履けばわかる、革新の真価──アシックス「DS LIGHT X-FLY 6」が切り拓くスパイクの新常識

天然皮革の限界を超え、機能美と実戦性能を高次元で融合させたアシックスの新作スパイク「DS LIGHT X-FLY 6」が、2025年7月17日に発売される(一部店舗では7月10日発売)。

 

今作の最大の特長は、新素材「SILKYWRAP」の採用によって実現した驚異の軽さとしなやかさ、そして圧倒的な耐久性。プレーヤーの足元に“安心感”という名の武器を与えるこの一足は、単なるモデルチェンジではなく、次世代スパイクの新たなスタンダードとなる存在だ。

 

発売に先立ち実施された体験会では、午前に座学、午後に真夏のピッチでの試し履きを実施。さらに、アルペングループの販売スペシャリストたちによるリアルなインプレッションも加え、「DS LIGHT X-FLY 6」がなぜ“信頼される戦力”として選ばれるのかを、多角的にひも解いていく。

 

 

■「SILKYWRAP」という新たな挑戦——「DS LIGHT X-FLY 6」が示す革新のかたち

1.座学で納得─素材と機能の融合

 

午前中の座学では、開発チームが天然皮革から「SILKYWRAP」への転換に込めた思いや理由を熱く語った。かかとのホールド性、ねじれへの追従性、そして軽さと耐久性の両立など、各スペックが図表とともに詳しく紹介され、参加者たちも資料やスパイクを手にしながら、次々と質問を投げかけていた。

 

“あらゆるズレ”を抑えるために設計されたこのスパイク。そのこだわりが、ものづくりの現場からじわじわと伝わってきた。

 

 

2. 骨太の素材:「SILKYWRAP」とは?

 

天然皮革で課題だった雨による型崩れや過度な伸びを、新素材「SILKYWRAP」が解消。しなやかさはそのままに、耐久性・軽さ・撥水性を高水準で兼ね備える。
 

手触りはやわらかく、しぼ感のある表面が素足感覚を引き立てる。ボールコントロールにも好影響を与え、足馴染みのよさと安定したフィット感が試合終盤まで続く。
 

実際の試合で使用した高校生からは、「型崩れしなかった」「進化を実感した」との声が相次いだようだ。

 


3.STABILITY SOLE──プレーを支える安定性の進化

 

内ねじれを許容しつつ、外ねじれを抑えるソール設計。バランスよく力を逃がし、スムーズな切り返しや俊敏なステップをサポート。機能性と美しさを両立したアウトソールが、ハイパフォーマンスを足元から支える。

 


4.フィット感の進化──素足感覚をさらに高める構造

 

足を入れた瞬間に実感できる、自然なフィット感。
 

前足部には「SILKYWRAP」を配置し、バンプエリアを拡張。足あたりをやさしく包み込む設計に進化。中足部からかかとにかけては立体縫製を採用し、前モデル以上の足沿いを実現。つま先からかかとまで、スムーズでムダのない一体感が得られる。
 

細部まで追求されたフィット性が、試合中の安定感とパフォーマンスを力強く支える。

 


5.「かかとがブレない」=動きが安定する。

 

DS LIGHT X-FLY 6は、かかとを外側からしっかり支える“外付けヒールカウンター”を搭載。走ったり止まったりの激しい動きでも、かかとがズレにくく、パフォーマンスが落ちにくい。アシックスならではの安定感が、プレーをしっかり支えてくれる一足に仕上がっている。

 

 

6.総括:走る。蹴る。信じて踏み出せる一足。

DS LIGHT X-FLY 6:23,100円(税込)

 

試合中、足元のズレはパフォーマンスを大きく左右する。「DS LIGHT X-FLY 6」は、外付けヒールカウンターと進化したフィット構造で、足にぴたりと寄り添い、ブレない動きを支える。まるで天然皮革のようななじみと柔らかさ。

 

プレーの最後まで、快適さとホールド感が持続する。
 

迷わず選べる信頼感。この一足が、試合のクオリティを変えてくれる。

 


■灼熱のピッチに刻まれた革新の足音──「DS LIGHT X-FLY 6」体験会リポート

 

午後のセッションでは、「DS LIGHT X-FLY 6」を実際に履いてのプレー体験がスタート。舞台は横浜F・マリノスのホーム・日産スタジアムの隣にある、しんよこフットボールパーク。気温は35度近くまで上昇し、まさに灼熱のグラウンド。だが、その過酷さも忘れるほど、参加者たちは新作スパイクを手に笑顔でピッチへと向かっていった。

