バレーボールの試合を見たり、実際に自分でプレーしたりする際に、どこに誰がいるのかわからない、次はどこで構えておけば良いのか悩んでしまうということはないでしょうか。
しかし、ローテーションは基本のルールを知っておけば、簡単に理解できるようになります。
この記事では、バレーボール初心者の方向けに、基本的なポジションとローテーションのルールを解説します。試合観戦にも使える基本的なルールなので、これを機に覚えてみてはいかがでしょうか。
【目次】
■ローテーション理解に欠かせない基本のポジション
■バレーボールのローテーションのルール
・位置番号とポジション
・ポジションが変わるタイミング
■ローテーションで勘違いしがちなルール
・ローテーションを行うタイミング
・位置番号とポジションの違い
・位置番号を崩して良いタイミング
■ローテーションを覚えて試合観戦をさらに楽しもう
■ローテーション理解に欠かせない基本のポジション

バレーボールのローテーションを正しく理解するには、役割としての基本的なポジションを知っておく必要があります。テレビでよく見る6人制バレーボールの基本的なポジションと、それぞれの役割を見ていきましょう。
【セッター】
アタッカーにトスを渡す、チームの司令塔的存在です。ボールの下に素早く向かうスピードに加えて、味方がプレーしやすい位置にトスを上げたり、相手チームの動きを見て次のプレーを判断したりする能力も求められます。
【アウトサイドヒッター(ウイング)】
スパイクやブロック、レシーブなど、攻守にさまざまな役割を果たすポジションです。さまざまなプレーを高水準に行える器用さが求められます。
【ミドルブロッカー】
ブロックが主な役割のポジションです。身長の高い選手が努める傾向にあり、クイック攻撃に参加することもあります。
【オポジット】
セッターの対角に位置するポジションです。守備の負担は少なく、主に攻撃に特化した役割を担います。
【リベロ】
守備専門の役割を持つポジションで、他の選手とは異なるユニフォームを着用します。前衛でプレーしたり、スパイクやサーブを打ったりすることはできません。
■バレーボールのローテーションのルール

バレーボールが「わかりにくい」と感じる一番の原因が、ローテーションではないでしょうか。バレーボールにおけるローテーションの基本ルールを見ていきましょう。
・位置番号とポジション
バレーボールでは、コート上の選手の位置に応じて、サーブを行う選手から反時計回りに番号が振られています。ローテーションのルールを把握するには、この位置番号(ポジション番号)も覚えておきましょう。
1:バックライト(サーブを行う位置、後衛の右)
2:フロントライト(前衛の右)
3:フロントセンター(前衛の真ん中)
4:フロントレフト(前衛の左)
5:バックレフト(後衛の左)
6:バックセンター(後衛の真ん中)
位置番号はあくまでもコート上のポジションを指すもので、役割としてのポジション(セッター・リベロなど)や、選手の背番号とは関係がありません。
このうち、後衛に位置する選手はコートのセンターラインから3mの場所に引かれた「アタックライン」より前でスパイクできません。
ローテーションで攻撃の得意な選手が後衛に回った場合は、バックアタックに徹するか、リベロなどの守備が上手な選手に交代するかを選択することになります。
・ポジションが変わるタイミング
位置としてのポジションは、セットの開始時点の並びで固定されます。並び順を間違えると反則になるので注意が必要です。
自チームが得点を決めて、相手からサーブ権を奪うとローテーションが行われ、時計回りにポジションをひとつずつ移動することになります。
例えば、フロントセンターにいた選手はフロントライトに、バックレフトにいた選手はフロントレフトにローテーションを行います。
■ローテーションで勘違いしがちなルール
「サーブ権を得たタイミングで選手が位置を変える」というのがローテーションの基本ですが、以下にご紹介する点は勘違いされやすい傾向にあります。
間違えていると反則を取られることもあるので、しっかりとルールを覚えておきましょう。
・ローテーションを行うタイミング
ローテーションは、得点を決める度に行うわけではありません。ローテーションを行うタイミングは、「自チームが得点を決めて、相手チームからサーブ権を得た時」に限られます。
そのため、サーブ権を持っているチームがそのまま得点を決めた場合、ローテーションは行いません。同じ人がサーブを打ち続け、ポジションは同じままでプレーを継続します。
・位置番号とポジションの違い
位置番号はあくまでもコート上の選手の位置関係を示すための番号です。セッターやリベロ、オポジットといった役割を示す「ポジション」とは関係がありません。
どちらも「ポジション」と呼称されるので混同しやすいですが、間違えないようにしましょう。
また、サーブを打つ際は位置番号のポジションにいる必要があるものの、ラリー中はポジションを崩しても問題ありません。そのため、ラリーが始まったら選手は本来自分が担当する役割のポジションに移動して、攻撃や守備を行うのが基本です。
・位置番号を崩して良いタイミング
ローテーションにおける位置番号は、あくまでもサーブを打つタイミングでのルールです。サーブを打った後は、自由にポジションを崩してプレーを行えます。
ただし、サーバーがボールをヒットするまではポジションを崩してはいけません。例えば、サーバーがトスを上げたタイミングで選手同士の位置関係が入れ替わると、反則を取られてしまいます。
注意したいのが、位置番号はあくまで「選手同士の前後左右の位置関係」を定めたルールで、動くこと自体が禁じられているわけではない点です。
サーブ前だとしても、選手同士の前後や左右の関係性が位置番号に沿っているのであれば、前衛はコートの左側に寄り、後衛はコートの右側に寄るといった変則的なポジショニングを取ることができます。
■ローテーションを覚えて試合観戦をさらに楽しもう
バレーボールのローテーションは、初心者の方は混乱しがちなルールのひとつです。特に、位置番号のルールなどは、知らないと「なんでアタックタイプの選手なのに後衛にいるのだろう」などと戸惑ってしまうかもしれません。
基本的には、次の2点を押さえておけば、ローテーションに関連する悩みの大部分は解消できるはずです。
・位置としてのポジションはサーブを打つタイミングまで崩してはいけない
・選手の位置が移動するローテーションは自チームがサーブ権を得たタイミングで行う
ご紹介した内容を参考にローテーションのルールを覚えて、バレーボールの試合観戦をさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。
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【文章】アルペングループマガジン編集部