過去のアルペングループマガジンでNOVABLAST 3(ノヴァブラスト 3)からレビューを書き続けているNOVABLAST(ノヴァブラスト)シリーズですが、前にも記載したのですが、実は初代とNOVABLAST 2(ノヴァブラスト 2)のアシックスオフィシャルのローンチイベントへの登壇からご縁があるモデルなんです。




忌憚なく言わせていただくと、初代が登場した当時はアシックスが大苦戦している時代(2020年2月)であり、アシックスのプロダクトになかなかポジティブな感情を抱くことが難しかった時でした。
そのタイミングでリリースされたNOVABLASTは、「変わらなきゃいけない」というブランドの意志を大きく感じた製品であり、そのデザインやフォルムも含めてかなりのインパクトを受けたことを覚えています。
「これはイケる!」と確信し、各方面で推しまくった記憶アリ(笑)
METASPEED(メタスピード)シリーズが発表される前ですので、個人的にはこのNOVABLASTシリーズがアシックスのゲームチェンジャーだと思っています。
今では数多くのファンを抱えるNOVABLASTシリーズですが、早くも今回で6代目ですって。
2020年から数えると、毎年アップデートしているんですね。
初代から続くトランポリンのように弾むミッドソールは継承しつつ、今作は初の試みもあります。
早速見ていきましょう。



NOVABLASTシリーズとして初めて、二つの素材を組み合わせた二層構造を採用しています。
全体ミッドソールには、「FF BLAST MAX(エフエフブラストマックス)」を、さらに前部に内蔵された「FF TURBO SQUARED(エフエフターボスクエアード)」を採用しています。
今までのバウンス感はありつつも、明らかにフォア部に「密度」を感じます。
さもするとそれは、ソールが沈み込まないため、ゆっくりペースだと固く感じるかもしれません。実際に僕も最初はそう感じましたが、スピードを上げるとリアクションの良さが際立ち、今までとは違う弾む感覚を得ることができるでしょう。
これまで以上にテンポアップが楽しいシューズになった印象です。

独特の凹凸デザインのトランポリンのような構造は継続採用。
そして今回から、METASPEEDシリーズで抜群のグリップ力を発揮している「ASICSGRIP(アシックスグリップ)」がアウトソールに待望の採用になりました。
特に刻印がないのでわかりませんが、個人的にはアウトソール素材の中でもトップクラスだと思っていますので、これはほんと嬉しいです。

エンジニアードウーブンのアッパーで、通気性もバッチリ。

今回のこのカラーリングも実に美しい。
なので、初代からずっと取り入れている、僕の得意なデイリースタイリングです。


昨年のヨーロッパ出張で購入したアシックスソックスがベストマッチ!
だからソックスをたくさん揃えちゃうんですよねー(笑)

最後にNOVABLAST 5(ノヴァブラスト 5)とのスペック比較を。
値段は1,100円アップしたとはいえ、この性能帯では最安値。またしても他社ブランド泣かせなモデルとなっています。
NOVABLASTは初代からずっと良く、特にNOVABLAST 5は完成度が高かったので、今回のアップデートも大幅とは感じにくいかもしれません。
ですが、「2層構造」「ASICSGRIP」という、明確なスペックアップデートは歴代ファンでなくとも放っておけないでしょう。
今回もカラーバリエーション豊富に揃えていますが、個人的にはこのキーカラーが一番おすすめです。
ぜひオールラウンドで楽しんでください!
> NOVABLASTシリーズ特集ページはこちら
<著者プロフィール>
牧野 英明
BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。
自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。
「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。
ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。
Instagram: @makinohideaki
【文章・写真】牧野英明
【画像提供】アシックスジャパン株式会社