 

 

 

ウォーミングアップでは、ロングキックやボール回しなどを実施。5チームに分かれて行われたミニゲームでは、「逆サイドあいてるよ!」「ナイスカバー!」といった熱のこもった声が飛び交い、プレーも徐々に本気モードへ。

 

 

 

試合の合間には「インステップのグリップが絶妙」「足裏のタッチがしやすい」といったリアルな感想を参加者同士で共有し合う場面も。

 

 

■スパイクカラーは2種、フィット感にも高評価

 

用意された2色のスパイクは、それぞれに異なる個性が光り、足元から気分を高めてくれる仕上がり。参加者からは、「天気やコンディションにあわせて履きわけたい」「色でモチベーションが変わる」といった声があがった。

 

 

■スペシャルゲスト登場──渡辺皓太選手との夢の時間

 

イベント終盤には、思わぬサプライズが。Jリーグ・横浜F・マリノス所属のMF・渡辺皓太選手が登場!その姿がピッチに現れた瞬間、歓声とどよめきが広がり、一気に会場のテンションが最高潮に。

 

 

 

渡辺選手は各チームに入り、参加者と一緒にボールを回しながらプレーセッションを展開。さらには自ら放った正確無比なクロスに、参加者がゴールを狙うという贅沢な時間も。「難しいけど楽しい」——その表情は、まるで少年のような輝きに満ちていた。

 

最後には全員で記念撮影を行い、笑顔と汗が詰まった最高の1日を締めくくった。

 

 

■技術と情熱が融合した“新たな武器”

 

この体験会で浮き彫りになったのは、単なるスペックでは語りきれない「履き心地」と「実戦性能」の高さ。新素材「SILKYWRAP」による軽量性と耐久性、そしてフィット感。
 

それらすべてが、過酷な環境下でこそ真価を発揮し、「DS LIGHT X-FLY 6」が単なるアップデートではなく、まさに“選手の武器”であることを証明した。

 

次なるステージへ進むプレーヤーたちの足元を、「DS LIGHT X-FLY 6」がどう支えていくのか。その進化から、目が離せない。

 

 

 

この後は、試し履き体験会に参加したアルペングループの社員のインタビューをお届けする。

 

 

■ スペシャリストが語る「DS LIGHT X-FLY 6」─リアルな“試し履き”インタビュー

――「実際にスパイクを履いてみた率直なご感想をお聞かせください」

向井さん(本社 販売企画グループ サッカーチーフアドバイザー)

 

「炎天下の人工芝で、プロ仕様スパイクを履ける機会は本当に貴重でした。渡辺選手とプレーすることで、普段得られない感覚が得られたりと自然体でプレーできました。」

 

 

柴田さん(Alpen NAGOYA:スポーツデポ フラッグシップストア 名古屋栄店)

 

「前作は細身&天然皮革だったので、正直“履きにくいかも”と思っていましたが、実際には想像以上の快適さ。足を包み込むフィット感が素晴らしかったです。」

 

 

菊地さん(Alpen TOKYO:スポーツデポ フラッグシップストア 新宿店)

 

「カンガルーレザーからシルキーラップに変わって、履きやすさと耐久性が格段にアップ。座学の説明通り、機能性の高さを実感できました。」

 

 

二瓶さん(スポーツデポ 山形店)

 

「前作の天然皮革モデルにあった柔らかさがそのままに、ストレスなく足を包み込んでくれました。一歩で安定を感じられる一足です。」

 

 

筒井さん(スポーツデポ 小牧店)

 

「前作では無理矢理フィットさせる必要がありましたが、DS LIGHT X-FLY 6は初めから自然にフィット。横ズレもなく、履き慣らしの手間もありませんでした。」

 

 

目黒さん(スポーツデポ 福井大和田店)

 

「軽量性はそのままに、安定感が増した印象。前モデルでは小指周りに痛みがあったものの、今作は一度も違和感なし。最初から試合投入可能です。」

 

 

大塚さん(Alpen FUKUOKA:スポーツデポフラッグシップストア キャナルシティ博多店)

 

「かかとのフィット感や横幅の馴染みがすごく、試し履き一回目で試合投入可能なレベル。サッカー経験がない自分でも違いを感じられ、経験者ならなおさら実感してもらえると思います。」

 


――「今回のスパイク、デザインやカラーについて率直な印象を教えてください」

 

