【バスケ】ユーロステップとは? 得点に結びつくプレーを決めるコツ

バスケットボールは、リングが高い位置にあるうえに、選手同士の接触もよく見られるスポーツです。基本的には、背が高く体格に恵まれた選手ほど有利にプレーすることができます。
とはいえ、背の低い選手だから絶対に活躍できないというわけではありません。さまざまなテクニックを駆使すれば、背の低い選手も体格に勝る選手と互角に渡り合うことは可能です。
ここでは、相手ディフェンスをかわすためのテクニックのひとつ「ユーロステップ」の概要や、やり方のコツをご紹介します。

 

【目次】

■バスケのユーロステップとは?

■ユーロステップがトラベリングにならない理由

■ユーロステップを決めるコツ

・フェイントを入れる

・大きくステップを踏む

■ユーロステップの練習方法

■背が低い選手は習得したいユーロステップ

 

■バスケのユーロステップとは?

バスケのユーロステップとは?

 

ユーロステップとは、ボール保持後の1歩目と2歩目の方向を変えて、ジグザグと左右に動くステップのことです。このステップを武器にしていたプロ選手の名前から「ジノビリステップ」と呼ばれることもあります。

バスケットボールのステップは、真っすぐ最短距離でゴールに向かうのが基本です。
一方で、ユーロステップでは左⇒右(右⇒左)と左右交互にステップを踏むことで、相手ディフェンスをかわしていきます。

体を切り返してディフェンスを翻弄することで、相手をかわしやすくなるのがユーロステップのメリットです。ヘルプに来たディフェンスをかわす、プレッシャーがきつい時に進行方向を変える、後ろから追いかけてきたディフェンスの進行方向とは逆に切り返すなど、さまざまなシーンで活用できます。
切り返しでブロックをかわせるので、背が高いディフェンスに対しても効果を発揮します。

ペイントエリアに向かって切り込んだ後、レイアップシュートを打つ時などにユーロステップを活用すれば、得点のチャンスを増やすことが可能です。

 

■ユーロステップがトラベリングにならない理由

バスケットボールには、ボールを持ったまま3歩以上歩いてはいけないことを定めた「トラベリング」というルールがあります。
一見すると、ユーロステップもトラベリングに当たるのではないかと、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

従来のバスケットボールのルールでは、ボールをつかむのと着地するのが同じタイミングだった場合、着地した足を1歩目とカウントしていました。
しかし、2017年からは、ボール保持と同時に着地した足は1歩目としてカウントしない「ゼロステップ」というルールが導入されています。

つまり、ボール保持と同時に足を床につけた場合は、その後2歩は自由に移動できるということです。このルール改定によって、ユーロステップがトラベリングとジャッジされるケースは減っています。

また、ユーロステップと似たプレーに、ボールを保持した選手が片足でジャンプして、両足をそろえて着地するギャロップステップがあります。両足で着地するため軸足を自由に選ぶことができ、相手ディフェンスを翻弄させられるのがギャロップステップのメリットです。
このギャロップステップも、ゼロステップの導入によって活用の幅が広がっています。

 

■ユーロステップを決めるコツ

ジグザグとステップを踏みながらゴールに向かうユーロステップは、簡単にできるものではありません。上手に決めるには、コツを押さえることが大切です。
ユーロステップを決めるコツを2つご紹介するので、練習の時などに試してみてはいかがでしょうか。

 

・フェイントを入れる

ユーロステップを行う目的は、上手にステップを踏むことではなく、ディフェンスをかわしてシュートの成功率を高めることです。どれだけ上手にステップを踏める選手だとしても、相手ディフェンスをかわせなければ意味は薄れてしまいます。

フェイント(フェイク)を織り交ぜて、相手を惑わすことが大切です。1歩目で「この方向に相手は向かう」とディフェンスに思わせることができるように、体の使い方や目線を意識しながら行いましょう。

また、左右への切り返しだけでなく、プレーのスピードをフェイントに活用するのも良いでしょう。例えば、ステップのスピードに緩急をつけて切り返すと、ただ踏み出すだけのユーロステップに比べてディフェンスをかわしやすくなります。
1歩目は素早く、2歩目はゆっくりとステップを踏むなど、左右だけでなくタイミングも活用して、相手ディフェンスを翻弄することを心がけましょう。

 

・大きくステップを踏む

できるだけ大きくステップを踏むことも大切です。大きく切り返す意識を持つことで、相手ディフェンスをかわしやすくなります。

ステップを踏む際に、スピードを速くする意識が強すぎると、踏み込みの幅が小さくなってしまう恐れがあります。2歩目のステップは大きく踏み出す意識を持っておきましょう。

また、ユーロステップは前にいるディフェンスを抜き去る際に活用するステップです。ボールを保持する位置が低すぎると、相手にカットされる可能性があります。
ボールの位置を下げ過ぎないこともポイントです。

 

■ユーロステップの練習方法

ユーロステップの練習方法

 

習得できれば大きな武器になる一方で、ユーロステップはバスケットボールのステップの中でも、高い難度を誇ります。
ボールを持たずにユーロステップを踏む練習を日々のトレーニングに組み込んで、独特の動きに慣れることから始めるのがおすすめです。

動きに慣れてきたら、ドリブルしてからユーロステップを踏む練習に取り掛かるのがおすすめです。個人で練習する時は、ディフェンスに見立てたコーンやマーカーを置いておくと、より実戦に近い感覚を養えます。
練習相手がいる時は、1on1で相手を抜く練習を行うと良いでしょう。

また、ユーロステップは相手との距離が近すぎても、遠すぎてもディフェンスを抜くのが難しくなるテクニックです。コーンとの距離を測りながら、どの位置からであれば相手を抜くことができるか考えることもポイントです。

ユーロステップを問題なく踏めるようになったら、通常のシュート練習でユーロステップにチャレンジしてみてください。
シュート前にユーロステップが踏めるようになると、シュートを打てる可能性を高められます。

 

■背が低い選手は習得したいユーロステップ

左右に大きく動いて相手を翻弄するユーロステップは、体格が大きなディフェンスに対抗できるテクニックのひとつです。背の低い選手でも、ユーロステップを身につけていればゴール下で活躍できる可能性が高まります。
また、パスだけでなくドライブで中に切り込めるようになるなど、プレーの幅を広げられるのも、ユーロステップを習得するメリットです。

基本的に、バスケットボールは背の高い選手ほど有利な傾向にありますが、テクニックを身につければ背が低い選手でも活躍することはできます。
練習を繰り返して、ユーロステップのマスターを目指してみてはいかがでしょうか。

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【文章】アルペングループマガジン編集部

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