毎年6月1日は、「モレリアの日」。ミズノが誇るサッカーシューズの金字塔「モレリア」への敬意を込めて制定されたこの日は、サッカーファンたちがSNSを中心に“モレリア愛”を発信し合い、コミュニティ全体が一体感に包まれる――まさに“サッカーとともにある一日”だ。
そして今年、そのモレリアのスピリットを象徴する新作『MORELIA II JAPAN(Ruby Red Pack)』が6月6日に登場する(※)。発売に先がけ、大阪でトライアルセッションが開催。製品理解と実践体験の両面から、その魅力に迫る機会が設けられた。参加したアルペングループの社員が『MORELIA II JAPAN(Ruby Red Pack)』の特性、魅力、そして実際の履き心地について詳しく紹介する。
■セッションの前半は、まず講義形式での製品理解からスタート
『MORELIA II JAPAN』に込められた設計思想、職人による製造工程、そして何より“素足感覚”を追求した独自のフィット構造――参加者たちは、ミズノのものづくりに宿る情熱を改めて知ることになった。
【MORELIA II JAPAN】
受け継がれる伝統、進化するフィット感。
税込価格:¥25,300(本体価格:¥23,000)
アッパー:天然皮革 / 人工皮革 |サイズ展開:22.0~30.0cm|質量:約205g(27.0cm片足)
1.アッパー構造
選び抜かれた天然皮革 × 最新テクノロジー
伝統の天然皮革に加え、革の伸びを抑える高密度マイクロタフタを新採用。長時間の着用でも変わらぬフィット感を実現。
2.履き口表材
素足感覚の追求へ、BareFoot Leather 採用
足と一体化するようなフィット感。滑らかな肌あたりで快適な履き心地をキープ。
3.履き口裏材
より柔らかく、より優しく。
内側にはスウェード素材を使用し、摩擦を軽減。足入れの瞬間から違いがわかる仕様に。
4.シューレース
わずか2mmの違いが、ホールド感を変える。
幅を6mmから4mmに変更。フィット感と微調整性が大幅に向上。
5.RBラインの美しさ
ディテールに宿る、プロダクトの美学。
象徴的なRBラインの縫製を刷新し、より洗練されたビジュアルに。補強パターンも見直し、天然皮革のシワを抑制。
6.アウトソール構造
軽量化 × パフォーマンスの両立
・軽量樹脂「セプトン」採用
・リベットを除去し、さらなる軽量化
・柔軟性と反発性を両立し、俊敏な動きをサポート
■「MORELIA II JAPANの魅力を体で知る」――サッカー未経験者も惹き込んだ体感型クリニック
「サッカー経験に関係なく、誰でも楽しめる内容になっています。リラックスして、新作スパイクの履き心地を試してみてください」。
フットボールのプロモーション担当・山口さんの挨拶から、ミズノによる体感型クリニックはスタートした。
この日の主役は、名作スパイク「MORELIA II JAPAN」。参加者は、ドリブルやパス、ボールタッチといった基本練習を通して、「ボールを自分の足で操る感覚」をじっくり体験。パス回しでは、仲間との呼吸を合わせる楽しさも自然と味わえる構成だった。
中でも印象的だったのは、“履いた瞬間の一体感”。「足に吸い付くようなフィット感」「軽さと柔らかさが想像以上」といった声があちこちから上がり、中には「売ってはいたけど、履いたのは初めて」というスタッフも。「蹴ってみて、こんなに違うとは思わなかった」と驚きの声が続いた。
参加したアルペングループの社員一同
「明日から、自信を持ってお客様に話せます。商品知識じゃなく、自分の体験として“安心してサッカーができた”って言えるのが大きい」。体験を通して生まれた“リアルな言葉”が、MORELIA II JAPANという名品の確かな魅力を物語っていた。
最後に、この日のセッションに参加したアルペングループの社員・柴田京太が、MORELIA II JAPANを実際に履いてプレーした印象や、おすすめのポイントについて語ってくれた。
■柴田京太インタビュー「モレリアは、完成されている。」――職人の現場から見えた、唯一無二のスパイクの真価
――MORELIA II JAPANを実際に履いてみて、どんな印象でしたか?
やっぱりモレリアは、40年という歴史を持つだけあって、“履きやすさ”にかけては本当に別格です。素足感覚でプレーできるし、軽さ・柔軟性・コストパフォーマンス、どれを取っても優れている。この3つがモレリアの軸だと思います。
――今回のモデルで「進化した」と感じたポイントは?
まず履き口ですね。前のモデルは少し滑りやすさがあったんですが、今作ではスウェード素材が使われていて、フィット感がぐっと増しました。特に走ったときの安定感が格段に良くなっています。
――その他に気づいたことは?
シュータンが少し厚くなった気がしますね。足当たりがより柔らかくなっていて、こういう小さな積み重ねが履き心地を進化させているんだなと感じました。
――細かな部分で進化を感じた点は?