柴田さん:「7月発売ということもあり、まさに“夏”を意識した爽やかな色合いが印象的でした。実際に手に取ってみると、フィールドで映える明るさと清潔感があって、夏のシーズンにはぴったりですね。履くだけで気分が上がるというか、モチベーションも自然と高まるような配色だと思いました。」

 

菊地さん:「やっぱり夏場は黒系のスパイクってどうしても重たく見えてしまうんですよね。最近は人工芝のグラウンドが多いこともあって、熱を吸収しやすい黒よりも、白系や明るめのカラーを選ぶ人が増えています。今回のモデルはそのニーズにもしっかり応えていると思いました。合宿や遠征で集合写真を撮ったときに“映える”カラーは、選手にとって意外と重要だったりするんです。」

 

 

――「今回のモデル、価格とクオリティのバランスについてどう感じましたか?」

 

目黒さん:「今回のモデルは、税込で23,100円なんですが、正直このクオリティでこの価格は“お買い得感”があります。他社製品では同等のスペックでももっと高価なモデルが多いので、選手本人はもちろん、親御さんにもおすすめしやすい価格設定だと感じました。」

 

 

 

二瓶さん:「今回の価格設定はユーザー目線でも非常に納得感があります。親御さんがお子さんに買い与える際にも、品質と価格のバランスがとれていて、安心しておすすめできると思います。」

 

 

――「このスパイク、どんなプレーヤーにおすすめしたいですか?」

 

筒井さん:「特にモレリアを愛用しているプレーヤーに、ぜひ提案したいです。というのも、シルキーラップは、天然皮革に近い柔らかさとフィット感を保ちながら、手入れがしやすく耐久性も高い。モレリアを“定番”と捉えている方にとっても、“アシックスもここまで来たか”と感じてもらえるモデルです。新たな選択肢として、確実にアピールできるクオリティだと思います。」

 

 

 

向井さん:「僕自身がセンターバックで、ロングキックをよく使いますが、そういうポジションの選手にこそ、このスパイクは向いています。踏み込みのときのブレなさ、安定感、そして足を包み込むようなフィット感が抜群で、プレー中にズレる感じが一切ない。もちっとした独特の触感も魅力ですし、カンガルー革とはまた違う、快適さがあります。立ち足の安定感を求めるすべてのプレーヤーに、自信を持っておすすめできますね。」

 

 

――「あえて改良点や今後の要望を挙げるとすれば?」

 

柴田さん:「個人的な意見になりますが、今後の展開として“ワイドモデル(幅広タイプ)”があると嬉しいです。今回のモデルはレギュラーフィットで、一般的な足幅には合いやすいんですが、実際には“幅広の足”を持つ選手が非常に多い。現場でも『アシックス=幅広モデル』というイメージで来店される方も多いですし、アドバンスやプロワイドのように、エリートラインでもその対応があると、選択肢が広がると思います。」

 

目黒さん:「柴田さんと同じく、ワイドモデルはやっぱり需要が大きいと感じています。僕自身も足幅が広めなので、今のフィット感でも満足ですが、もう少し選択肢があれば、さらに幅広いユーザーにフィットするはずです。

 

それと、今トップ選手が履いている“一体型アッパー”のモデルが、若い世代の憧れの的になっている現状があります。アシックスが、より小さいサイズ展開のある“ジュニア向けの一体型スパイク”を出せば、他社にないアプローチとして非常に響くと思いますし、販売の現場でも武器になります。こうしたチャレンジで、新しい市場を開拓していってほしいですね。」

 

 

――「今回の体験を、店舗での提案にどのように活かしていきたいですか?」

 

菊地さん:「今回の試し履きと座学を通じて、新素材“SILKYWRAP”の特徴や性能について、より具体的に理解することができました。特に印象に残ったのは、サッカープレーヤーが求める「フィット感」「スピード」「コントロール」「ホールド感」という4つの構造に関する話でした。これを知らないスタッフもまだ多いと思うので、まずは店舗内でしっかり共有し、接客に活かしていきたいです。

 

また、天然皮革との違いや、SILKYWRAPに変わったことで得られる利点——例えばメンテナンスのしやすさや型崩れのしにくさといった点も、お客様がスパイクを手に取った瞬間に伝えられるような提案を心がけていきたいと思っています。実際に自分で履いて、プレーして体感できたからこそ、自信を持っておすすめできると感じました。」
 

【写真】軍記ひろし
【取材・文章】池田鉄平、眞木優
【取材協力】株式会社アシックス

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