サッカーではオフェンスだけでなく、相手の攻撃を止め、自チームが得点するチャンスを作りだすディフェンスも重要です。ディフェンスを疎かにして、試合に勝つことはできないでしょう。
ここではサッカーにおけるディフェンダーの役割や、ディフェンス時のコツを解説します。基本はもちろん、1対1でボールを奪うときにも応用できるでしょう。
【目次】
■サッカーの「ディフェンス」とは
・センターバック(CB)
・サイドバック(SB)
■1対1のディフェンスで勝つためのポイント
・すばやく動ける姿勢をとる
・効果的に体を使う
・相手の動きを見極める
■まとめ
サッカーの「ディフェンス」とは守備のことを意味し、ディフェンスに徹するポジションの選手をディフェンダー(DF)と呼びます。
相手に得点を決められないために、パスやシュートの邪魔をして相手を自由にプレーさせないようにしたり、ボールを奪って自チームの得点につなげたりすることがディフェンダーの役割です。大きく得点が動くことの少ないサッカーにおいて、ディフェンダーは非常に重要なポジションと言えるでしょう。
ディフェンダーには、センターバック(CB)とサイドバック(SB)の2種類があり、それぞれ求められる役割が違います。
センターバック(CB)とは、ゴールキーパーの前方で相手の攻撃を阻止する役割を持ち、中央のラインを守備するディフェンダーのことです。センターバックは、前の方に位置をとりゴールを守るポジションである「ストッパー」、ストッパーの補佐をする「スウィーパー」、自由に動き回り攻撃にも参加するポジションの「リベロ」と、役割によって3種類に分けることができます。
1990年代はセンターバックに3人を配置して、相手にマンツーマンディフェンスを仕掛ける戦略が一般的でしたが、現在はセンターバック2名、サイドバック2名の4名体制でゾーンディフェンスをすることが多いです。そのため、自由に動き回ることが求められるリベロの選手は少なくなっています。
センターバックはチームの土台とも言える存在です。相手選手に当たり負けない体の強さだけでなく、理論的なプレーも求められるため、フィジカルに優れた選手やヘディングの上手い選手、判断力に優れた選手が配置されます。
サイドバック(SB)は、ボランチやセンターバックと連携して両サイドの守備を行うポジションです。ディフェンダーと呼ばれるポジションではありますが、サイドを駆け上がってクロスボールを上げるなど攻撃に参加するシーンも多く、守備と攻撃どちらのプレーにおいても重要な役割を担っています。
サイドバックは攻撃を行っていても、相手チームにボールを奪われればすぐに自陣を守りに戻る必要があるため、他のポジションに比べて運動量が多いです。そのため、サイドバックにはスタミナに優れ、サイドでのゲームメイクが上手な選手が配置されます。
サッカーではマンツーマンで対峙する場面が多くあります。そのためディフェンスでは、1対1の状況になったとき、相手からどのようにボールを奪うかが重要です。
1対1のディフェンスで勝つためのポイントには、「すばやく動ける姿勢をとる」「効果的に体を使う」「相手の動きを見極める」の3つがあげられます。
ディフェンスで勝つには、まず「すばやく動ける姿勢になっているか」がポイントです。次の動きに移りやすい姿勢をとっていれば、その分ディフェンスで有利に働きます。
ディフェンスですばやく動くには、軽く重心を沈ませて、肩幅に開いた足の片方を前方へ出した姿勢をとることがおすすめです。片足を前方に出しておくことで、両足を揃えて立っているときよりも速く1歩を踏み出せます。
このときのコツは、下半身を相手に対して斜めにしておくことです。下半身を斜めに構えることで足先が別の方向を向くため、左右どちらにもすばやく動けるようになり、相手が抜こうとしてきてもすぐに対応できます。下半身を斜めにするのと同時に、かかとを上げて重心を少し後ろにしておくことで、よりすばやく動けます。
ディフェンスにおいてもっとも大切なことは、相手にドリブルで突破されないことです。ドリブルで突破されると守備人数が1人減るだけでなく、カバーで動いた自陣側にデッドスペースを作ることになります。ドリブルで突破されないように、できるだけすばやく1歩を踏み出せるような姿勢を保つことが重要です。
1対1のディフェンスで勝つためには、体を効果的に使うことも重要です。そうすることで、相手にプレッシャーを与えたり、相手の攻撃を阻んだりすることができます。
効果的に体を使うために、ディフェンスの際に意識しておきたいことが、相手との間合いをできるだけ狭くすることです。間合いが狭くなると相手選手の視界を塞げるだけでなく、「すぐにでもボールを奪いにくるかもしれない」というプレッシャーを与えながら、ボールを出すコースを減らすこともできます。
もしドリブルで突破されそうになったら、相手に体を当ててバランスを崩します。その際、相手の太ももに自分のお尻を当てるイメージで体を動かすとファールをとられにくく、相手のバランスもしっかりと崩すことができます。間合いが狭いとファウルになりやすいため、ステップの練習をして切り返しの技術も上達させる必要があります。
また、ヘディングでボールを奪う場合も、同じように体を当てながらジャンプすることがポイントです。ヘディングの際には、相手選手の斜め後ろから近づいて、横から体を当てるようにするとスムーズにクリアできます。
さらにディフェンスでは、腕の使い方も重要です。例えば相手とボールを奪い合うときには、体より先に相手とボールの間に腕を滑り込ませることで、相手からボールを奪いやすくなります。
腕を上手く使うことは、怪我の防止にもつながります。例えばヘディングで相手選手と空中戦を戦う際、体を激しくぶつけ合う場合が多いです。このときに、相手選手の広げた肘が首に当たって怪我をする危険性がありますが、腕を使って首をガードしておけば、怪我のリスクを下げることができます。
ボールを奪うためだけではなく、自身を守るためにも腕の使い方を重視してプレーしましょう。
ディフェンスで勝つための3つ目のポイントは、相手の動きをしっかり見極めることです。試合では、相手はディフェンスを抜き去ろうとフェイントをかけてきます。しかしそれに惑わされず、冷静に動きを見極めることが重要です。
人は次の行動に移る前、無意識にこれから行動する先に視線を動かします。そのため、相手の動きを見極めるには、相手の足元ではなく、視線を意識することが大切です。相手の視線がどこに向いているかしっかり見定めることで、次の行動を予測できます。
試合の際はついボールや足元に目を向けてしまいますが、相手の視線をしっかり観察する癖をつけるとよいでしょう。
ディフェンダーは、相手チームに得点されないようすばやく動くためのスタミナや、相手の動きを予測する力が求められる難しいポジションです。まずは、相手の足元やボールだけを追いかけるサッカーを卒業し、体全体の動きや視線などを読み取る力と判断力を身につける必要があります。
ディフェンスはゴールを守るだけでなく、得点するチャンスを作る大切な役割です。高いディフェンス力を身につけて、チームの勝利に貢献しましょう。 サッカー・フットサル用品を探す
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