トーナメント会場で選手たちのクラブをサポートするツアーレップたちは、陰の存在ながら選手から厚い信頼を寄せられています。
「ゴルフ5レディス」でも多くのツアーレップが選手たちとコミュニケーションを取りながら会場を走り回っていました。
そんななかから、ブリヂストンゴルフのツアー担当中原創一郎さんに、今年のブリヂストンゴルフのクラブの使用状況や用品事情について話を聞きました。

『ブリヂストンゴルフのツアーバスに直撃取材』
ブリヂストンゴルフはこの秋、新しい軟鉄鍛造アイアン「B-FORGED」シリーズを発売しましたが、実は女子ツアーでは3月ごろからテストを始めており、すでに半数程度の選手がニューモデルにチェンジ済みだとのこと。

『新シリーズ「B-FORGED」(左:100CB 右:200CB+)』
「選手にとってシーズン中のクラブチェンジはハードルが高いなか、この段階で半分の選手にニューモデルを使ってもらえているのは、順調な滑り出しです。やはり構えた顔の印象が前モデルと大きく変わらないことが大きいと思います。ほとんどの選手は『241CB』から『100CB』、『242CB+』から『200CB+』とそのまま後継モデルにチェンジしていますが、渡邉彩香選手のように『241CB』から『200CB+』に変えた選手も一部います」(中原さん)
佐藤心結選手のように「性能的には変えても問題ないけれど、シーズン後にしたい」と慎重を期す選手も多いようで、そこはシビアなトーナメントを転戦している以上、自然なことかもしれません。
アイアンの使用率を見ると、全体的には小ぶりでシャープな新モデル「100CB」とその旧モデル「241CB」が各3~4人、セミラージヘッドで球が上がりやすい新モデル「200CB+」とその旧モデル「242CB+」が各1~2人ずつの使用者がいるとのことです。
なおブリヂストンゴルフもコンボセッティングの選手は多く、とくに5番、6番アイアンを「258CBP」や「BX2HT」にしている選手が目立ちます。

『シーズン中にアイアンを変更するのは難しい』

『「258CBP」アイアンはロングアイアンを投入するプロが多いという』
「ドライバーはゴルフ5レディスの出場選手では佐藤心結選手、阿部未悠選手、與語優奈選手がつかまりがよく高弾道が打ちやすい『BX2HT』、平塚新夢選手、永嶋花音選手がコントロール性が高く適度につかまる『BX1ST』、加藤麗奈選手、伊藤愛華選手が低スピンモデルの『BX1LS』を使用しています。ゴルフ5レディスはお休みでしたが、桑木志帆選手も『BX1LS』です」(中原さん)
3モデルに使用選手の偏りがないのは、モデル全体の完成度が高く、選手がつかまりやスピン量などによって自分に合ったモデルを違和感なく選べるからでしょう。

『左から「BX2HT」「BX1LS」「BX1ST」ドライバー』
ボールは「ツアーB X」と「ツアーB XS」でほぼ半々の使用率。
性能としては「ツアーB X」のほうがやや飛距離が出やすく、「ツアーB XS」のほうがアプローチのスピン量が多いボールです。
「大東建託・いい部屋ネットレディス」で優勝した加藤麗奈選手は、前年の同じ試合でウェッジショットが戻りすぎて距離感が合わなかった経験から、直前でボールを「ツアーB XS」から「ツアーB X」に変更したのがハマったそうで、こういった微妙な差がスコアにつながることもあると考えると、ボール選びの重要性を再認識させられます。

『「ツアーB X」と「ツアーB XS」で半々の使用率』
ブリヂストンは用品の評判もいいメーカーとして知られています。
「選手から好評なのがハットです。ひさしが大きく、接触冷感素材で通気性もいいので夏でも涼しいんです。スポンサー契約のワッペンなどの関係で試合ではかぶれないケースも多いんですが、練習日には多くの選手がかぶってくれていますので、ぜひチェックしてみてください」(中原さん)

『プロからも好評なハットなど小物も充実している』
ツアー会場では、選手のクラブだけでなくさまざまな小物などにも注目してみると面白そうです。
<ゴルフ5レディストーナメントについてはこちら>
https://www.golf5-ladies.com/
【文章・写真】アルペングループマガジン編集部