バスケットボールにおいて、ディフェンスは相手の得点を防ぐために重要なプレーです。試合で相手に簡単に抜かれてしまうと、自分がシュートを外した時と同様に、悔しさを覚えることもあるでしょう。
実際の試合で相手に抜かれるのを防ぐには、ディフェンスの基本的なコツを習得することが大切です。この記事では、ディフェンスの時に相手に抜かれない方法をご紹介します。
【目次】
■相手に抜かれないためのディフェンスの基本
・すぐ動ける姿勢で構える
・間合いと体の向きを意識する
・サイドステップを活用する
・手を上げておく
■相手の攻撃を防ぐためのコツ
・手を動かし過ぎない
・相手のドライブを限定する
■相手のプレーを制限するのが抜かれないためのコツ
■相手に抜かれないためのディフェンスの基本

相手に抜かれないディフェンス方法を習得するには、バスケットボールのディフェンスの基本になる4つのポイントを意識することが大切です。
相手に抜かれる可能性を下げるためのディフェンスの基本としては、次の4点が挙げられます。
・すぐ動ける姿勢で構える
基本的に、1on1の際の進行方向はオフェンスが前方向、オフェンスについていくディフェンスは後ろ方向です。そのため、少しでも動き出しが遅れると、相手に簡単に振り切られてしまいます。
ディフェンスの際は、すぐに動ける姿勢で構え、相手の動きについていくことが大切です。
相手と正対したら、足を肩幅程度に開いた状態で腰を落とし、「パワーポジション」を取ることを心がけましょう。
ただし、動き出しやすい足幅は人によって異なります。日頃の練習の中で、自分が一歩目を踏み出しやすい足幅をつかんでおくことが大切です。
・間合いと体の向きを意識する
相手との間合いも、ディフェンス時に抜かれないためのコツのひとつです。相手と自分の距離が近すぎるとドライブで左右を抜かれるリスクが高まり、遠すぎるとそのままシュートを打たれたり、パスを出されたりするリスクが高くなります。
「相手に抜かれない」という点だけを重視するなら距離を取るに越したことはありませんが、その結果として相手に得点を決められるようでは本末転倒です。
一歩踏み出せば相手のボールに手が届く間合いをキープして、相手にプレッシャーをかけるようにしましょう。相手との具体的な距離は腕一本分(ワンアーム)ほどになります。
この時、体の向きがリングに向かって真っすぐになるように立つのではなく、相手の利き手側のコースを切るようなポジショニングをすることもポイントです。その状態で、胸を相手に向けるイメージで動き続けると、背中側を取られにくくなります。
・サイドステップを活用する
ディフェンスがオフェンスに対して横から当たりに行くと、ディフェンスファウルを取られやすくなります。そのため、ディフェンスは常に相手オフェンスと正対した状態で守らなければいけません。
ディフェンス時はサイドステップを活用して、左右に動いて相手のドライブコースを消すことが大切です。
足だけで左右に移動しようとすると重心が乱れてしまうため、全身を動かすことを意識してください。
また、両足が一定の幅を保つようにサイドステップを行うと、相手の切り返しにも反応しやすくなり、フェイントをかけられても抜かれるリスクを減らせます。
・手を上げておく
ディフェンスの際は、手をしっかりと上げておくこと(ハンズアップ)も重要です。片手は上に高く伸ばして、反対の手は低く横に広げることで、相手に対してプレッシャーを与えやすくなります。
手を広げることで、シュートコースはもちろん、ドライブやパスのコースを塞ぐことも可能です。片手でシュートコースを、もう片方の手でドライブやパスコースを制限することで、相手の動きを予測しやすくなる点もメリットといえます。
ハンズアップの際に両手で万歳をするように構えてしまうと、足元を抜かれる可能性が高まります。
また、左右のどちらに相手が動くか読みにくくなるため、相手に抜かれやすくなる点も問題です。
相手に抜かれるリスクを下げたい時は、片手は高く上げ、もう片方の手は横に広げることを心がけましょう。
■相手の攻撃を防ぐためのコツ

ディフェンスの一番の目的は、相手チームの得点を防ぐことです。端的に言えば、相手チームに得点されないのであれば、自分がオフェンスに抜かれたり、シュートを打たれたりしても最低限の仕事は果たせたということになります。
相手チームの攻撃や得点を防ぐために、次の点も意識しながらディフェンスを行いましょう。
・手を動かし過ぎない
バスケットボールにおいて、ディフェンスはただ「守る」プレーではなく、ボールを奪って自チームのオフェンスにつなげるための「攻める」プレーです。
そのため、相手からボールを奪うスティールを狙う意識を持つことが求められます。
ただし、ボールを奪いたいからといって手を動かし過ぎるのは避けましょう。ボールを取ろうとして手を大きく振り回していると、相手の体に手が触れてファウルを取られたり、大きな動きの隙にドライブで突破されたりするリスクが高まります。
スティールを狙う意識は大切ですが、終始スティールを狙うプレーを行う必要はありません。ファウルを取られないように、手はボールの近くで動かし、相手の手がボールから離れた瞬間にスティールを狙うのがおすすめです。
・相手のドライブを限定する
実際の1on1のシチュエーションにおいて、オフェンスを左右どちらにも行かせずに守り続けるのは困難です。オフェンス・ディフェンス間に相当な実力差がある場合は可能かもしれませんが、現実的にはフェイントをかけられたり、スピードで押し切られたりして、抜かれてしまうでしょう。
この時重要なのは「抜かれてはいけない」と思うのではなく、「抜かれた後に自チームが困るのはどんな時か」を考えながらプレーすることです。
仮に相手に抜かれたとしても、別のディフェンスが守っている方向に誘導できれば、シュートが決まる確率は下がります。
「こちら側なら行かれても良い」と割り切り、相手のドライブの方向を限定することも意識してみてください。コーナー側のスペースを広げて中央側は絞るなど、ドライブのコースを限定すると、自然と自分も早く動き出せるようになるので、結果として抜かれにくくなります。
■相手のプレーを制限するのが抜かれないためのコツ
ディフェンス時に相手に抜かれるのを防ぐためのコツは、相手との間合いを測ったり、コースを絞ったりすることです。相手のプレーを限定することで、自分が守るエリアも絞られるため、ディフェンスが行いやすくなります。
この時忘れてはいけないのは、バスケットボールのディフェンスに求められるのは「相手に抜かれないこと」以上に、「相手チームに得点されないこと」である点です。
相手が得意なプレーができないように立ち回りながら、ディフェンスを行うことを心がけましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部