フリースローは、バスケットボールの見どころのひとつです。シュートを決めても1点しか入りませんが、相手の妨害を受けずにシュートを放つことができるため、確実に決めておきたいシーンということもできます。決めれば試合の流れを大きく引き寄せられる一方で、反則を取られるとせっかくのチャンスが無駄になってしまうため注意が必要です。
この記事では、フリースローを打つライン(フリースローライン)の位置をはじめ、フリースローに関連するルールをご紹介します。
【目次】
■フリースローを打てるタイミングは?
■フリースローラインの位置
■ライン以外で注意したいフリースローのルール
・5秒以内にシュートを打つ
・ボールがリングに触れるまでは動けない
・シューター以外の立ち位置にも注意
■フリースローの成功率を高めるコツ
・高い放物線を意識する
・全身を使って打つ
■ルールに注意してチャンスをものにしよう
■フリースローを打てるタイミングは?

バスケットボールのフリースローは、相手からファウルを受けたり、特定の反則が発生したりした際に打つことができます。フリースローが与えられる主な条件と、与えられるフリースローの本数は、以下のとおりです。
【フリースローが与えられる条件】
・相手チームの選手がテクニカルファウルを行った(1本)
・相手チームがアンスポーツマンライクファウルやディスクォリファイングファウルを行った(1~3本)
・シュートモーションに入ったシューターがファウルを受けた(1~3本)
・相手チームのチームファウル数が規定回数(1クォーターで5回)に達した(2本)
ボール保持者がシュートモーションに入っていた場合は、状況によってフリースローの回数が変わります。3ポイントシュートの動作中なら3本、2ポイントシュートなら2本を打つことが可能です。
ファウルを受けたうえでシュートを決めた場合は、得点が認められたうえで1本のフリースロー(バスケットカウント)となります。
■フリースローラインの位置
前述のとおり、フリースローを打つことができるのは、相手のファウルまたは特定の反則が発生した場合です。サッカーのフリーキックとは違い、シュートを打つ場所はファウルが発生した場所ではなく、フリースローラインの後方(半円内)と定められています。
フリースローラインを踏んだり、越えたりした状態でシュートを打つことはできないため、プレーの際は注意しましょう。
フリースローラインの位置は、エンドラインから5.8m、バックボードから4.6m、リングの中心部からは4.225mです。
小学生カテゴリのミニバスはバックボードから4.0m、リングの中心部からは3.625mと少し距離が短くなっています。さらに、リングの高さもミニバスと一般カテゴリでは異なるため、実質的にボールを投げる距離は小学生と中学生以降で大きく変わります。
■ライン以外で注意したいフリースローのルール
フリースローの際は、投げる位置以外にも注意したいルールがいくつかあります。フリースロー時に注意したい主な点は、以下の3つです。
・5秒以内にシュートを打つ
フリースローを打つシューターは、審判からボールを受け取った後、5秒以内にシュートを打たなければいけません。5秒経ってしまった場合、シュートが決まったとしても得点は無効です。
シュートフェイクも禁止されているので、ボールを受け取ったらすぐにシュートを打つことを心がけましょう。
また、原則としてフリースローのシューターはファウルを受けた選手ですが、選手同士の身体的接触がないテクニカルファウルの場合は、コート上の選手から自由にシューターを選べます。
・ボールがリングに触れるまでは動けない
シューターは、ボールがリングに触れるまではフリースローラインを越えて前に出ることができません。リバウンドを取ろうとして、ボールがリングに当たる前にペイントエリア(制限区域)内に入ろうとすると反則になります。
また、ボールがリングに当たらずにバックボードだけに当たったり、エアボールになったりした場合は、シューターのバイオレーションです。
そのまま、相手チームのスローインで試合が再開されるので、最低でもリングに当てることを心がけましょう。
・シューター以外の立ち位置にも注意
フリースローの際は、シューター以外の選手の立ち位置も決められています。リバウンドに参加する選手はペイントエリア外の所定の位置に立つ必要があるため注意が必要です。
リバウンドに参加せずに、スリーポイントラインの外側に立つことは認められていますが、リバウンドに参加する選手の数を増やすことはできません。
また、リバウンドに参加する選手がペイントエリアに入ったり、スリーポイントライン外にいた選手がラインの内側に入ったりできるのは、ボールがシューターの手を離れてからです。
シュートを打つ前に中に入るのは反則なので注意してください。
その他、シューターを妨害するような行為を行うのも禁止です。
■フリースローの成功率を高めるコツ

フリースローは、得点を決める大きなチャンスのひとつです。シュートの成功率が低いと、その分チャンスを無駄にしてしまうため、成功率は高いほど良いといえます。
フリースローの成功率を高めたい方は、次の2点を意識して練習を行いましょう。
・高い放物線を意識する
フリースローに限った話ではありませんが、バスケットボールのシュートのコツは、ボールが高い放物線を描くように投げることです。
弾道が低く直線的なシュートは、リングやバックボードに当たっても強く跳ね返ってしまい、ネットを通過しにくくなります。
特に、フリースローはジャンプしないで打つ傾向にあるため、弾道が普段のシュートよりも低くなりがちです。普段以上に高い放物線を描くことを意識しましょう。
・全身を使って打つ
腕の力だけでボールを投げようとすると、シュートのコントロールがつきにくくなります。膝を曲げて、下半身の力も使いながらボールを投げる意識を持つことがポイントです。
また、フリースローの際は足を置く位置を毎回同じ場所に固定することを心がけましょう。フリースローラインからリングまでの距離はどんなコートでも同じなので、足を置く位置を固定すれば毎回同じ場所からシュートを放てます。リングまでの距離や角度を毎回調整する必要がなくなるため、成功率を高めることが可能です。
■ルールに注意してチャンスをものにしよう
フリースローは、立ち位置をはじめとしてさまざまなルールが定められているプレーです。ルールを知らないと、反則を取られてせっかくのチャンスを無駄にしてしまうかもしれません。
特に、少しでも近い位置からボールを投げようとした結果、シュート時にラインを踏んでしまうのは非常にもったいないプレーです。
基本的なルールをしっかり確認したうえで、フリースローを打つことを心がけましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部