道路交通法の改正に伴い、2026年4月1日から自転車にも交通反則制度(いわゆる青切符)が導入され、軽微な交通違反に対しても反則金の納付が求められるようになりました。自転車の交通ルールに対する意識が高まる中で、改めて見直したいのが自転車用のヘルメットです。
自転車を安全に運転するために役立つヘルメットですが、どのようなものを選べば良いのでしょうか。
この記事では、自転車でヘルメットを着用するメリットや、選び方のポイントなどをご紹介します。
【目次】
■自転車に乗る時はヘルメットを着用しよう
■自転車用ヘルメットの選び方
・頭にフィットするか
・安全性に関する認証があるか
・通気性や軽さも確認を
・ヘルメットのデザインもポイント
■ヘルメットを交換するタイミングは?
・衝撃を受けた
・3年程度使い続けている
■自転車に乗る際はヘルメットで頭を守ろう
■自転車に乗る時はヘルメットを着用しよう

2023年の道路交通法の改正に伴い、自転車に乗る際はヘルメットの着用が努力義務となりました。2026年に施行された改正でもヘルメットの着用については特に変更がないため、現在も努力義務のままです。
そのため、ヘルメットをかぶらずに自転車を運転したからといって、特に罰則があるわけではありません。
しかし、自転車乗車中の死亡事故のうち、約半数が頭部へのけがが原因というデータや、ヘルメットを着用していない場合の致死率は着用していた場合と比べて約2倍高いというデータもあります。※
ヘルメットをかぶることは、万が一の事故の際に、被害を減らすことにつながるといえます。
※参照
警察庁「自転車の交通ルール」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/portal/rule.html
警視庁「自転車用ヘルメットの着用」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/helmet.html
■自転車用ヘルメットの選び方

安全かつ快適に自転車に乗るには、自分に合うヘルメットを用意することが大切です。自転車用ヘルメットの選び方のポイントを、4つご紹介します。
・頭にフィットするか
ヘルメットのサイズが合っていないと、運転中にヘルメットがズレて脱げてしまったり、頭が締め付けられて痛みを覚えたりする可能性があります。頭部を確実に守るために、頭にフィットするヘルメットを選ぶことが大切です。
商品説明に記載の「頭回り(頭囲)」のサイズから、自分の頭にフィットするかどうかを確認しておきましょう。額の真ん中から後頭部の出っ張っている部分を1周した時の長さが頭回りのサイズの参考になります。
海外メーカー製のヘルメットの場合は、日本人の頭の形に合わせて作られた「アジアンフィットモデル」を選ぶのがおすすめです。
・安全性に関する認証があるか
ヘルメットは、あくまでも安全を確保するためにかぶるものです。安全性に関する規格をクリアしていて、認証を受けているヘルメットを選ぶと良いでしょう。
日本国内で流通しているヘルメットの場合は、次のようなマーク・規格が参考になります。
・JCF:日本自転車競技連盟の認証マーク
・SG:一般財団法人 製品安全協会の認証マーク
・CE:ヨーロッパ(欧州連合)の定めた安全基準に適合した商品に付与される認証マーク
・CPSC:米国消費者製品安全委員会が定めた安全基準に適合した商品に付与される規格
これらの認証を受けているものは、一定の安全基準を満たしていると考えて問題ありません。
また、市販品の中には認証のないものや、「認証済み」と記載しながら安全規格に適合していないものもあるため注意が必要です。
・通気性や軽さも確認を
ヘルメットをかぶっていると、頭部が蒸れたり、重さを感じて疲れたりすることも考えられます。長時間着用する可能性がある場合は、通気性や軽さも確認しておきましょう。
通気性が良いものほど、汗をかいても蒸れにくく、軽量なものほど頭が疲れにくくなります。
特に、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクのような運動の要素が強い自転車は、シティサイクル(ママチャリ)以上に長時間乗り続けることが想定されます。
通気性や軽さに優れたモデルを用意しておくと安心です。
・ヘルメットのデザインもポイント
自転車に乗る目的や好みなどに応じて、ヘルメットのデザインも確認しておきましょう。おしゃれなデザインなら、より気軽にヘルメットをかぶりやすくなるはずです。
基本的には、ロードバイクのようにスピードを出しやすい自転車の場合は、スポーティーなデザインだと合わせやすくなります。
また、近年はヘルメットとは思えないデザインの商品も見られます。通勤や通学、買い物といったシーンで使う場合は、シンプルで普段の服に合わせやすいデザインや、ヘルメットには見えないデザインを選ぶのがおすすめです。
■ヘルメットを交換するタイミングは?
自転車用のヘルメットは消耗品で、一度買えば永遠に使い続けられるものではありません。寿命を迎えたヘルメットを使い続けていると、想定していた効果が得られないことも考えられます。
より安全に自転車に乗るために、ヘルメットを交換するタイミングも覚えておきましょう。
・衝撃を受けた
一般的なヘルメットは、衝撃を受けた際に内部の「ライナー」と呼ばれる部分が衝撃を吸収・緩和することで、頭部を保護する仕組みです。
転倒などで一度でも強い衝撃を受けたヘルメットは、外観上は問題がないとしても、内部のライナーが損傷して性能が落ちている可能性があります。
ヘルメットに衝撃が加わった場合は、使用を止めてすぐに新しいものに交換するのがおすすめです。
・3年程度使い続けている
丁寧に扱っていたとしても、汗や皮脂、紫外線などの影響を受けて、ヘルメットは徐々に劣化していきます。劣化が進むと保護機能が落ちてしまうため、事故がなかったとしても、長期にわたって同じヘルメットを使い続けるのも避けましょう。
メーカーやモデルによりますが、概ね3年程度を目安に新しいヘルメットに交換すると、性能を保ちやすくなります。
■自転車に乗る際はヘルメットで頭を守ろう
自転車の交通ルールや罰則の見直しが進みつつある中で、ヘルメットの着用は引き続き努力義務となっていて、「かぶらなければならない」という義務ではありません。
しかし、ヘルメットで頭部を保護することで、命につながる大けがのリスクを下げる効果が期待できます。自分自身の命を守るために、ヘルメットを着用することを心がけましょう。
また、ヘルメットは徐々に劣化していくものです。事故に遭わなかったとしても、定期的に買い替えることをおすすめします。
ご紹介した内容を参考に、お気に入りのヘルメットを見つけて、自転車を安全に活用しましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部