【バレーボール】フォアヒットはどんな反則? 基本ルールを理解しよう

あらゆるスポーツは、ルールという決まり事を設けることで、試合を競技として成立させているものです。スポーツごとにルールの詳細は異なりますが、バレーボールは球技の中では珍しく、ボールを直接保持したり、床に落としたりすることができません。
さらに、ラリー中に1チームがボールに触れて良い回数にも制限があるため注意が必要です。
この記事では、6人制バレーボールの基本的な反則のひとつである「フォアヒット」の概要や、試合中に起こりやすい反則の例をご紹介します。

 


【目次】
■フォアヒットとは
■フォアヒットになりやすいシーン
・レシーブが乱された
・チーム内の誰が取るのか決まっていない
■ブロックに当たった場合はカウントする?
■フォアヒット以外のよくある反則
・キャッチ(ホールディング)
・オーバーネット
・タッチネット
・パッシング・ザ・センターライン
■フォアヒットのルールを理解して試合に臨もう

 

 

■フォアヒットとは
フォアヒットとは、バレーボールにおける反則のひとつです。バレーボールのラリーでは、自コートに入ったボールに3回触れるまでの間に相手コートに返球しなければいけません。
レシーブの乱れや数え間違いなどが原因で4回ボールに触れてしまった場合は、フォアヒットの反則になります。
審判が片手で4本の指を立てるジェスチャーをしている場合は、フォアヒットと判定されています。

以前は「オーバータイム(オーバータイムス)」と呼ばれていた反則ですが、現在はフォアヒットと呼ばれることが多いです。

 

 

■フォアヒットになりやすいシーン
バレーボールの一般的なルールを知っていれば、故意にフォアヒットを起こすことはほとんどないはずです。
では、どのようなシーンでフォアヒットになりやすいのでしょうか。フォアヒットが起こりやすいシチュエーションの例を、2つご紹介します。

 

・レシーブが乱された
サーブレシーブやスパイクレシーブが乱されてしまい、ボールがセッターの位置に返らないと、次の選手も体勢が崩れたままでボールを処理する可能性が高くなります。
ボールを相手コートに入れるのではなく、ボールを何とか上げることが優先された結果、フォアヒットになってしまうこともあるでしょう。

 

また、バレーボールは基本的には手でボールを扱うことが多いものの、ルール上は体のどこかにボールが当たった時点で「1回触れた」という扱いです。
ボールが味方の体に触れていたことに気がつかず、無意識のうちにフォアヒットを起こしてしまうケースも考えられます。

 

 

・チーム内の誰が取るのか決まっていない
チーム内で意思の疎通が上手にできておらず、誰がボールを取るのかが不明瞭な場合も注意が必要です。
コミュニケーションが取れていないと、ボールの落下地点の近くにいた選手が集まり、いわゆる「お見合い」と呼ばれる状況に陥ったり、複数の選手が同時にボールに触れてしまったりする可能性が高くなります。

 

ルール上、同じチームの2人の選手が同時にボールに触れること自体は認められていますが、6人制バレーでは「2回ボールに触れた」カウントになる点に注意が必要です。次の1プレーで相手コートにボールを返さなければいけないため、フォアヒットのリスクが一気に高まります。

一方で、ママさんバレーなどで広く採用されている9人制バレーボールでは、2人同時にボールに触れた場合も接触回数は1回とカウントされるため、大きな問題にはなりにくいです。


 

■ブロックに当たった場合はカウントする?

 

相手チームからのスパイクに対して、前衛のブロッカーは手を出して対応するのが基本になります。ブロック時に手にボールが当たった場合は、フォアヒットの接触回数にはカウントされません。
ブロックによるタッチではなく、その次のレシーブが1回目の接触としてカウントされます。そのため、ブロックを行った場合は実質4回ボールに触れることが可能です。

一方で、9人制バレーボールではブロックによる接触も1回としてカウントされます。

 

 

■フォアヒット以外のよくある反則

 

バレーボールには、フォアヒット以外にもさまざまな反則行為があります。試合で見聞きすることが多い代表的な反則の例は、以下のとおりです。

 

・キャッチ(ホールディング)
名前のとおり、ボールの動きを止める反則がキャッチ(ホールディング)です。オーバーハンドパスの際にボールをつかんでしまった、ボールをすぐに弾かなかった、レシーブ時にボールが腕の間に挟まったなどが該当します。
特に、ボールをためるような動作をすると反則を取られやすいです。
ボールに触れたらすぐに手首を引いて、ボールに触れる時間を減らすように心がけましょう。

 

 

・オーバーネット
バレーボールのオーバーネットは、体の一部を相手コート側に出して、ボールに触れるプレーを禁止するルールです。相手がボールに触れる前に、相手コート側に手を伸ばしてボールに触れると反則となり、相手チームに得点が入ってしまいます。

 

6人制バレーの場合は、相手がスパイクしてきたボールをブロックするために、相手コート側に手を出してコースを消すプレーもルール上認められています。
ただし、9人制バレーはネットを越えて相手のスパイクを防ぐブロックは禁止です。9人制バレーをプレーする際は、相手コート側でボールに触れる行為は全て禁止されていることを覚えておきましょう。

 

 

・タッチネット
タッチネットは、インプレー中にネットの両脇のアンテナやネットに体が当たってしまう反則です。対象は選手の体なので、髪の毛やユニフォームがネットに触れるのは認められています。

 

また、タッチネットの対象になるのはインプレー中のボールに関連するプレーです。得点が決まった後にネットに触れたり、ボールの動きとは全く関係がないプレーでネットに触れたりしても、原則として反則は取られません。

 

 

・パッシング・ザ・センターライン
足がネット下の中央のラインを完全に越えて、相手コート側についてしまう反則です。スパイクやブロックといったプレーの後に、勢い余ってラインを越えてしまうケースが考えられます。

タッチネットと同様に、得点が決まった後に足がラインを越えて相手コート内に入ってしまうケースなどは、ルール上は問題ありません。


 

■フォアヒットのルールを理解して試合に臨もう
フォアヒットは、相手チームに返球するまでに、1チームが4回ボールに触れてしまうと取られる反則です。基本的には、故意に起こる反則ではありませんが、連携ミスなどをきっかけに発生することは大いに考えられます。
レシーブが乱れた場面や、チーム内での連携が曖昧な場面での偶発的な発生を防ぐことを心がけましょう。
日頃の練習から、落下地点での役割分担や選手同士の声掛けを徹底することが大切です。

フォアヒットをはじめ、バレーボールにはさまざまなルールが存在します。基本的なルールを把握して、バレーボールの試合に臨んでください。


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【文章】アルペングループマガジン編集部

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