サッカーの交代人数は何人? 試合観戦に使える選手交代のルール

サッカーは、広大なフィールド内を各チーム11人の選手が、90分もの間動き続けるスポーツです。選手の疲労がたまってパフォーマンスが落ちた、けがをした、相手チームと戦術の相性が悪いなど、さまざまなことを理由に選手交代が認められています。
とはいえ、公式試合では自由に選手交代が行えるわけではありません。実際の試合では、何人の選手を、何回交代させることができるのでしょうか。
この記事では、サッカーの試合における選手交代に関連するルールをご紹介します。

 


【目次】
■【サッカー】選手交代の基本ルール
・3回計5人までが基本
・延長戦に入ると交代枠が増加
・覚えておきたい特例交代枠
・試合によって交代人数が変わることも
■選手交代時に覚えておきたいポイント
・選手交代のやり方は?
・交代回数のカウント方法
・ベンチ入りできる選手の数も覚えておこう
■選手交代に関するルールを覚えておこう

 

 

■【サッカー】選手交代の基本ルール

 

バスケットボールなら「回数・人数ともに制限なし」、野球なら「ベンチ入りしているメンバーがいなくなるまで」など、スポーツによって選手交代のルールは大きく異なります。
サッカーでは、どのようなルールが採用されているのでしょうか。
大会などによって異なる場合はありますが、一般的には次のルールに基づいて選手交代を行うことが可能です。

 

・3回計5人までが基本
サッカーで選手交代のルールが導入された時期は、1950年代までさかのぼります。当初のルールでは、「選手が負傷した場合に2名まで」と定められていましたが、1995年になると最大3名までの交代を認めるようにルールが拡大。
さらに、2020年には新型コロナウイルスによるリーグ戦の過密スケジュールの影響緩和や選手の疲労軽減などを目的に、交代人数が5人に増やされました。
「5人が交代できる」というルールは元々時限的な措置でしたが、2022年からは恒久化し、2026年時点では最大5人までの選手交代が認められています。

 

また、選手交代を行えるのは、ボールがフィールド外に出たり、シュートが決まったり、ファウルが起きたりしてプレーが停止している間に限られます。
交代回数も、ハーフタイムを除いて最大3回です。ハーフタイム中にも選手を交代することができますが、その場合は交代回数にはカウントされません。
ハーフタイムを活用すれば、実質4回選手交代を行うことができます。

 

 

・延長戦に入ると交代枠が増加
公式戦の場合、1試合で交代できる選手の人数は5人が原則です。ただし、延長戦が適用される試合で延長戦に突入した場合は交代枠が1人増えるため、最大6人の選手を交代できます。

後半終了から延長戦開始までの間と、延長前後半の入れ替わりのタイミングにも選手交代が可能です。このタイミングはハーフタイム中の選手交代と同様に、交代した人数のみがカウントされて交代回数はカウントされません。

 

また、前後半で使わなかった交代枠は延長戦にも引き継がれます。
そのため、前後半で1人も選手を交代せずに延長戦に突入した場合、延長戦の間に最大6人の選手を一気に代えることもルール上は問題ありません。

 

 

・覚えておきたい特例交代枠
サッカーは選手同士の接触がよくあるスポーツです。そのため、通常の3回5人の交代枠とは別に特例交代枠も設けられています。具体的には、プレー中の接触などの影響で脳震盪が疑われる場合に限り、交代枠を消費することなく1人の選手を交代することが可能です。

 

特例交代枠は、通常の選手交代枠を使い切った後でも認められます。一方で、通常の交代枠を全て使い切ってしまった場合は、脳震盪以外の負傷による離脱者が出たとしても、原則は10人以下で試合を続行しなければいけません。

 

 

・試合によって交代人数が変わることも
選手交代のルールは、大会や試合などによって異なる場合がある点は覚えておきましょう。世界各国のプロリーグやW杯のような国際大会は、原則として交代回数が最大3回、交代枠が最大5人までです。延長戦に入ると交代回数・交代枠が1増えるという一般的なルールが採用されます。

 

一方で、練習試合や親善試合などの非公式戦では、選手交代の人数や回数のルールは特に定められていません。極端な例ですが、両チームが事前に合意すれば、11人全員を交代できるというルールで試合を行うことも可能です。

また、大会によって異なる場合もありますが、小学生カテゴリーの8人制サッカーには交代人数の制限がありません。交代回数も制限がなく、一度ゲームから退いた選手も再び試合に戻ることができます。

 

 

■選手交代時に覚えておきたいポイント

 

選手交代には、人数や回数以外にもさまざまなルールが設けられています。選手交代に関する覚えておきたいポイントは、以下のとおりです。

 

・選手交代のやり方は?
選手交代を行えるのは、プレー中の選手に限られます。交代前に審判に交代を通知し、フィールドプレーヤーがピッチ外に出てから、交代選手がピッチ内に入るという流れになります。
フォワード(FW)とディフェンダー(DF)、ミッドフィールダー(MF)とフォワードなど、ポジションが異なる選手同士を交代することも可能です。

 

ただし、選手交代してピッチから出た選手は、延長戦やPK戦になっても試合に戻ることはできません。どこで誰を交代するのかは、監督の腕が問われる部分といえるでしょう。

 

 

・交代回数のカウント方法
選手交代の際は、交代回数と人数の両方をカウントします。例えば、一度に2人の選手を交代した場合は、交代回数が1回、交代人数は2人消費することになります。
交代回数を3回全て使い切ってしまった場合、交代人数の枠が残っていたとしても、選手交代はできません。

 

 

・ベンチ入りできる選手の数も覚えておこう
スタメン以外でベンチ入りできる選手の人数は、大会やカテゴリーによって異なります。例えば、W杯であれば、ベンチ入りできるのはスタメン11人に加えて、交代要員枠の3~15人で、最大26人までです。
一方で、日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)では、スタメン11人+交代要員9人で、最大20人を登録できます。

 

ベンチ入りできる選手の人数などのルールは改定されることがあります。サッカーの大会を見たり、参加したりする際は、事前に大会要項などを見ておくと安心です。

 

 

■選手交代に関するルールを覚えておこう
サッカーの選手交代は、人数や回数に関連するルールがいくつかあります。交代人数や回数のルールを知っていれば、選手交代に関連する監督の考えなども判断しやすくなるでしょう。
いつ、どこで、誰を交代するのかといった点は、監督の手腕が問われる場面です。
試合の際は、選手交代にも注目してみてはいかがでしょうか。

 

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【文章】アルペングループマガジン編集部

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