよかったかもしれません」

 

デザイン面では、プーマらしさがひと目で伝わるロゴの見え方も好印象だった。

 

 


「店頭では、子ども本人だけでなく、親御さんが見て『プーマだ』とわかることも大事です。三笘選手や堂安選手が履いているスパイクとして認識する人もいると思いますし、ロゴでパッと目に入る人もいる。そこは販売面でも強みになると思います」

 

 

 

新しいULTRAは、スピードブーツとしての鋭さを追求しながら、履きやすさや扱いやすさの幅も広げたモデルと言える。加速、軽さ、フィット感。その進化を実際のプレーの中で体感したことで、店頭で伝える言葉にも具体性が生まれる。

 

今回の試し履きセッションは、ULTRAの特徴を学ぶだけではなく、その魅力をどう届けるかを考える時間にもなっていた。

 

 

⇒プーマサッカースパイク一覧はこちら

⇒サッカー用品はこちら

 

 

【写真】斎藤友也
【取材・文章】池田鉄平
【取材協力】プーマジャパン株式会社

BUYNOW

ウルトラ ニトロ 7 アルティメット HG/AG

バリエーション選択

¥16,940

ウルトラ ニトロ 7 プロ HG/AG

バリエーション選択

¥12,320

ウルトラ 7 プレイ HG/AG +MID JR

バリエーション選択

¥5,236

ウルトラ 7 プレイ TT +IN JR

バリエーション選択

¥4,851

ウルトラ 7 プレイ V TT +IN JR

バリエーション選択

¥4,158

RANKING ランキング