最新シャフト3モデル、どんな人に合う?  伊藤元気プロがヘッドスピードを変えながら徹底試打!

最新シャフト3モデル、どんな人に合う?  伊藤元気プロがヘッドスピードを変えながら徹底試打!

今年もシャフトメーカー各社から最新シャフトが発売された。

 

とくに注目されているのは、大手シャフトメーカー3社のニューモデル、フジクラ「スピーダー NX ゴールド」、グラファイトデザイン「ツアーAD FI」、そして三菱ケミカル「テンセイ PRO ブラック 1Kコア」だ。

 

この3モデル、どんな特徴があってどんな人に向いているのか、ゴルフ5契約の伊藤元気プロがドライバーで試打。フィッターの三須得至さんの解説とともに、その様子をお伝えする。

 

最初に打ったのはフジクラ「スピーダー NX ゴールド」。

 

「スピーダー NX」シリーズとしては5代目となり、2代目「スピーダー NX グリーン」の後継モデルと位置づけられる中調子シャフトだ。

 

ここではブリヂストン「BX1 ST」の9.5度のヘッドに60g台のSシャフトを装着して打った。想定ヘッドスピードは45m/s。

 

1発打つなり「振り心地がすごくいい!」と伊藤プロ。

 

『フジクラ「スピーダー NX ゴールド」60Sは、中調子で62g、トルクは3.5度』

 

「始動からフィニッシュまでスムーズにしなるシンプルさがあって、よどみなく振り抜ける心地いいシャフトです。しなりは感じやすいけれど余計なねじれは小さく、しなり戻りの加速感はあって適度につかまるけれど左に行かない。ここら辺の絶妙なバランスのよさは、すでに“名器”の香りが漂いますね。女子プロたちに人気なのがよくわかります」(伊藤プロ)

 

『伊藤プロは、振り心地のスムーズさを絶賛』

 

「『スピーダー NX ゴールド』は、前モデル『スピーダー NX バイオレット』から採用された『DHX』という“第二バイアス層”を持つ構造を引き続き使用しています。この効果によって、トルクは60Sで3.5と、『スピーダー NX グリーン』よりも0.3絞られつつもスムーズなしなりを失わずないので、タイミングを取りやすく、ヘッドスピードも上がりやすいんだと思います」(三須さん)

 

『タテ、ヨコ、ナナメのほかに「第二バイアス層」を加えた「DHX」を搭載』

 

同じヘッドで50g台のSを、ヘッドスピード43m/s前後でテスト。さらにヘッドスピードを48m/sに上げ、60g台のXをピン「G440 MAX」の9度でも試打。重さが変わってもフィーリングは同じで、「つかまりながらも左に行かないのは全フレックス共通」と伊藤プロ。

 

重さや硬さを変えても全体的なフィーリングや特性は変わらず、重さ・硬さが素直にフローしている。

 

「切り返しで5しなったとしたら、ダウンスイングでも同じ5だけ戻ってくる感じ。モタつかない、走りすぎない絶妙なバランスだと思います。ねじれが小さいぶん、フェースコントロールもスムーズに行えて、本当に振りやすいシャフトです」(伊藤プロ)

 

『バックスイングで5しなったものがダウンスイングで5しなり戻るフィーリング』

 

次に打ったのは、グラファイトデザイン「ツアーAD FI」。

 

スペック的には中調子で、先端剛性がしっかりあるタイプ。グラファイトデザインのウェブサイトにある「ポジショニングマップ」では、「フェード系」「やや高弾道」に位置するシャフトだ。

 

まずは60g台のSをピン「G440 MAX」9度のヘッドに装着。ヘッドスピード45m/sで打った。

 

『グラファイトデザイン「ツアーAD FI」6Sは、中調子で66g、トルク3.2度 ※写真は5S』

 

「第一印象は、かなりしっかりしたシャフトだなという感じ。ワッグルの段階からあまり動かず、硬そうな印象を受けました。でも打ってみると意外と球が上がるし、バックスピンも適度に入って、それほどハードじゃないのが面白いですね。自分でしっかり球をつかまえて打ちたいという人にとっては、左に行かない安心感が武器になるシャフトだと思います」(伊藤プロ)
 

