ナイキ至上最高の販売足数を誇る、ペガサスシリーズは「すべてのランナーのためのシューズ」という誕生時からの変わらぬコンセプトで40年以上愛されてきた。そんなシリーズ最新作、42代目のペガサスは、誰でも履きこなせる万能性に、歴代最高の推進力を加えたモデルとなっている。その鍵となるのは、足裏全体に搭載されたAir Zoomユニットだ。ナイキの中で最もエネルギーリターンの高いテクノロジーである、Air Zoomを曲線状に配置することで、反発を推進力に変えている。加えて、反り上がったつま先部分に3mmほどクッションを備えることで、前に乗り込んだときも反発の恩恵を受けることが可能に。
東京国際大学で2年時から3年連続、箱根駅伝「花の2区」を走り、東京五輪、世界陸上への出場経験もある伊藤達彦選手(Honda)もペガサス 42を愛用するアスリートの一人だ。トップ選手は、どこにペガサス 42の魅力を感じているのか。4月、新国立競技場に隣接する都立明治公園内にオープンした「ALPEN RUN MEIJI PARK」のイベントにゲストとして伊藤選手が登場。市民ランナーとともにペガサス 42で街を駆け抜ける彼に、詳しくお話を伺った。

――本日のイベントはいかがでしたか
こういう経験は初めてだったので、新鮮な気持ちで市民ランナーの方と触れ合いながら、ランニングをすることができ、楽しかったです。ALPEN RUN MEIJI PARKは新国立競技場が近く、ランニングに持ってこいの場所だと思いました。

――ペガサス 42が進化したと感じる点は
ペガサスは35から履いていますが、数字が上がっていくごとにクッション性、推進力が増している印象です。ペガサス 42は、前モデルより反発が上がって、推進力が出たと思います。4:30~3:40/kmのペース帯は全然走れますね。僕はジョギングシューズにこだわるのですが、色々試した中でペガサス 42が一番よかったです。推進力、安定感、クッション性が揃っていて、フィット感もいいので、好きです。

――どういう風にシューズを履き分けていますか
クッション性のあるボメロが、レース後など足が疲れているとき履くのに対し、ペガサス 42はオールラウンダーです。ロードでは程よいクッション性を発揮し、不整地では安定します。「今日はちょっと長めのジョグをしたい」というときにおすすめです。普通のジョグでも使えますし、20kmくらいまでの距離を走る練習にもいいと思います。

――皆さんと一緒に走っていかがでしたか
一人で走ると自分のことを考えたりできる反面、寂しさもあります。誰かと一緒にしゃべりながら走った方が時間もあっという間です。気持ちが乗らないときも、仲間がいると「走るか!」となり、モチベーションを維持できます。ランニングを継続していく上で、そういうコミュニティがあるのは、とてもいいことだと思います。

――伊藤選手にとって仲間とは
僕は、チームメイトが近くにいるので、悩んだときや、練習メニューのことは相談をしやすいです。身近に仲間がいるのは、競技にとってすごくプラスになります。特に、駅伝では、みんなで切磋琢磨して結果を出しますが、ひとつの成功が自分だけのものではなく、一緒に喜びを分かち合えるのが魅力的です。

――ランニングを始めようという方へひとこと
ランニングは誰でも手軽に始められますが、すごく奥が深く、毎日ちょっとずつ積み重ねた結果が目に見えて出てきます。そういう楽しさに気づいてもらえたら、どんどん走ることが楽しくなると思います。

――今後の目標は
いままでトラック競技をメインに、五輪にも出ることができましたし、日本選手権も5000mと10000mで優勝できました。トラックを続けてもよかったのですが、最後はマラソンにチャレンジして、結果を残したいという想いがあり、今年初マラソンに挑みました。直近は北海道マラソン優勝が目標です。MGCの出場権を獲得し、マラソンで五輪に出られるよう頑張りたいと思います。
イベントでは、伊藤選手とともに日常的に走る習慣のある、シューズへの感度が高いランナーたちもペガサス 42を履いて街中を疾走した。市民ランナーにペガサス 42は、どう映ったのだろうか。

