ダンロップは8月5日、同社のアスリート向けブランド「スリクソン」のニュードライバー「スリクソンZXi RKT(ロケット)」シリーズを発表した。
近年のドライバー開発では、飛距離性能の追求に加え、寛容性や直進性、球の上がりやすさ、操作性など、それぞれ異なる性能を高いレベルで兼備させることが求められている。
一方で、ほとんどのゴルファー、とくにPGAプレーヤーがドライバーでもっとも重視する性能が、結局のところ飛距離であるのも事実だ。
そこで「スリクソン」のニューモデルに関しては、改めて開発の軸を飛距離性能に置き、そのためにボール初速を高めることにフォーカス。そして生まれたのが「スリクソンZXi RKT」シリーズだ。

『“RKT(ロケット)のような弾道、飛距離性能”を目指した新シリーズ「スリクソン ZXi RKT」』
その中心となるテクノロジーが、新開発の「RKTフェース」だ。
「RKTフェース」は、スリクソンシリーズがこれまで研究してきた偏肉フェース「i-FLEX」や、ヘッド全体をたわませる「リバウンドフレーム」といった初速を生み出す機能に、直進性能を高める「バリアブルロールデザイン」を組み合わせた新フェースだ。
これはフェース素材に、「ゼクシオ14」でも採用された新素材「VRチタン」を採用したことで実現できたという。
「VRチタン」は、チタンにシリコンを混入させることで強度を高めた素材で、これをフェースに使うことで「i-FLEX」フェースの肉厚コントロールの幅が広がるとともに、フェースパーツの1.5~2gの軽量化にも成功した。
さらに「バリアブルロール」に関しては、前モデルよりもややディープフェース化して上めの打点に強い設計としつつ、フェース上半分だけトウ側のロフトを増やし、さらに右に逃がすように加工。チーピンやドロップなどのミスの軽減を実現した。

『スリクソンのテクノロジーが詰まった新開発の「RKTフェース」』
また「スリクソンZXi RKT」シリーズは、フルチタンだった前モデルから、クラウンをカーボンに変更。剛性の高い部分と低い部分を「軟・剛・軟・剛」と交互に配置する「リバウンドフレーム」においても「軟」の部分のやわらかさを向上させ、ヘッド全体のたわみ効率がアップした。
また、軽量なカーボンをクラウンに使用したことで低重心化され、スピン量の低減によるさらなる飛距離アップを目指した。
一方打球音に関しては、カーボンクラウンであってもフルチタンに劣らない心地よさを追求。ヘッド内部のリブによってインパクト後の残響を短くし、前モデル以上に締まった音を実現している。

『クラウンにはカーボンを使用し新設計の『リバウンドフレーム』に。フェースと相まって“ロケット”のような速く強い球を出すことに寄与する』
シリーズのラインアップは、前モデル同様。「スリクソンZXi RKT」、「スリクソンZXi RKT LS」、「スリクソンZXi RKT TR」、「スリクソンZXi RKT MAX」の4モデル構成となっている。

『「スリクソン ZXi RKT」』

『「スリクソン ZXi RKT LS」ドライバー』

『「スリクソン ZXi RKT TR」ドライバー』

『「スリクソン ZXi RKT MAX」ドライバー』
「スリクソンZXi RKT」は、シリーズの基準となるスタンダードモデル。飛距離性能、直進性、寛容性をバランスよくまとめたオールラウンドタイプで、幅広いヘッドスピード帯に対応する。

『ソール後方のトウ(4g)、ヒール(10g)にチューニングウェイトを搭載』
「スリクソンZXi RKT LS」は、シリーズの中でもっとも低スピン性能を追求したモデル。
前方寄りの重心設計によって吹け上がりを抑え、高ヘッドスピードでも前へ伸びる強弾道を実現している。
前後ウェイトによる弾道調整機能も備え、自分好みのスピン量や打ち出し角へチューニングできる点も魅力だ。

『文字通りロースピンモデルの「スリクソン ZXi RKT LS」はソールの前(10g)後(4g)にチューニングウェイトが配置されている』
「スリクソンZXi RKT TR」は、450ccのコンパクトヘッドを採用した操作性重視モデル。近年は大型ヘッドが主流になっているが、競技志向のゴルファーや、自分で球筋をコントロールしたいプレーヤーにとっては、締まったヘッド形状ならではの振り抜きやすさや構えやすさは大きな武器になる。
シリーズ共通の高初速性能を備えながら、自分で弾道を操る楽しさも残したモデルといえる。

『450ccの小ぶりなヘッドサイズで操作性が高い』
そして「スリクソンZXi RKT MAX」は、シリーズ最高レベルの慣性モーメントを備えた、寛容性を重視したモデルだ。
単純にやさしさだけを追求したわけではなく、ヘッドの慣性モーメントを高めて直進性を向上させながら、同時に低スピン化も図られている。
一般的に高MOI化するとスピン量は増えやすくなるが、このモデルでは飛距離性能との両立を目指している点が特徴だ。

『「スリクソン ZXi RKT MAX」はシリーズ内最高の高慣性モーメントを誇る』
シリーズ全体を見ると、前モデルと比べて高初速・低スピン化で飛距離性能を高めつつ、「MAX」に関してはこれらに加えて寛容性のアップも実現するという方向性で進化。
それぞれのターゲット層が求める機能を確実に向上させている。
ニューモデルはツアーでも好評で、すでに松山英樹選手、畑岡奈紗選手らも実戦投入しているとのこと。
ドライバーへのこだわりが強い松山選手がすでに使っているということからも、「スリクソンZXi RKT」シリーズの完成度の高さがうかがえる。
これらのニュードライバーは、9月12日に発売予定だが、すでにゴルフ5各店舗に試打クラブが入荷済み。ぜひご来店のうえ実際に試打し、この初速性能を体感していただきたい。
<ZXi RKTシリーズ詳細はこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/srixon_zxi/
【文章・写真】アルペングループマガジン編集部