焚き火を使ったコーヒーの焙煎にチャレンジ! 自分好みの味わいを楽しもう

キャンプや登山など、アウトドアシーンで飲むコーヒーは普段以上においしく感じるものです。キャンプの際に必ずお気に入りのコーヒー豆を用意して、コーヒーを楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。
外で飲むコーヒーをさらに楽しみたい方は、コーヒー豆の焙煎からチャレンジしてみるのがおすすめです。
この記事では、キャンプの定番アクティビティである焚き火を使ってコーヒー豆を焙煎する方法をご紹介します。

 


【目次】
■「焚き火でコーヒー焙煎」に必要な道具
■焚き火でコーヒーを淹れる方法
・1.豆を洗う
・2.豆を焙煎する
・3.好みの粗さに豆を挽く
・4.道具を使って抽出する
■焚き火で焙煎する際のコツ
・焙煎具合は音で確認を
・焙煎した豆はすぐに冷まそう
■焚き火で自分好みのコーヒーを楽しもう

 

 

■「焚き火でコーヒー焙煎」に必要な道具
焚き火でコーヒー豆の焙煎から始める場合は、焚き火用品や生豆以外にも次のような道具が必要になります。焙煎にチャレンジする際は、以下の道具も用意しておきましょう。

 

【焙煎器(ロースター)】
豆類を煎るために使用します。メッシュ状になっていて、チャフと呼ばれる薄皮を隙間から落とせるのが特徴です。持ち手が長いとやけどのリスクを減らせます。
専用の焙煎器がない場合は、直火対応のフライパン(スキレット)やシェラカップなどで焙煎を行うことも可能です。

 

【耐熱グローブ】
焙煎の際は火元に手を近づけることになります。熱から手を守るために、耐熱グローブも必ず用意してください。

 

【コーヒーミル】
焙煎したコーヒー豆を挽くためのコーヒーミルも必要です。アウトドアシーンでは電源の確保が難しいので、手動式のコーヒーミルを用意しておきましょう。

 

【抽出用のアイテム】
お湯を沸かすケトルやハンドドリッパー、パーコレーターといった抽出用のアイテムも必要です。必要なアイテムは抽出方法によって異なるので、好みに応じて用意しておきましょう。
また、抽出したコーヒーを注ぐマグカップなども忘れずに用意してください。

 

 

■焚き火でコーヒーを淹れる方法

 

道具を用意して焚き火を起こしたら、さっそくコーヒー豆の焙煎にチャレンジしていきましょう。焚き火でコーヒー豆を焙煎したり、淹れたりする際のポイントを、基本的な手順ごとにご紹介します。

 

・1.豆を洗う
好みにもよりますが、事前に生豆を水に浸して軽くこすり洗いしておきましょう。こすり洗いすることで、生豆に付着したゴミやチャフを取り除くことができます。チャフは焙煎時に飛び散りますが、水洗いの段階である程度落としておくと飛び散る量を減らせます。
焼きムラを防いで、味わいをクリアにしやすい点も豆を洗うメリットです。

 

また、生豆の中には虫食いや未成熟のものが混じっていることもあります。雑味の原因になるため、豆を洗う段階でそれらを取り除いておくことも、おいしいコーヒーを楽しむポイントです。

 

・2.豆を焙煎する
豆を洗い終わったら、キッチンペーパーなどで水気をしっかりと取ってから焙煎器に入れます。焼きムラの原因になるので、生豆の入れすぎには注意しましょう。
焚き火に焙煎器を掛けたら、焼きムラができないように焙煎器を揺らして豆を動かし続けるのがポイントです。

 

この時、焙煎器と火の距離が近すぎると、豆の表面が焦げて中は生焼けの状態になってしまいます。火に当たるか、当たらないか程度の距離で焙煎を続けましょう。

焙煎中に出るチャフは雑味の原因になるため、できるだけふるい落としておきます。焙煎を続けていると「パチパチ」という音が聞こえてきます。パチパチ音とともに豆が好みの色味になったら火からおろし、豆を冷ましたら焙煎は完了です。

