【野球】打順の主な役割は? チームの戦略にも関わる打順の重要性

アマチュア・プロを問わず、野球では選手が打席に入る順番を試合前に決めておく必要があります。打順には大まかな役割があり、選手に求められる能力も異なるため、覚えておくと試合観戦の際に便利です。
ここでは、野球における打順の重要性や、打順ごとの主な役割をご紹介します。

 


【目次】
■野球の打順の重要性
■打順ごとの主な役割
・上位打線
・中軸(クリンナップ)
・下位打線
■効率的に点を取る打線の組み方は?
■覚えておきたい! 打順に関する基本のルール
■打順を知ればチームの戦術が見えてくる


 

■野球の打順の重要性

 

試合が始まる前に、各チームの監督は選手名や守備位置、打順などの書かれたオーダー表を審判に提出しなければいけません。野球の試合は、このオーダー表に記載された情報に沿って行われます。

 

パワーがあってホームランを狙える、チャンスに強い、非力だがバットに当てる技術は高い、バッティングが苦手など、選手によって実力はさまざまです。
打順の組み方が適当だと、チャンスの場面でバッティングの苦手な選手に打順が回るなど、打線がうまくかみ合わなくなり、得点効率が落ちてしまうかもしれません。

当然ですが、効率的に得点を取れるチームほど試合に勝つ可能性は高まります。つながりやすい打線を組むことは、勝敗を左右する重要な要素のひとつです。


 

■打順ごとの主な役割

 

各打順には、ある程度求められる役割があります。各選手の特性を生かして打線のつながりをよくするには、役割に適した選手を配置することが大切です。
一般的に、各打順に求められる役割や必要とされる能力をご紹介するので、オーダーを見る際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

・上位打線
試合が始まってすぐに打席になる1番・2番が上位打線です。打席が回って来る回数が多くなりやすいため、基本的には出塁率に優れる選手が担当します。

 

【1番の役割】
1番(リードオフマン)の最大の役割は出塁することです。基本的には、バットに当てるミート力や、四球(フォアボール)を選べる選球眼に優れた選手が適しています。相手投手の特徴をつかむために、多くの球を投げさせる能力も必要です。
また、出塁後に足を使って相手バッテリーを惑わせることができるため、足が速い選手も1番に向いています。

 

【2番の役割】
従来の2番は、出塁した1番を進塁させてチャンスを広げるために、バントや進塁打が得意な選手が起用されていました。
ただし、データを使って統計学的に野球を考察する「セイバーメトリクス」の観点からは、アウトを増やしてランナーを進塁させるバントは非効率なプレーとされています。

そのため、近年は2番に強打者を置くことで、1・2番で得点を狙う作戦を取るチームも増えています。

 

・中軸(クリンナップ)
上位打線に続く3・4・5番が中軸(クリンナップ)です。ランナーを返すことが主な役割で、一般的にはチームの主力となる好打者が置かれます。

 

【3番の役割】
上位打線と中軸をつなぐ打順で、チャンスで4番に回すための出塁率と、ランナーを返す長打率が求められます。

さまざまな能力に優れた万能な選手が適役です。

 

【4番の役割】
野球の花形で、長打力がありチャンスに優れた選手が務めるのが基本です。相手に厳しいコースを攻められる傾向にあるため、フォアボールを選べる選球眼や判断力も求められます。

 

【5番の役割】
5番には、4番が打った後のダメ押しの一発や、4番が凡退した際のフォローが求められます。4番と同じく、長打力や勝負強さに優れる選手が選ばれやすい打順です。

 

・下位打線
6番~9番までが下位打線に分類されます。チームの考え方に左右されますが、バッティング以外に強みのある選手が入る傾向にある打順です。

 

【6番の役割】
6番は中軸と下位打線をつなぐ役割を担います。ランナーが残っている場合も多いため、状況に応じたバッティングが求められる打順です。

 

【7番の役割】
7番は、ここまでの打順の組み方によって大きく役割が異なります。進塁打などの小技が得意な選手が入るケースが一般的ですが、チーム事情によっては強打者が配置されることもあります。

 

【8番の役割】
基本的には、バッティングの苦手な選手が入る傾向にあります。DH制(指名打者制)を採用していない試合だと、ピッチャーの前になるため、粘って出塁を狙える選手が入ることもあります。

 

【9番の役割】
8番と同様に、バッティングの苦手な選手が入る傾向にあります。DH制のないプロの試合では、ピッチャーが9番になることがほとんどです。
ただし、1番につなげて攻撃を続けるために、出塁率の高い選手を9番にすることもあります。


 

■効率的に点を取る打線の組み方は?
打順を組む際は、選手の能力に加えて、出塁率や長打率などのデータを活用するのが一般的です。バッティングが苦手な選手を上位打線に置くよりも、出塁率が高い選手を上位打線に、長打率や得点圏打率に優れる選手を中軸に置いた方が、得点できる可能性は高まります。

 

ただし、打順の組み方はチーム状況や対戦相手の特徴などの影響も受けるもので、絶対の正解はありません。
上位打線にバッティングの上手な選手を固めて得点を狙うのはもちろん、強打者をあえて分散させて打順を組むことで、どこから攻撃が始まっても得点を狙えるようにするのも、立派な作戦のひとつです。

選手の調子やチームの方針なども考慮して、打順を組む必要があります。


 

 

■覚えておきたい! 打順に関する基本のルール
試合前に決めた打順は、その試合中に変更することはできません。代打や代走、守備固めで選手が交代した場合は、同じ打順に入ることになります。

例えば、5番の守備が苦手なスタメン選手を、守備が得意で非力な控え選手と交代したとしても、打順を5番から変えることはできません。

 

また、打順を間違えてしまった場合は、打席が終了しているかどうかで対応が異なります。
打席が終了する前に打順を間違えていると気づいた場合は、本来のバッターがカウントを引き継いだまま打席に入って試合を再開します。
打席が終わってから打順の間違いに気づいた場合は、本来のバッターにアウトが宣告され、間違えていたバッターのプレーは全て無効となります。

 

打順の間違いは、アピールプレーであるため、審判に「打順が違う」などと申告しないとそのまま試合が進んでしまう点に注意が必要です。
選手名がアナウンスされるプロ野球や高校野球の大会などで見ることはほとんどありませんが、草野球ではあり得るミスなので覚えておきましょう。


 

■打順を知ればチームの戦術が見えてくる
1番は出塁、中軸はランナーを返す長打など、野球の打順にはそれぞれの選手の特性を生かすための役割があります。2番に強打者を置いている、下位打線にバッティングの上手な選手が置かれているなど、打順の組み方を見ることで、監督がどのような戦略を考えているのか理解しやすくなるはずです。
野球の試合を見る時は、打順に注目してみてはいかがでしょうか。

 


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【文章】アルペングループマガジン編集部

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