ついに今年も「ゴルフ5レディス」が開幕しました。会場は岐阜県瑞浪市の「ゴルフ5カントリーみずなみコース」(6531ヤード、パー72)。
大会初日の9月4日(金)は予報通りぐずついた天気でしたが、本降りになる時間は長くなく、小雨が降ったりやんだりするなかでの開幕となりました。むしろ予想最高気温21.2度と暑さの心配がないぶん、選手にとってはプレーしやすいコンディションだったかもしれません。
トップ第1組のティーオフは午前7時。9時55分スタートの最終第36組まで、総勢108名(プロ104名・アマ4名)がスタートしていきました。

『小雨が降るなかスタート』
序盤をリードしたのは六車日那乃選手でした。INスタートの10番ホールから3連続バーディ発進すると、16番パー5でもバーディを奪って前半4アンダー。しばらくの間リーダーボードの一番上に立ち続けます。同じくINスタートの竹内美雪選手も10、11番ホール、15、16番ホールの連続バーディ2つで前半4アンダー発進しこれに続きます。
OUTコースの早いスタートの組では宮澤美咲選手、福田萌維選手らが前半を3アンダーでプレーしますが、彼女たちを一気に追い抜いていったのが37歳のベテラン金田久美子選手でした。

『3連続バーディでスタートした六車日那乃選手』
金田選手は3番ホールで最初のバーディを奪うと、5番ホールから5連続バーディ。前半だけで6アンダーとし、一気に六車選手を抜いて暫定単独首位に駆け上がります。また菅沼菜々選手も、1、2、3番ホールの3連続バーディ発進を含む5バーディ、ノーボギーで前半5アンダー。
IN組でも上野菜々子選手が4アンダーでプレーし、序盤戦は、金田選手、菅沼選手の猛ダッシュに引っ張られる形でどんどんスコアが伸びていく展開となりました。

『上野菜々子選手は前半4アンダーと絶好調』
しかし選手が次々ハーフターンしていく中盤戦に入ると流れが変わり始めます。
金田選手が10番パー5の2打目を右のクリークに入れてしまい初めてのボギーを打つと、以後前半の勢いを失って後半INコースではパタッとバーディが取れなくなり足踏み。
菅沼選手も後半に入るとスコアが伸ばせず、14番ホールでボギーを打って後退。一気に試合がわからなくなってきます。

『前半6アンダーの金田久美子選手は後半伸ばし切れず』

『菅沼菜々選手も前半5アンダーと好調な出だしも、後半は1オーバー』
そんななか、着実にスコアを伸ばし続けたのは福田選手でした。後半INコースでも10、12、13番ホールでバーディを3つ奪って6アンダーでフィニッシュし、クラブハウスリーダーとなります。
竹内選手も、最終9番ホールでボギーを打ってしまったものの後半OUTコースでも2つスコアを伸ばし、5アンダーの4位タイで初日を終えました。
その後、上野選手がINコースでも3バーディを奪い、ノーボギーの7アンダー。福田選手を1打上回り、暫定首位でフィニッシュします。

『福田萌維選手は1日を通して安定したプレーを見せる。6アンダーで初日を終えた』
しかしこの上位陣を一気にまくって初日を首位で終えたのは、青木瀬令奈選手でした。
前半OUTコースを3バーディ、1ボギーの2アンダーで折り返すと、後半一気に加速。11~15番ホールを5連続バーディとして上野選手に並び、最終18番ホールも2打目をピン右下2mのベストポジションにつけてバーディ。これで8アンダーとし、1打差のトップに立って初日を終えました。
5連続バーディのシーンでは、FWやUTでの長いショットをバシバシとバーディチャンスにつける好調ぶりで、「(火曜日に出場した)日本女子オープンの予選会とグリーンのスピードや硬さのコンディションが近くていいイメージでプレーできた」と、パッティングのタッチも合っていました。
「今シーズンはベスト10フィニッシュもまだ1回しかなかったなかで、初日をトップで終えられたのはうれしいですし、自信にもなりました。このところピンに突っ込めずにいて、先週大西(翔太)コーチに『守りすぎ』と指摘されたこともあり、キャリーでピンを狙っていくようにしていたのですが、今日は雨でグリーンに球が止まりやすいおかげでうまくアジャストできたと思います」(青木選手)
飛距離の不利がある中でも、正確なショットと得意のパットで9つのバーディを奪う圧巻のプレーぶり。「このところ調子が悪かった」という中でも試合を戦いながら調子を上げてくることができるのは、さすがベテランです。
青木選手の「64」は、パー72での自己ベストタイのスコアだそうです。

『青木瀬令奈選手は自己ベストタイの「64」で初日堂々のトップ』
結局初日は、8アンダーの青木瀬令奈選手に7アンダーの上野菜々子選手が続き、福田萌維選手が6アンダーで単独3位。以下、5アンダーで竹内美雪選手、佐藤心結選手、金田久美子選手、阿部未悠選手、鳥居さくら選手、そして昨年のチャンピオン荒木優菜選手の6人が並びました。
ゴルフ5所属のホステスプロの中では、山本景子選手が3アンダーの22位タイで最上位。土曜、日曜でどこまで伸ばせるかに注目です。

『ホステスプロの山本景子選手は3アンダーで初日を終えた。明日以降の上位争いに期待』
明日の大会2日目は、数日前まで雨予報だったお天気が上向きになっており、一転して晴れの予報。一方で気温は30度近くまで上がり、厳しい残暑の中での戦いになりそうです。首位の青木選手も「明日は暑さ対策が大事」と話していました。
初日とは気温もコンディションも大きく変わりそうな大会2日目は、さらなるハイスコアゲームになることも予想されます。どんな戦いになるか、楽しみです!
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【文章・写真】アルペングループマガジン編集部