(上記写真:©琉球ゴールデンキングス)
B.LEAGUEは10シーズン目という大きな節目を迎える。本連載ではその中で2016年の開幕からただ一つのクラブに所属し続ける、数少ない選手たちに話を聞く。最終回の第5回は琉球ゴールデンキングス 岸本隆一選手へのインタビューを紹介する(全5回)。
※こちらの記事はB.LEAGUE×Alpenのコラボ特集記事となります。
B1通算500試合出場達成の琉球ゴールデンキングス 岸本隆一選手。沖縄のフランチャイズプレイヤーとしてチームを牽引し続けてきた彼は、変化し続ける時代の中でも“変えない”信念を大切にしている。「コート上が、自分の生きる場所」。そう語る岸本選手が、プレー、ギア、ライフスタイル、そして“結果へのこだわり”について語ってくれた。
■「テクノロジーは進化しても、“自分に合う”がすべて」
――10年前と比べて、シューズやウェアの選び方に変化はありましたか?

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
大きく変わったとは感じていません。僕自身、昔からローカットのシューズが好きで、それは今でも変わらず選んでいます。ただ、ウェアに関しては毎年確実に進化していますね。素材の質感や動きやすさ、軽さなんかも含めて、プレーしやすくなっている実感は強いです。
――ローカットにこだわる理由は?

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
ポジション的に運動量が多いので、足首まわりの可動域を確保できるローカットが僕には合っているんです。特に、バックステップからのシュートの時なんかは、その可動域がそのままアジリティにつながる。要は、「合うものを履くのが一番」なんですよね。スペックよりもフィーリングを大事にしています。
■「魅せるより、“結果”を着る」
――コート上で目立つポジションですが、ファッションは意識されますか?
僕にとっては、まず何よりもパフォーマンス。そこがブレると意味がない。
なので、普段は意識してないですね。
でも、クリスマスゲームとかイベントのときはちょっと派手めのシューズを履いて、そういう遊び心は持っています(笑)。“魅せ方”も少し意識しますね。
――試合ごとにシューズやアクセサリーを変えることは?

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
ほぼないですね。アクセサリーもつけないですし、リストバンドやヘッドバンドもしていません。シューズは同じモデルのカラーバリエーションをいくつか揃えていて、その中からその日の気分で履き替えるくらいです。
■「情報は現場から拾う」
――新作ギアの情報は、どうやってキャッチしていますか?

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
結構、チームメイトから得ていますね。「それ何?」「履き心地どう?」って会話から、実際に試させてもらうこともあるし、自然と情報は入ってきます。特にシューズはパフォーマンスに直結する部分だから、チーム内でも一番話題になりますね。
――では、バスケを始める子どもたちに「シューズ選びのアドバイス」をするとしたら?

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
まずは“サイズが合っていること”。それが大前提です。子どもの頃って「どうせすぐ足が大きくなるから」って、大きめを選びがちなんですけど、それはプレーには良くない。できれば自分の足にぴったり合うものを選んでほしいですね。
あとは、好きな選手が履いているモデルを選ぶっていうのも全然アリだと思います。“このシューズを履くと上手くなれる気がする”──その気分って、実はすごく大事なんですよ。
■「コートが、僕の“生きる場所”」
――プロとして、コート内外で意識していることは?

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
正直、“自分が生きてる”って一番感じるのは、やっぱりコート上なんですよ。
もちろん、ファンの皆さんや周囲から見られている意識は常にありますけど、自分が一番こだわるべきは、やっぱり“結果”なんです。パフォーマンスで魅せること。そこに全てを注いでいます。
■「心と身体は全部つながっている」
――プレー以外で大切にしている習慣はありますか?
今すごく意識してるのは、“規則正しい生活”ですね。昔は寝たいときに寝て、食べたいものを食べて……という生活でしたけど、やっぱりプロとしてチームに貢献するには、自分をちゃんと律することが必要だと気づきました。
睡眠・食事・生活リズム、これらを整えるだけで、心も体も安定して、コンディションが全然違うんです。今では完全に習慣になっていて、むしろそれが当たり前になっている感覚です。
――身体が整うと、心も整うという感覚ですね。

(写真:©琉球ゴールデンキングス)
そうですね。結局、全部つながっていると思います。“いい身体には、いい精神が宿る”──シンプルだけど、真理だなと日々感じています。
「道具は裏切らない」──そう語る岸本隆一選手の言葉には、プロとして結果を追い求める覚悟がにじむ。変化し続ける時代の中でも、自分に合うスタイルと信念は変えない。
B1通算500試合出場、沖縄のフランチャイズプレイヤーとしてチームを牽引してきた男の“揺るがぬ軸”が、そこにあった。
本編はB.LEAGUE公式Webマガジンにて
岸本隆一 フランチャイズプレイヤーが語るB.LEAGUEの10年 vol.5「沖縄出身ならではの責任とともに…“琉球の象徴”が思い描く未来とは」
https://www.bleague.jp/bmagazine/detail/id=543092
太田敦也 フランチャイズプレイヤーが語るB.LEAGUEの10年 vol.4「三遠一筋18年の軌跡。ブースターと共に歩んだ日々、そして恩返しへ」
https://www.bleague.jp/bmagazine/detail/id=543087
ザック・バランスキー フランチャイズプレイヤーが語るB.LEAGUEの10年 vol.3「東京で選ばれる存在に…アルバルカーズとの絆、未来への思い」
https://www.bleague.jp/bmagazine/detail/id=542609
水戸健史 フランチャイズプレイヤーが語るB.LEAGUEの10年 vol.2「地元に残り続ける理由とファンへの感謝、そして北陸の象徴として描く富山グラウジーズの未来像」
https://www.bleague.jp/bmagazine/detail/id=542600
遠藤祐亮 フランチャイズプレイヤーが語るB.LEAGUEの10年 vol.1「育成契約からキャリアをスタート“BREX NATION”と一緒に歩んだBリーグ10年」
https://www.bleague.jp/bmagazine/detail/id=541816
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【写真】琉球ゴールデンキングス
【文章】池田鉄平