たとえば、かかとのフィット感が少し引き締まっていたり、リベットがなくなったことで軽量化されていたり。実際に履いてみて「軽くなった」と実感できるのは、大きな進化ですよね。
――接客を通じてMORELIAの印象に残ったエピソードはありますか?
ある高校生の話が印象に残っています。その子は中学生の頃からずっとモレリアに憧れていて、でも親からは「まだ早い」と言われていたんです。高校進学を機にようやく買ってもらって、しばらくしてからボロボロになったモレリアを履いて買い替えに来てくれたんですよ。「これだけ使ったから、またモレリアを買いに来ました」って。その姿に、“モレリアが憧れの存在”だというのを強く感じましたね。
――どんなプレーヤーにMORELIA II JAPANを勧めたいですか?
ボールタッチにこだわる人にはもちろんですが、それだけじゃなくて、“全力でサッカーを楽しみたい人”すべてに勧めたいです。僕の考えでは、「履きやすい靴こそが、その人にとって一番の靴」。モレリアは、その思いを形にしてくれるスパイクだと思います。
――ボールタッチ、蹴りやすさ、走りやすさ、それぞれの魅力を教えてください。
「タッチ感」は、素足のような自然な感覚。レザーが柔らかくて足にフィットするから、ボールタッチがとてもナチュラルです。
「蹴りやすさ」も同様に、感覚通りに蹴れる印象。ストレスなくボールが扱えます。
「走りやすさ」に関しては、軽量であることに加えて、精神的にも“ラク”なんですよ。フィット感があるから安心して走れるし、自然と体も心も前に出る。そんなスパイクです。
■ミズノの“モノづくり”の現場に触れて
――昨日は、ミズノ シューズ生産工場に行ったそうですが、感想をお聞かせください。
正直、こうして“モノづくり”の現場を間近で見るのはほぼ初めてで、「本当に手作業で靴を作っているのかな?」と半信半疑でした。でも実際に目の当たりにすると、職人さんが一足一足、丁寧に接着や圧着などの作業をしていて、その手仕事の繊細さに驚きました。これは貴重な経験になりましたね。
――印象的だった工程はありますか?
特にスパイクのソールを圧着する工程が印象的でした。僕も店頭でユニフォーム背番号の圧着を手伝うことがあるんですが、工場での作業は「1ミリのズレも許されない」という緊張感が違いました。最高の一足が、いかに繊細に作られているかを肌で感じました。
――見学の内容はどんなものでしたか?
各工程を見学しながら、担当の方が「この作業にはこういう意味がある」と丁寧に説明してくれました。でも皆さんの手はとにかく早くて、あのスピード感であのクオリティを保っているのは本当にすごいなと感心しました。
――職人さんとの印象的なやり取りはありましたか?
「これは私たちが手で作っているんです」とある職人さんが話してくださった言葉が印象的でした。機械に頼る部分もありますが、最終的には“人の手”が完成を担っている。そのリアルな言葉に、職人の誇りと情熱を感じました。
――現場を見て、どんなことを感じましたか?
ものづくりの奥深さと難しさを痛感しました。0から1を生み出すことは、当たり前ではない。少しのミスで全てが台無しになるような世界を目の前で見ると、本当に尊敬の念しかありませんでした。
――シューズができるまでの時間はどのような感じでしたか?
全体の製作時間はわかりませんでしたが、パーツの切り出しから成形までの精密な工程を見て、「これは相当な時間と手間がかかっている」と実感しました。特にミズノのロゴを入れる作業は、専用機械で正確に刻印される様子が印象的でした。
――職人さんや現場の雰囲気はどうでしたか?
本当に“職人”という言葉がぴったり。無駄のない動きで作業に集中していて、まるで自分の世界に没入しているような姿がかっこよかったです。あの手元から、魂のこもった一足が生まれていると感じました。
――スペシャルな経験もしたようですね。
そうなんです。「MORELIA」のシュータン部分にはしっかりと[Alpen NAGOYA]のロゴを入れていただき、ソールの圧着まで体験して特別感あふれる一足に仕上げてもらいました。細部にまでこだわった、この限定仕様には本当に感動しました。
――最後にMORELIAに今後期待することをお聞かせください。
もう、このままでいてほしいです。僕は2008年からこの仕事をしていて、モレリアとともに10年以上。たくさんのスパイクを見てきましたが、モレリアは本当に“ケチのつけどころがない”唯一無二の存在です。次は50周年、100周年と、これから先も変わらず愛され続けてほしい。それが僕の一番の願いですね。
※アルペングループ店舗でのMORELIA II JAPAN(Ruby Red Pack)のお取り扱いは、Alpen TOKYO、Alpen NAGOYA、Alpen FUKUOKA含む30店舗とオンラインストアになります。
> お取り扱い店舗はこちら
モレリア ネオ IV β JAPAN
[8200105085-0001-117-9173]
¥31,900
「モレリア ネオ IV β JAPAN」の在庫がありません。
モレリア II JAPAN
[8200105055-0001-117-9173]
¥25,300
「モレリア II JAPAN」の在庫がありません。
モレリア ネオ IV JAPAN MIX
[8200105185-0001-121-9173]
¥29,700
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