『フェードを打ちやすく、ライン出しも打ちやすいと伊藤プロ』


「トルクも小さめですし、全体的に硬いシャフトと言っていいと思いますが、シャフト先端を補強する『トルネードチップテクノロジー』の効果で、初速を落とさず高い打ち出しが出せる。やわらかいシャフトが苦手な人、左のミスがイヤな人にとっては、シャープなのにちゃんと球が浮いてくれてハードになりすぎないので、扱いやすいと思います」(三須さん)

 

『全体的にしっかりしているが、決してハードすぎない』

 

同じ「G440 MAX」の9度で、60g台のXをヘッドスピード48m/sで試打。こちらは、Sがそのままハードになった感触で強いフェードが打ちやすいが、50g台のSをヘッドスピード43m/sで試打したところ、意外な振り心地の差があったと伊藤プロ。

 

ゆったりと振ったほうが若干のつかまり感が増すので、案外パワーのない人でも扱えるシャフトだというのだ。それでも左に行く心配はなく、シャープなフィーリングは損なわれない。

 

「しなり量自体は小さいサッパリした振り心地なのに案外ゆったり振ってもOK。バックスイングで2しなったものが、ダウンスイングで1戻ってくる感じですね。戻りすぎないのでライン出しも打ちやすいし、安心してフェードが打てるシャフトだと思います」(伊藤プロ)

『2しなって1戻るサッパリとした振り心地で、左に行かない安心感がある』

 

最後は三菱ケミカル「テンセイ PRO ブラック 1Kコア」。

 

テンセイシリーズとしては5代目となる、手元調子のシャフト。織り目が緻密で加工の自由度が高い「1Kクロス」を使用しているのが特徴だ。

 

まずは60g台のSを、ブリヂストン「BX1 ST」の9.5度のヘッドに装着。ヘッドスピード45m/sで試打した。

『三菱ケミカル「テンセイ PRO ブラック 1Kコア」60Sは、手元調子で63g、トルクは3.4度 ※写真は50S』

 

「いかにも手元調子らしいしなりを感じられて、切り返しでシャフトが勝手にタメを作ってくれるんですが、それがダウンスイングで一気に戻ってくるので、自然とヘッドスピードが出ちゃいますね。それでいて先端側は暴れない安心感があるので、バンバン振っていけるシャフトです。しなり戻りもシャープで、リリースをサポートしてくれる感じもあります」(伊藤プロ)

 

『手元調子特有の切り返しでのしなりが感じられ、タイミングが取りやすい』

 

「このシャフトは『1Kクロス』を内側の層(コア)に配していて、しなるけれども再現性が高いので暴れません。手元調子が好きな人には、すごく気持ちいいシャフトだと思います。手元調子というとハードヒッター向けという印象を持っている人も多いかもしれませんが、手元のしなりを感じやすいのでパワーのない人でも扱いやすいと思います」(三須さん)

 

『キックポイント表記通りの手元のスムーズな動きが特徴』

 

ヘッドシャフトともに同じスペックでヘッドスピードを48m/sに上げてみてもまったく違和感なく振れる一方、50g台のSでヘッドスピードを43m/sに落としてみても、しっかりシャフトがしなり、ハードすぎる感じはないと伊藤プロ。

 

「手元が動くので切り返しでタイミングを取りやすいですし、しなり戻る感じも強いので振り遅れもしにくい。バックスイングで2しなったところから、切り返しで4しなり、インパクトに向けて6しなり戻る感じでしょうか。タメを作るのが苦手な人にとって、シャフトがそれを助けてくれる。個性的ですが味わい深いシャフトだと思います」(伊藤プロ)

 

『バックスイングで2しなり、切り返しで4しなったところから、6で戻ってくるフィーリング』

 

これら最新シャフト3モデルは、もちろんゴルフ5各店舗で試打できる。伊藤プロのインプレッションを自分で確かめつつ、最適の1本を見つけ、秋のゴルフに新たな楽しみを見つけていただきたい。

 

『今回試打した3機種のシャフトは全国のゴルフ5で試打が可能。気になった方はぜひお近くの店舗へ』
 


【文章・写真】アルペングループマガジン編集部

 
 

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