卓球やテニスなど、ボールを用具で打ち返す形式のスポーツは、打球時のフォームが重要になります。フォームが安定していないと、狙った場所に思い通りのボールを返すことができません。
結果として、試合に勝つのが難しくなってしまいます。
では、卓球におけるきれいなフォームとは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、きれいな卓球フォームを身に付けるメリットやコツをご紹介します。
【目次】
■きれいなフォームを身に付けるメリット
・ボールに素早く反応できる
・体力を消耗しにくい
■きれいな卓球のフォーム・スイングのコツ
・フォアハンドのコツ
・バックハンドのコツ
■フォームを身に付けるための練習方法は?
・多球練習
・素振り
■きれいなフォームは上達への最短ルート
■きれいなフォームを身に付けるメリット

試合で勝ったり、難しい技術を習得したりするには、きれいな卓球のフォームを身に付けることが大切です。きれいな卓球のフォームを身に付けるメリットとしては、次のような点が考えられます。
・ボールに素早く反応できる
卓球は、卓球台という非常に狭いスペースで、超高速なラリーが展開されるスポーツです。トップクラスのプロの試合になると、打球は時速100km以上になるともいわれています。
そのため、無駄な動きが多くなるとボールへの反応が遅れやすくなります。際どいコースに飛んできたボールは、そのまま相手の得点になるケースが増えてしまうはずです。
基本的なフォームを身に付けてスムーズに動けるようになれば、そのようなボールにも素早く反応できるようになり、余計な失点を防げます。
また、きれいなフォームだと姿勢が安定するため、ボールのコントロール力が高まる点もメリットです。
・体力を消耗しにくい
無駄な動きが多くなると、その分体力を消耗しやすくなります。
きれいなフォームというのは、無駄な動きが少ないものです。余計な体力の消耗を抑えられるため、試合終盤で体力が尽きてしまうといった事態を防ぎやすくなります。フォームが正しくなることで、体に負担がかかりにくくなり、けがの予防効果が期待できるのもメリットです。
加えて、卓球のさまざまな技術は、基本的なフォームを身に付けていることが前提にあります。難しい技術の習得を目指すうえでも、きれいなフォームを身に付ける重要性は高いといえるでしょう。
■きれいな卓球のフォーム・スイングのコツ

きれいなフォームを習得することには、さまざまなメリットがあります。では、卓球におけるきれいなフォームとは、どのようなものを指すのでしょうか。
基本的な打ち方であるフォアハンドとバックハンドを例に、きれいなフォーム・スイングのコツをご紹介します。
・フォアハンドのコツ
利き手側にきたボールに対する基本の打ち方がフォアハンドです。足を肩幅程度に開いたら、右利きの場合は左足、左利きの場合は右足を前に出して前傾姿勢気味に腰を落とし、ラケットを胸の前で構えるのが基本の構えとなります。
フォアハンドで打つ際のスイングの流れは、以下のとおりです。
【フォアハンドのフォームの流れ(右利きの場合)】
1.腰を回してラケットを利き手側にコンパクトに引く
2.体重を右足から左足に移動させながら、タイミングを合わせてラケットを前に振り打球する
3.自然に力を抜きながら、ラケットを左肩の先まで振り抜く
4.素早く元の姿勢(基本の構え)に戻る
左利きの方は、足や腕の動きを入れ替えてください。
スイングの際は、腕だけでなく体全体を使うことがポイントです。体を上手に使うことで、ボールに全身の力を伝えられます。
また、インパクトの際はラケット面をやや前方に傾け、面をボールにかぶせるようなイメージで打つと、ボールの飛びすぎが原因のアウトを防ぎやすくなります。
・バックハンドのコツ
利き手側とは反対にきたボールを打ち返すのがバックハンドです。フォアハンドに比べると苦手意識を持っている方も多いかもしれませんが、コツを押さえればしっかり打てるようになります。
基本的な構え方はフォアハンドと同じです。足を肩幅程度に広げて腰を落とし、ラケットを胸の前で構えましょう。
【バックハンドのスイングの流れ(右利きの場合)】
1.両膝を軽く曲げながら、腰をひねってラケットをお腹側に引く
2.両膝を伸ばしながら、肘を起点にしてラケットを前に振り打球する
3.力を抜きながらフォロースルーを取り、素早く元の姿勢に戻る
ボールは体の正面で打つイメージです。
体の構造上、バックハンドはフォアハンドに比べると体を上手に使うのが難しい打ち方です。腕や手首を使って、コンパクトながら素早いスイングを心がけましょう。
腕や手首の使い方に慣れるまでは、少し大きめにスイングしておき、徐々にコンパクトに打つように修正していくのも良いかもしれません。
■フォームを身に付けるための練習方法は?
きれいなフォームを習得するためには、練習を繰り返して体に動き方をなじませることが大切です。
きれいな卓球のフォームを身に付けるための練習方法とコツをご紹介するので、日々の練習の参考にしてみてください。
・多球練習
たくさんのボールを打球するのが多球練習です。ラリーとは異なり相手のレシーブミスがないので、連続してボールを打ち続けることができます。
実際にボールを打ちながらの練習になるため、効率的にフォームを身に付けることが可能です。
ただし、「ボールを打つこと」自体が目的になると、フォームが崩れてしまう恐れがあります。打ち損じても構わないので、まずは「きれいなフォームで打つこと」を意識しながらスイングすることが重要です。
・素振り
ボールを打たずにその場でスイングする素振りも、フォーム習得に役立つ練習方法です。スイングスピードの向上も期待できます。
その場で素振りをするだけではなく、実戦を想定して動きながら素振りを行うと、フットワークの練習も兼ねることが可能です。
多球練習では返球そのものに意識が向いてフォームまで気が回らない方や、自宅で多球練習をするのが難しい方などは、素振りを行ってみてはいかがでしょうか。
初心者の方の場合は、漫然と素振りを続けることでフォームが崩れてしまう恐れがあるため、練習の際は注意が必要です。
実際の打球をイメージしながら、正しい方法でスイングすることを心がけましょう。
また、鏡の前でスイングする、練習風景を動画で撮影して見返すなど、自分の感覚と実際の動きの違いを修正していくことも大切です。
■きれいなフォームは上達への最短ルート
試合展開がスピーディーな卓球では、できる限り無駄な動きをなくすことが上達への近道です。速いラリーの中でも効率的に動くためには、きれいで無駄のないフォームを身に付ける必要があります。
きれいな卓球のフォームは、一朝一夕で身に付くものではありません。地道に練習を繰り返して土台となるフォームをしっかりと固め、卓球の上達を目指しましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部