ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深掘りゴルフギア】。
第216回は、グラファイトデザインのウッド用シャフト「ツアーAD EK」を紹介する。
グラファイトデザインのシャフトというと、松山英樹選手御用達の「ツアーAD DI」や、タイガー・ウッズも使った「ツアーAD VF」などハードめなシャフトのイメージが強い。
実際、例年の新商品を他メーカーの製品と比較すると、少し硬めで手強い印象がある。
しかし、2026年モデルの「ツアーAD EK」シリーズは、かなりしなやかに動くシャフトで、「いい意味でグラファイトデザインっぽくない」と、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちの間で評判だという。
プレステージ新宿店の石関泰フィッターも「想像以上に動くシャフトで、かなり幅広いゴルファーにマッチしそう」と話す。
『ゴルフ5プレステージ新宿店の石関泰フィッター』
「ワッグルしたときからプルンプルンと動く感じがあり、しなやかなのでびっくりしました。振ってみてもあまり粘らず、切り返し直後から積極的に走ってくれます。インパクトに向けてスピーディーにしなり戻るので、球もつかまり、高さも出そうです。結構“お助け系”のシャフトだと思います」(石関さん)
『切り返しの直後から走り、その後もう「ひと走り」する感覚』
とはいっても、ただ先が突っ走って暴れるような不安定さはなく、変な引っかけが出たり、プレーヤーの意図に反してフェースが返ってしまったりすることはない。
これは、「3Dスピードトルネード」で曲げ・ねじれ・つぶれの3方向をコントロールしながら手元側を安定させ、「NEW SHAPE」「AD SHIELD」で先端部の変形も抑制したうえで、中間〜先端をしなやかに動かしてスピードを生み出すという設計思想によるものだ。
「手元を安定させる→中間から先がしなる→インパクトに向かってスピードを出す」という二段階の走り方は、ネーミングの「EK=EXTRA KICK」という表現にふさわしいものだ。

『曲げ・ねじれ・つぶれの3方向をコントロールし、手元側を安定させつつ先端部の変形も抑制』
「スペック的には振動数も結構出ているし、重量も6Sで56g、トルクは4.4と、それなりにしっかりしているんですが、この振り心地と走り感はそれを感じさせません。もちろん、大慣性モーメントヘッドでもモタつかないですし、かなり面白いシャフトだと思います。個人的には、このカラーリングが最近の輸入車などに多いカッコいい色だと思うので、そういった点でもおすすめしたくなります」(石関さん)
『独特のブルーグレーのカラーリングもカッコいい』
ゴルフ5プレステージなら、ドライバーからFWまでのシャフトについて、長さや重さはもちろん、振動数までしっかりフローさせることで、振り心地がそろうセッティングを提案できる。FWが苦手という人はとくに、この「振動数フロー」で一気に改善する可能性が高いので、ぜひフィッティングを受けてみていただきたい。
『ドライバーからフェアウェイウッドまで振動数フローで管理するので振り心地がそろう』
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【文章・写真】アルペングループマガジン編集部