 

・3.好みの粗さに豆を挽く
焙煎が終わって粗熱も取れたら、抽出方法に合わせて豆を挽きます。基本的に、コーヒー豆は粗く挽くほどクリアな味わいに、細かく挽くほど苦味やコクが際立つ味わいになります。
味わいの好みにも左右されますが、フレンチプレスやパーコレーターを使う場合は粗挽きに、ハンドドリップする場合は味わいのバランスが取れた中挽きを目安にするのがおすすめです。

また、コーヒーミルがない場合は、豆を清潔な布に包んでから石などで叩き潰すと粗挽きにできます。

 

・4.道具を使って抽出する
豆を挽く工程まで終わったら、道具を使ってコーヒーを抽出します。主な抽出方法と特徴は、以下のとおりです。

 

【ハンドドリップ】
ドリッパーとフィルターを使って、コーヒーを1杯ずつ抽出する方法です。フィルターの種類やお湯の温度、注ぎ方などで味わいが変わるため、淹れ方の違いによる変化を楽しめます。

 

【パーコレーター】
挽いた豆と水を専用のポットに入れ、火にかけることでコーヒーを抽出します。一度に数杯分のコーヒーを作れるのがメリットです。豆を細かく挽くと雑味が出やすいので注意してください。

 

【フレンチプレス(コーヒープレス)】
抽出器具にお湯と挽いた豆を入れてから、粉を濾すことでコーヒーを抽出する方法です。分量や抽出時間を守れば味わいがブレにくい点や、抽出の手順が少ない点がメリットとして挙げられます。

 

お気に入りの一杯を楽しむならハンドドリップ、量を作りたい時はパーコレーターなど、好みやシチュエーションに応じて淹れ方を選ぶと良いでしょう。
よりアウトドアらしいコーヒーを楽しみたい方は、ケトルに水と挽いた豆を入れて煮出す、北欧の伝統的な飲み方にチャレンジしてみるのもおすすめです。


 

■焚き火で焙煎する際のコツ


焚き火での焙煎を上手に行うには、いくつかコツを押さえておく必要があります。焚き火で焙煎する際は、次のコツを意識しておきましょう。

 

・焙煎具合は音で確認を
コーヒー豆の焙煎具合は豆の色味だけでなく、音からも判断できます。豆を火に掛けてしばらく焙煎を続けるとコーヒー豆の水分が抜け、「パチパチ」という豆が爆ぜる音が聞こえます。
この音は「ハゼ」と呼ばれるもので、焙煎が進んでいるサインです。1回目のハゼ(1ハゼ)が始まった頃から、一気に豆の焙煎度合いが進みます。

 

一般的には、1ハゼが始まった直後が浅煎り、1ハゼの音が止まった辺りが中煎り、2ハゼ目まで進んだら深煎りの目安とされています。
音を目安に、好みの焙煎度合いを見極めましょう。

 

・焙煎した豆はすぐに冷まそう
焙煎が終わったら、豆をすぐに火からおろして、うちわや扇風機などを使って冷ましてください。そのまま放置してしまうと、余熱によって焙煎が進んで味わいも変わってしまいます。
できる限り手早く冷ますことが、自分好みのおいしいコーヒーを飲むコツです。

 

 

■焚き火で自分好みのコーヒーを楽しもう
焚き火でコーヒー豆の焙煎をするのは、手間がかかるものです。その反面、ゆっくりと自分好みの味を探る楽しみも味わえる贅沢な時間でもあります。
自分で焙煎から手掛けたコーヒーは、普段以上に特別な一杯に感じられるはずです。キャンプなどのアウトドアシーンで飲むコーヒーが好きな方は、焚き火での焙煎にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


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【文章】アルペングループマガジン編集部

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