【ゴルフ5レディス2026】20歳の福田萌維選手が3ホールにわたるプレーオフを制してツアー初勝利!

9月6日、日曜日。「ゴルフ5レディス」の最終日です。

大会2日目は、ツアー2年目の20歳、福田萌維選手が5アンダーでプレーし、通算11アンダーの単独首位。2位の鳥居さくら選手に2打差、3位タイの仲村果乃選手ら6名に3打差をつけて最終日を迎えました。


昨晩降った雨も朝には上がり、穏やかな天気。気温は26度と比較的高いものの、曇りがちで日差しが遮られ、2日目と比べるとずいぶん涼しく感じられます。

コースコンディションも上向きでバーディが量産され、早い時間からどんどんスコアが伸びていく展開となりました。
 

『最終日は曇りでスタート』


序盤、早めのスタートの組では、5アンダー18位タイからスタートした佐久間朱莉選手が前半OUTコースを3バーディ、1イーグルの5アンダーで回ったほか、同じく5アンダースタートのウー・チャイェン選手が前半を7バーディ、ノーボギーで回るなど、序盤から上位を脅かします。

しかし、最終組の1つ前で回る髙野愛姫選手、安田祐香選手、木戸愛選手の組も、これに負けじとバーディラッシュ。前半9ホールで3人合計17個ものバーディを量産し、髙野選手、安田選手が前半5アンダーで通算13アンダー、木戸選手が前半6アンダーで通算14アンダーまで伸ばします。

最終組では、仲村選手、鳥居選手が伸び悩むなか、福田選手は5バーディ、ノーボギーで16アンダーまで伸ばして後続との差をキープし、2打差の首位のまま折り返しました。
 

『最終組の1つ前で回る3人がバーディを量産』


ウー選手は後半もスコアを伸ばし、最終日9アンダーの通算14アンダー。彼女に次ぐ7アンダーの好スコアで回った小林光希選手も通算14アンダーまで伸ばしてホールアウトしました。

ウー選手、小林選手が通算14アンダーでホールアウトするなか、優勝争いは最終組の福田選手と、その1組前を回る木戸選手、高野選手、安田選手を中心に進んでいきます。
 

『ウー・チャイェン選手は、大会コースレコードタイの9アンダーでフィニッシュ』


後半INコースに入ると、福田選手も10番ホールでバーディを奪い、通算17アンダーまで伸ばします。一方、1組前では10番ホールのパー5でイーグルを奪った髙野選手が一気に15アンダーまでジャンプアップ。バーディの安田選手とパーだった木戸選手の14アンダーを抜き、単独2位へ浮上しました。
 

『前半5アンダー、後半も10番でイーグルを奪うなどスコアを伸ばしていく髙野愛姫選手』
 

しかしここから難易度の高い後半に入り、前半とは打って変わって耐えるゴルフの展開になっていきます。

安田選手が12番ホールでボギーを打つ一方、木戸選手は13番でバーディを奪い、高野選手と並ぶ15アンダーまで浮上。その後、高野選手が17番ホールでボギーを打つなか、木戸選手はノーボギーで耐え、単独2位となりました。
 

『木戸愛選手は通算15アンダーでフィニッシュ。福田萌維選手のプレー終了を待つことに』
 

一方、福田選手は12番から15番ホールをパーで耐え、16番ホールのパー5では2オン狙いからアプローチを寄せ、バーディチャンスにつけますが、短いバーディパットを外してパーとしてしまいます。

そして迎えた最難関の17番ホールで、左足下がりのラフからの2打目を左に曲げ、グリーン左のレッドペナルティエリアに入れてダブルボギーとしてしまいます。

福田選手はこれで2打差あった木戸選手に対するリードを失い、福田選手、木戸選手がともに15アンダーの首位で並ぶ形となりました。

福田選手は、18番ホールでは悪い流れを断ち切ってパーとし、試合はプレーオフにもつれ込みました。
 

『ずっと単独トップを維持していた福田萌維選手は17番でダブルボギー。木戸選手と並ぶ15アンダーで18番を終えプレーオフに』


14時ごろから降り始めた雨で気温も下がり始め、ラフも重くなっていくなかで、18番ホールを繰り返し使ってのプレーオフとなります。
 

『午後からは雨が降り始め、プレーオフの前には本降りの雨に』


1ホール目のティーショットは、木戸選手は右、福田選手は左と、ともにラフに入れてしまいます。

木戸選手は木がスタイミーになるなか、低いフェードでうまくグリーン左手前に運び、2パットのパー。福田選手はピン手前6メートルにつけますが決められずパーとなり、プレーオフは2ホール目に入りました。

プレーオフ2ホール目は、木戸選手が左ラフ、福田選手はさらに大きく曲げてカート道付近のラフまで行ってしまいます。

強くなりつつある雨でラフは重くなっていますが、福田選手はグリーン左手前のカラー付近まで運び、木戸選手は左手前に乗せてきました。

ここから福田選手はナイスアプローチでパー、木戸選手も2パットのパーとして、プレーオフは3ホール目へ。
 

『プレーオフはお互いに辛抱強くパーを取り譲らない展開に』


ここでピンを右手前に切り直すとともに、ティーイングエリアを30ヤードほど前に変更。レギュラーラウンドのセッティングよりもバーディが出やすくなる変更といえるでしょう。
 

『ピン位置が変わる3ホール目』


そして迎えたプレーオフ3ホール目は、木戸選手がティーショットを大きく曲げて左バンカーのさらに左へ。対する福田選手はフェアウェイセンターへ運びました。

2打目も、木戸選手はそこから2オンさせられず右手前のカラーへ。一方、福田選手はピンの右手前5メートルほどのベストポジションにつけ、明暗が分かれます。

木戸選手のアプローチは、ラフとの境目にボールがある難しい状況から強めに入り、カップを3メートルほどオーバーしてしまいました。

福田選手はこのファーストパットをしっかり決め切り、バーディフィニッシュ。見事、レギュラーツアー初優勝を遂げました。
 

『最後は見事バーディフィニッシュで悲願の初優勝』


敗れた木戸選手は、優勝争いに絡んだ選手の中では唯一の最終日ノーボギー。65の好スコアで3打差から追いつきプレーオフまで持ち込みましたが、2012年以来の2勝目にはあと一歩届きませんでした。

福田選手は3日間を通してパッティングが好調。とくに前半でチャンスを逃さずスコアを伸ばせたことが、後半の粘りにつながりました。
 

『木戸選手と健闘を称え合う』


「17番ホールのミスも、前半のアドバンテージのおかげでそれほど焦らずにいられました。これまで上がり3ホールでスコアを崩すことが多かったこともあり、最終日最終組で全部がそんなにうまくいくとは思っていませんでしたから、うまく切り替えられたんだと思います。プレーオフももちろん緊張しましたが、そこまで大きなプレッシャーは感じずにプレーすることができました。今週は練習ラウンドも入念にして、しっかり準備できたことも大きかったと思います」(福田選手)


また、プレーオフでは1、2ホール目ともにティーショットが曲がってしまったなか、3ホール目ではリズムを意識してフェアウェイをキープしたといいます。

ツアー2年目ながら、こうした冷静さが随所に光り、ベテランの木戸選手に競り勝った戦いぶりは大器を予感させます。「ゴルフ5レディス」での初優勝をきっかけに、今後さらに勝利を重ねていってくれそうです。



<ゴルフ5レディストーナメントについてはこちら>
https://www.golf5-ladies.com/

 

【文章・写真】アルペングループマガジン編集部


 

 

 

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