サッカーで得点を決めるためには、シュートの精度が重要です。ボールポゼッション率が高く、試合展開を支配していたとしても、最後にシュートを決められなければ勝つことはできません。 また、サッカーのシュートにはさまざまな種類があるため、それらを状況に応じて使い分ける必要があります。 ここでは、サッカーのシュートの種類や基本的なコツ、練習の際に意識したいポイントなどをご紹介します。
【目次】
■サッカーのシュートの種類
・蹴り方別の種類
・距離による種類
・球種による種類
■シュートの際に意識したい基本のコツ
・正しいシュートフォーム
・四隅を狙って蹴る
・シュートを打つタイミング
・ボールをしっかり見る
・思い切り蹴る
・周囲の状況を確認する
■シュートの練習方法
■コツを意識してシュート練習を行おう
サッカーのシュートは、状況や蹴り方、蹴る位置などに応じて、さまざまな種類に分けることができます。ここでは、蹴り方やシュートの距離、球種ごとに、サッカーのシュートの種類をいくつかご紹介します。
ボールの蹴り方から見た場合は、次のようなシュートの種類があります。
・インステップシュート ・アウトサイドシュート ・トゥーキックシュート ・ヘディングシュート
それぞれ、体のどこにボールを当ててシュートを打つかで分けられています。中でも、足の甲辺りにボールを当てて力強いシュートが打てるインステップシュートや、ボールコントロールがしやすいインサイドシュートが使われることが多いです。
シュートを蹴る距離による種類だと、大きくミドルシュートとロングシュートの2つに分けられます。ミドルシュートはペナルティーエリアの近くから打つシュート、ロングシュートはミドルよりも後方から打つシュートのことです。 いずれも相手のディフェンスラインを上げられ試合を優位に運べますが、遠めから打つため決定率は低く、むやみやたらに打つシュートではありません。
ボールにどのような回転をかけるのか、どんな状態のボールを蹴るのかによる分け方もあります。主な球種とその特徴は、以下の通りです。
【ドライブシュート】 ボールに縦回転をかけ、ゴール手前で下に落ちる変化をさせるシュートです。回転をかけるのが難しく、難易度が高いシュートといえます。
【ループシュート】 ゴールキーパーの頭上を越えるようにボールを浮かせるシュートです。主にゴールキーパーとの1vs1や、ゴールキーパーが前に出ているシーンで使われます。
【グラウンダーシュート】 地面を這わせるように打つ、低い弾道のシュートです。通常はインステップを使ってボールを蹴ります。 ボールを地面にバウンドさせれば軌道を変えられることから、プロの試合でも多く使われています。
【無回転シュート】 ボールに回転をかけずに蹴るシュートです。空気抵抗が減りボールが不規則な変化をするため、ゴールキーパーを翻弄できます。 ただし、コントロールしづらいうえに蹴り方が難しいため、プロの試合でも使われることは多くありません。
サッカーのシュートにはさまざまな種類がありますが、どのようなシュートであったとしても、ただやみくもにボールを蹴っているだけではゴールにつながりません。ゴールを決めるためには、コツを意識してシュートを打つことが大切です。 シュートを打つ際に意識したいコツをご紹介するので、ぜひご確認ください。
力強く正確なシュートを打つには、正しいシュートフォームでボールを蹴ることが大前提です。 シュートを蹴る際は、軸足をボールの真横か少し後ろ側に置くことを意識しましょう。できるだけボールの近くに軸足を置いて、つま先はボールを蹴りたい方向にしっかりと向けるのがポイントです。
また、軸足側の腕を回して体全体で勢いをつけるようにすると、威力のあるボールを蹴りやすくなります。ボールに力を伝えるために、蹴る側の足は最後までしっかりと振りぬきましょう。
どれだけ力強いシュートを放てたとしても、キーパーの真正面やゴールポストの外側にボールが行ってしまってはゴールになりません。ゴールの四隅など、ゴールキーパーが取れない場所を狙えるコントロール(正確性)が求められます。
また、ゴールポストの中にシュートを入れる意識を持つことも大切です。日頃の練習から、ゴールキーパーのポジショニングやゴールまでの距離などを考えてシュートを蹴る癖をつけておきましょう。
シュートを打つ際は、ボールを蹴るタイミングも重要です。ゴールキーパーやディフェンダーが待ち構えている状態でシュートを打っても、反応されてしまう可能性が高くなります。 シュートを打つ前にフェイントを入れるなど、相手選手のタイミングをずらすことも心がけましょう。
また、味方からパスをもらった後は時間をかけずにシュートに移ると、相手ディフェンダーが寄せてくる時間を削れるため、ボールをカットされる可能性が低くなります。無駄なボールタッチを減らして、すぐにシュート体勢に移るのもコツです。
きれいなシュートフォームを作ってコツを掴んだとしても、ボールをまったく見ないでシュートを打つことは困難です。キックを行う際は、どのような姿勢だったとしても、ボールを見なければいけません。しっかりとボールを見てシュートを打てば、ボールの芯を正確に捉えられ、おのずと力強いシュートになります。
相手選手の寄せが遅くスペースや時間がある場合は、ゴールの位置とキーパーを確認した後にボールを見てシュートを打つようにします。 相手が近いなどで時間がない場合は、ゴールを見ないでそのまま蹴るのがポイントです。日々のシュート練習から培った感覚を頼りにしてシュートを打ちましょう。
キーパーとの1vs1などの絶好の機会で、ゴールポスト内に収めようと意識しすぎて弱いシュートを打ってしまうと、セーブされてしまうかもしれません。しっかりと足を振りぬいて、力強いシュートを蹴る意識を持つことも重要です。 この時、足の力だけでボールを蹴るのではなく、全身を使って体重をボールに乗せるようにすると、シュートの威力が高まります。
シュートを打つ前に、相手ディフェンダーや味方のポジショニング、ゴールキーパーの状況など、周囲の確認も忘れてはいけません。 相手がどのように動くのか、味方はどのようなプレーが得意でどこにポジショニングしているのかなどを頭に入れながらシュートを打てれば、相手の裏をかいたプレーを行いやすくなります。
自分がゴールを決められれば最高ですが、試合に勝つために重要なのは自チームがゴールを決めることです。周囲の状況を常に確認する癖をつけておけば、マークがついていない前線の味方にパスを出して、ゴールにつなげられる可能性もあります。 思い切ってシュートを打つ積極性だけでなく、自分よりもチャンスがある人にパスを出せる判断力や視野の広さも大切です。
上手なシュートを打つためには、日々シュート練習を繰り返すことが大切です。 サッカーの試合では、フリーキックなどのセットプレー以外で、動きを止めてボールを蹴れるシーンはほぼありません。動きながらシュートを打つ練習を、積極的に取り入れましょう。 また、実際の試合中の状況を想定して、どのようなプレーをするのが適しているのか考えながら練習することも大切です。
サッカーの試合で勝つのは、最終的にシュートを多く決めたチームです。ドリブルやパスの技術なども大切な要素ですが、それだけでは試合に勝てません。 今回ご紹介したコツを参考にシュート練習を繰り返し行い、試合でゴールを決められるようになりましょう。
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