ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第169回目となる今回は、発表されたばかりのダンロップ「ゼクシオ14」のドライバーを取り上げる。
アマチュア向けクラブの王様として四半世紀にわたってクラブ市場に君臨し続けているダンロップ「ゼクシオ」シリーズ。2年に一度のモデルチェンジを続けてきたサイクルの中で先日、14代目となるニューモデル「ゼクシオ14」がついに発表されそのベールを脱いだ。
ゼクシオシリーズは、アベレージゴルファーにとって長年人気ナンバーワンの存在ではあるが、カスタムシャフト対応を行わないという強気のコンセプトから、フィッティングを重視するゴルフ5プレステージにおいては、他店舗ほどの圧倒的な存在ではなかった。しかし、アマチュア向けクラブのベンチマークとしてつねにほかのクラブと比較され続けているだけに、フィッターたちにとっては何にも増して気になるクラブであることは間違いない。

『「ゼクシオ14」は11月22日発売予定。もちろんゴルフ5各店舗には試打クラブが入荷済み』
しかも新しい「ゼクシオ14」は、ついにQTS(クイック・チューン・システム)、いわゆるカチャカチャ機能を初搭載し、カスタムシャフト対応も始めるということで、今年は例年以上に注目が集まっている。
しかしプレステージ名古屋店勤務のフィッター佐藤圭一郎さんは、「純粋に飛距離性能が進化している点こそ、『ゼクシオ14』の最大の魅力」だと話す。

『ゴルフ5プレステージ名古屋店の腕利きフィッター佐藤圭一郎さん』

『今作から「QTS(クイック・チューン・システム)」が採用され、ゼクシオでは初のカスタムシャフト対応となる』
「『ゼクシオ14』はカチャカチャの採用に注目が集まっていますが、やっぱり『アマチュアがいちばん飛ばせるクラブ』という点こそ評価されるべきで、そこがブレていないのはさすがだと思います。近年の『ゼクシオ』シリーズは、やや方向安定性に重点を置いて設計されていた印象でしたが、ニューモデルは『VR-チタン』という新素材を採用して改めて飛距離最重視に舵を切りました。『VR-チタン』は粘り強い強度がある素材なので、飛ばしのためのヘッド構造がよりブラッシュアップできたということです」(佐藤さん)

『シリコンを配合した新合金「VR-チタン」を採用しているのが「ゼクシオ14」の大きな特徴』
ダンロップのドライバーは、ヘッドが軟・剛・軟・剛という剛性が異なる層を互い違いに配することでヘッド全体がたわんでエネルギーをためて飛ばす「リバウンドフレーム」という構造になっている。「ゼクシオ14」は、「VR-チタン」を採用したことでこの構造のメリハリが強化され、より大きなエネルギーをためてボールに伝えることができるのだ。
コンセプトは「一撃の飛び」だというが、そのコンセプトどおり、芯を食ったときの飛びは前モデルを大きく上回ると佐藤さんは感じたという。

『軟・剛・軟・剛という構造でヘッドが効率よくたわみ、インパクトのエネルギーをボールにしっかり伝えて飛ばせる』
「もちろんこの飛距離性能は『ゼクシオ』らしいやさしさを担保したうえでのもの。球のつかまりが非常によく、高打ち出し・高弾道の球が打てる軽量ドライバーという点は一切ブレておらず、ややパワーのないスライサーにとっては、やはりこれ以上ないほど扱いやすいドライバーであることは変わりません。その点に絶対的な信頼感があるのは『ゼクシオ』ブランドならではですね」(佐藤さん)
「ゼクシオ14」は、このような正統進化のうえに、カチャカチャ機能が追加されたことで、従来のよさを損なわず、対象ユーザー層の拡大が期待できる。これはフィッティングを重視するゴルフ5プレステージにとっては期待が大きく膨らむ進化だ。
専用開発の純正シャフト「MP1400」は、本来のユーザー層にジャストフィットするバランスのいいシャフトではあるが、もう少し重くして使いたい人や、カスタムシャフトの振り心地を求める人にとってカスタムの選択肢が増えたことはうれしい。

『純正シャフトも14代目。純正の「MP1400」はSで41g』
ずっと「ゼクシオ」を使ってきた人はもちろん、いままで興味はあったがマッチしなかった人、プラスアルファを求めたい人も、「ゼクシオ14」は試してみる価値があるだろう。
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【文章・写真】アルペングループマガジン編集部