参加者男性:
前作からクッション性が変わった気がします。前足部のモチっとした感覚がアップしていて、アッパーも柔らかくフィット感があります。横幅に余裕があり、指先も痛くならない印象です。5:00/kmまでのデイリートレーニングで使いたいと思います。

参加者女性:
つま先が上がったのをすごく実感しました。最後の蹴り出しで、推進力やピッチが上がりそうな感じです。私は10年前からペガサスを使っている「ペガサス狂」ですが、これもこのまま買ってしまいそうです。

参加者男性:
長くも走れるし、速くも走れる。インターバルでも使えそうです。ジョグペースから切り替えても、足が前に出るので、ついていけると思います。

参加者男性:
普段、ボメロを履いているので、それに比べるとフワフワ度は低いです。けれど、クッションを感じられて推進力もある。ボメロはジョグで使っていますが、ペガサス 42であれば、もうちょっとペースの速い距離走で使えると思います。私は、踵から足をつくのですが、つま先に抜けるまでのスピードが速くて、楽に一歩一歩踏めている感覚があります。接地がしやすく、スピードも出せる。バランスのいいシューズだと思います。

参加者男性:
足全体が包み込まれるようなフィット感がいいです。普段ナイキは、1個上にサイズを上げて履いていますが、ペガサス 42であれば通常サイズのまま履けそうです。

Nike Running Coach KANSUKEさん:
2年ぶりに登場したペガサスは、期待を超えるよさでした。実は、フルレングスのAir Zoomが入っているのはペガサス 42が初めてではありません。ペガサス35も全面に入っていました。しかし、そのときはAirが真っすぐだったので、前足部に乗り込むと違和感がありました。今回は、カーブしたAir Zoomが入っているので、非常にナチュラルに前に進め、推進力を得られます。

フィット感もよく、通気性も上がったので、仕事に履いていって、そのまま夜走るというときも、日中の蒸れが気になりません。ゆっくりジョグから、速いペース、坂ダッシュまで用途を選びませんし、例えば選手であれば3:30/kmの距離走、初心者であればジョギングのように走力的にもすべての方に使ってもらえるシューズです。
●ランナー同士が出会うHUBとしての「ALPEN RUN」

今回は、伊藤選手を交えて街中を走るコミュニティランが実施されたが、今後もALPEN RUNでは、定期的にイベントを開催していく。初心者から女性限定、ステップアップしたいランナー向けまで、内容は多種多様だ。そうして、走力や志向性を超えて、幅広いランナーが顔を合わせる拠点としてALPEN RUNが機能していく。つながりの場としてのALPEN RUNに参加者たちはどういった価値を見出しているのだろう。

参加者男性:
楽しいですよね、こういう風にみんなで走るのは。一人で走るのとは違って、誰かがいれば走り出すきっかけもつかみやすいです。

参加者男性:
しゃべりながらの方が有酸素運動的にもいいじゃないですか。今日はこの後、TOTOPAでお風呂に入りますが、走った後にビールを飲む、お風呂に入って裸の付き合いをする。そうすると、次に会ったときも「この前一緒にお酒飲んだ人ですね」と話し掛けやすい。このイベントのおかげで、今日はいい休日を過ごせました。

参加者女性:
ALPEN RUNは今日初めて来ましたが、楽しかったです。今後も予定が合えばぜひイベントに参加したいです。



ランナーたちの爽やかな笑顔がすべてを物語っている。また、シューズのトライオンができるのもこの店舗の魅力だ。ペガサス 42をはじめ選りすぐりの最新シューズを取り扱っているので、まずは走りに来てほしい。実際に足を通すことで、シューズへの理解も深まることだろう。

もちろん、この日みんなで試走したペガサス 42は、店舗でそのまま購入することができる。デイリーランに革命を起こす推進力。ペガサス 42は、今季あなたを一段上のトレーニングへと導いてくれるかもしれない。ナイキの最新ラインナップからも、ALPEN RUNの最新情報からも今後ますます目が離せない。
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【写真】青山義幸
【取材・文章】若林有美
【取材協力】株式会社ナイキ ジャパン