インターフェアとは? 野球における妨害行為の詳細とペナルティー

野球の試合を見ていると、相手選手の妨害行為に対して「インターフェア」が宣告されることがあります。具体的に、どのようなプレーがインターフェアと判断されるのでしょうか。
また、インターフェアと同様に妨害行為を指す言葉に「オブストラクション」があります。それぞれ、どのような違いがあるのかを知らない方も多いかもしれません。
ここでは、野球におけるインターフェアの概要や、打撃妨害・守備妨害の具体例などをご紹介します。

 


【目次】
■インターフェアとは
■打撃妨害のルール
・打撃妨害に該当するプレー
・打撃妨害が起きた時のペナルティー
■守備妨害のルール
・守備妨害に該当するプレー
・守備妨害が起きた時のペナルティー
■オブストラクションとインターフェアは何が違う?
■インターフェアを知って試合観戦をより楽しもう!

 

 

■インターフェアとは
インターフェア(interfere)は、「妨害」や「干渉」といった意味を持つ英語です。スポーツのシーンでは、相手選手のプレーを妨害したり、干渉したりする不正行為全般を指して使われます。野球におけるインターフェアは、打撃妨害と守備妨害の2つです。

 

例としては、ゴロを捕球しようとしている野手にランナーが接触する、守備側の選手がバッターの打撃動作を妨害するなどが挙げられます。 

また、試合ではあまり見ないレアケースではありますが、審判やボールボーイ、観客が守備妨害と判定されることもあります。


 

■打撃妨害のルール

 

前述のとおり、野球のインターフェアは打撃妨害と守備妨害に大きく分けられ、それぞれ具体的な行為やペナルティーの内容が異なります。
打撃妨害の主なルールは、以下のとおりです。

 

・打撃妨害に該当するプレー

守備側の選手が、バッターのバッティングを妨害するのが打撃妨害です。通常、バッターに最も近い位置でプレーする野手はキャッチャーです。
例外もいくつか考えられますが、基本的には打撃妨害のほとんどはキャッチャーが絡むプレーになります。

 

【打撃妨害の例】
・キャッチャーの体やミットがバッターの体またはバットに触れた
・バッターがスイングする前に、ホームベース(本塁)よりも前でボールが捕球された
・キャッチャーがボールを持たない状態でホームベースよりも前に出た

 

特に、投球を捕球しようとした際に、キャッチャーミットを前に出し過ぎてバットに当たってしまうケースが多く見られます。
ホームスチール(本塁への盗塁)を阻止しようと、キャッチャーが投球と同時に前に出てしまうケースも代表的な守備妨害です。

 

打撃妨害が起こった場合、打席は記録されますが打数には含まれません。

打撃妨害で打点が記録されたり、ランナーが盗塁していたりした場合は、それらは正式に記録として残ります。

 

 

・打撃妨害が起きた時のペナルティー

打撃妨害が起きた時のペナルティーは、プレーが止まったか、継続したかによって若干異なります。

 

【プレーが止まった場合】
ボールデッド(試合が止まった状態のこと)を審判が宣告し、バッターは1塁に進塁します。ランナーが1塁にいた場合は、バッターランナーに押し出される形で、1塁ランナーにも次の塁への安全進塁権が与えられます。

 

【打撃妨害後もプレーが継続した場合】
プレーが止まるまで試合は継続され、エラーやヒット、フォアボール(四球)などでバッターが出塁したり、ランナーが進塁したりすると、打撃妨害はなかったものとして試合が続きます。
それ以外のケースではインターフェアが宣告され、プレーが止まった時と同様のペナルティーが与えられます。

 

打撃妨害後もプレーが続いた時は、監督にプレーの結果を認めるかどうかの選択権が発生するのもポイントです。
例えば、ランナー3塁の状態で打撃妨害を受けたバッターが犠牲フライを打ち上げ、1点入った状況を想定しましょう。打撃妨害をそのまま適用するとバッターは1塁に出塁しますが、3塁ランナーには進塁権が認められないので得点が無効になってしまいます。
そのため、打撃妨害があったプレーでランナーが進塁した際は、インターフェアを選ばないことも認められています。

 

 

■守備妨害のルール

 

守備側のプレーが邪魔される守備妨害は、打撃妨害よりも種類が多く、発生頻度も高くなります。
守備妨害に該当するプレーや科されるペナルティーは、以下のとおりです。

 

・守備妨害に該当するプレー

守備妨害に該当するプレーは多岐にわたりますが、主なプレーとしては次のようなものが挙げられます。

 

【守備妨害に該当するプレーの例】
・バッターが野手のプレーを妨害した
・バッターランナーがファウルゾーンにあるボールを故意に動かした
・ランナーがフェアゾーン内でフェアボールに当たった
・打球を処理しようとしている野手を避けずにランナーが走塁を続けた
・ダブルプレーを防ごうとして野手を妨害した など

 

守備妨害は選手だけでなく、審判や観客も含めた球場にいる全員を対象にしている点もポイントです。

例えば、球審がキャッチャーとぶつかって送球の邪魔になったり、観客がフェンスから身を乗り出してボールをキャッチしたりすると、守備妨害が宣告される場合があります。

 

・守備妨害が起きた時のペナルティー

守備妨害があった際は、守備妨害をした選手に対してインターフェアが宣告されます。

 

【バッターの守備妨害】
バッターが守備妨害を行った場合、その妨害により進塁できたランナーまたはバッターがアウトになります。

 

【ランナーの守備妨害】
ランナーが妨害した場合は、そのランナーがアウトです。他の塁にもランナーがいた時は、それぞれ元の塁に戻ってから試合再開となります。

 

【主審の守備妨害】
主審がキャッチャーのプレーを妨害したケースでは、原則として全てのランナーが元いた塁に戻されます。ただし、ランナーがアウトになっていた場合はアウトが優先です。

 

【観客の守備妨害】
観客がフェンスから身を乗り出すなどしてボールに触れた際は、ボールデッドが宣告されます。「妨害がなかった場合はどうなっていたのか」を審判団が判断して、プレーを処理することになります。


 

■オブストラクションとインターフェアは何が違う?

インターフェアと似た意味で使われる言葉がオブストラクション(obstruction)です。オブストラクションも「妨害」という意味を持つ英語ですが、野球のルールでは「走塁妨害」のことを指して使われます。

ランナーと野手が接触した、走塁のコースをわざと塞いだなど、守備側の選手がランナーのプレーを邪魔する行為がオブストラクションです。
 

守備妨害と走塁妨害は似たような状況で発生しますが、ゴロの処理や送球など、ボールに関連するプレーに関しては、ランナーではなく守備側が優先されます。

例えば、ボールを持っていない野手がランナーの走塁コースを塞いだら走塁妨害ですが、ボールを保持して送球しようとしている野手に向かってランナーが突っ込んだ場合は守備妨害です。


 

■インターフェアを知って試合観戦をより楽しもう!

野球におけるインターフェアは、試合中に発生する打撃妨害や守備妨害のことです。状況によって適用されるルールやペナルティーが異なり、判定には細かな基準も存在します。
一度に全てを覚えるのは難しいかもしれませんが、試合観戦にも役立つルールです。
ご紹介した内容を参考に、インターフェアの概要を覚えておきましょう。

 


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【文章】アルペングループマガジン編集部

 

 

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