７月18日、キャロウェイからニューアイアン「X FORGED MAX（以下X フォージド マックス）」「X FORGED MAX STAR（以下X フォージド マックス スター）」が発売される。
「Ｘ FORGED（以下X フォージド）」シリーズは、キャロウェイの人気アイアンで、日本のユーザー向けに開発された軟鉄鍛造モデル。スタンダードロフトの「X フォージド」(７番アイアンで33度)に対して「Ｘ FORGED STAR（以下X フォージド スター）」はストロングロフト(同29度)。ツアープロの間でも使用者が多い人気モデルだが、新たに発売される「Ｘ フォージド マックス」「X フォージド マックス スター」は、同じ軟鉄鍛造のコンセプトのもと、ヘッドサイズをひと回り大きくしたセミラージタイプとなる。
『キャロウェイ「X フォージド」シリーズに「X フォージド マックス」と「X フォージド マックス スター」が追加された（右の2モデル）』
「X フォージド」シリーズは、軟鉄鍛造のモデルならではのやわらかい打感と高い操作性が人気ではあるが、ヘッドサイズが小さめで「難しそう」と感じるユーザーもおり、アベレージゴルファー層から「もう少しやさしい軟鉄鍛造モデルがあれば」という声は大きかった。
「X フォージド マックス」シリーズは、そういったニーズを受け、ヘッドサイズをひと回り大きくして寛容性や構えたときの安心感を向上させ、よりやさしく使える軟鉄鍛造アイアンとして、幅広いゴルファーに軟鉄鍛造ワンピースモデルの心地よさを訴求できるアイアンとなっている。
「X フォージド マックス」は、「X フォージド」と同じＳ20Ｃ製の鍛造ヘッド。バックフェースのトウ・ヒールにCNC加工による穴を開けたポケットキャビティ構造で、その余剰重量によってヘッドをワンサイズ大きくすることが可能になった。
『「X フォージド マックス」。大きさは「X フォージド」とほぼ同じ』
『バックフェースのトウ・ヒールに穴を開けた構造。ボールを上げやすく、寛容性もUP』
トウ・ヒールがポケット状になってはいるが、やわらかい打感を確保するためにフェース裏センター部は穴を設けずに肉厚とし、弾きすぎないフェースに球が乗るフィーリングを実現している。
ヘッドサイズが大きくなったことと重量配分が周辺に分散したことで慣性モーメントも大きくなり、寛容性もアップしている。
ロフトは７番で32度。「X フォージド」よりも1度ストロングとなっている。
『既出の「X フォージド」と同様、「トライレベル・ソールデザイン」を採用。スムーズな振り抜きを可能に』
『軟鉄鍛造のやわらかい打感にやさしさが兼ね備えられたアイアン』
「X フォージド マックス スター」は、S20C鍛造のフェース・ネック部と、同じS20C鍛造のボディを溶接で接合した「デュアル軟鉄」構造が特徴。これによってより複雑なバックフェース形状が可能になり、深いポケットキャビティとワイドソールで、さらに高い寛容性を実現している。
『「X フォージド マックス スター」』
ヘッドサイズは、従来の飛び系アイアン並みのラージサイズだが、重心を下げすぎずにある程度の重心高を確保しているためバックスピンがしっかり入り、アイアンらしく浮いていく弾道とグリーンに球を止められるバックスピン量が得られる。
7番のロフトは「X フォージド スター」よりも１度多く30度。ストロングロフトモデルとはいえ、球が強すぎず、必要十分な高さと飛距離を得られるロフト設定だ。
『「X フォージド」シリーズ内では最大のヘッドサイズで安心感をもたらす』
『「X フォージド マックス スター」にも「トライレベル・ソールデザイン」を採用』
『ロフト設定は「X フォージド スター」よりも1度寝ている設定（左：X フォージド マックス スター 30度 右：X フォージド スター 29度）』
いずれもバックフェースには江戸切子をモチーフにしつつモデル名の「X」を連想させる格子状のデザインが施されており、「日本モデル」ならではの美しさがある。
この２モデルの登場によって「Ｘ フォージド」シリーズは4兄弟構成となった。先述の通りだが、ロフトを見ると、多い順に「X フォージド」「X フォージド マックス」「X フォージド マックス スター」「X フォージド スター」となるが、ヘッドサイズで見ると小さい順に「X フォージド」「X フォージド スター」「X フォージド マックス」「X フォージド マックス スター」となる。
『左からロフトが多い順（右の方が立っている）』
『バッグフェースに刻まれた切子のデザインは、追加された2モデルならでは』
「X フォージド マックス」「X フォージド マックス スター」の登場で、アイアンにやさしさを重要視する層にとっても軟鉄鍛造モデルの選択肢が増え、やさしさや飛距離とトレードオフされがちだった軟鉄鍛造ならではの打感を諦めずに済むようになった。
やさしさも、飛距離も、打感もすべて求める欲張りなゴルファーにとって、これは間違いなく朗報だ。
ゴルフ５各店舗には、最新の2モデルはもちろん、すでに発売されている「X フォージド」「X フォージド スター」の試打クラブもそろっているので、ぜひ4つの軟鉄鍛造アイアンを打ち比べて、自分のニーズにピッタリマッチする1本を見つけていただきたい。
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