ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第176回目は、PXG「ライトニング」のユーティリティ(以下UT)を取り上げる。
PXGの最新モデル「ライトニング」シリーズは、ドライバー3機種、フェアウェイウッド(以下FW)2機種に加え、UTが1機種ラインアップされている。
UTは基本的に使用目的が明確で、「(グリーンを)狙うクラブ」。ドライバーやFWのように「飛ばす」ことに特化したモデルや、飛ばすための方法論に合わせた選択肢を必要としないため、1機種で事が足りる。そのためモデルバリエーションがないのだろう。
ティーショットやパー5の2打目のレイアップに使うことはあるが、その場合も3Wなどのように飛ばす必要はなく、「狙ったところに置く」ことが役割。ならばそれこそ、目的をきっちり遂げられることが重要になる。
PXG「ライトニング」のUTは、その目的には過不足なく、非常にバランスよくまとまっていると、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちは高く評価している。プレステージ神戸店の中村柊介フィッターも、「UTとしての機能は極めて高い」と話す。

『ゴルフ5プレステージ神戸店勤務の中村柊介フィッター』
「『ライトニング』のUTは、基本的には球が上がりやすく、ミスヒットにも強くてやさしいヘッド。下の番手は、アイアンに不安がある人がアイアンの代わりに高弾道でグリーンを狙いやすく、上の番手は、FWが苦手な人が必要な距離をしっかり飛ばせるようになっています。各番手、UTユーザーがUTに求める機能を必要十分に備えていると思います」(中村さん)

『PXG「ライトニング」UT』
UTながらカーボンクラウンで低重心化され、フェースも肉薄。そのぶん慣性モーメントを大きくしてミスヒットへの寛容性を高めている。
ヘッドはUTらしい面長形状で、フェースはFWのような舟底型というよりも、アイアン的なフィーリングを感じる四角形寄り。しかしながらソール中央には尾根状のラインがある「スパインドソール」で、ラフや傾斜地、悪いライからでも抜けがよく、コースでの使い勝手は非常に高い。

『カーボンクラウンを採用し、低重心で球が上がりやすい』

『アイアン的な四角いフェース形状だが、「スパインドソール」で抜けはいい』
もちろんプレーヤー個々に、球の高さやつかまり、振り心地など求めることは異なる。しかしそこはパーツ販売のPXGだからこそ、自在にアレンジできる点が強みだ。
「ソールには3つの可変ウェイトがあって、フィッティング時にお客さまに合わせて重さを選べます。そのためヘッド重量も重心位置もアレンジできるので、1種類のヘッドしかなくてもまったく不便は感じませんね。それよりも、番手構成が多いことでセッティングの自由度が高い点が大きな強みになっています」(中村さん)
『3つのウェイトはデフォルトでは後方12.5g、トウ・ヒール各2.5gだが、変更可能』
「ライトニング」UTは、ロフト17度の2UTから、ロフト34度の8UTまでなんと7番手構成。しかもシャフトの選択肢が非常に豊富なため、アッセンブルによるアレンジ幅が非常に広いのだ。
『ロフト34度の8UTまでラインアップ。ミドルアイアンの代わりにUTを入れることもできる』
同じ番手でも、ウェイトによる重心設定やシャフトのチョイスで、ユーザーの使い方に応じてウッド的にもアイアン的にも、その中間的にも組み上げられる。
こういった点こそがPXGの強みであり、プレステージの強みでもある。
UTに悩んでいる人こそ、ぜひゴルフ5プレステージで「ライトニング」のようなUTを一度手に取っていただき、用途に最適な1本を作ってみていただきたい。「UTってこんなに使いやすかったのか!」という驚きがあるに違いない。
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【文章・写真】アルペングループマガジン編集部