ラケットは、テニスをプレーするために欠かせないアイテムです。パフォーマンスを高めたり、快適にプレーしたりするには、自分に合ったラケットを選ぶ必要があります。
ラケット面の大きさやフレームの長さ、ストリングのパターンなど、テニスラケットの選び方には複数のポイントがありますが、特に注意したいのがグリップサイズです。
ここでは、テニスラケットのグリップサイズがプレーにどのような影響を及ぼすのか、自分に合ったサイズの選び方などをご紹介します。
【目次】
■テニスのグリップサイズの種類
■グリップサイズの違いによる影響
・細いグリップの特徴
・太いグリップの特徴
■グリップサイズの選び方
・手の大きさ
・握った時の感覚
・グリップテープを巻くことも考慮しよう
■自分好みのグリップサイズを選ぼう
■テニスのグリップサイズの種類

テニスラケットのグリップ(持ち手部分)は、自分の体とラケットをつなぐ重要なパーツです。
一般的に、テニスラケットのグリップサイズは「G+数字」で表されます。日本ではG1~G4のサイズが一般的で、Gの後の数字が大きくなるほど太いグリップということです。基本的には、グリップエンドやシャフト(スロート)部分に記載されているので、確認してみてください。
海外ではグリップサイズがインチ基準で表されているので、海外からラケットを購入する時は覚えておきましょう。1/8(インチ)がG1、1/4(2/8)がG2、3/8がG3、1/2(4/8)がG4に対応しています。
また、インチをセンチメートルに変えてみると、グリップの大まかな円周がわかるため、サイズもイメージしやすくなります。
各グリップサイズの円周は、G1で約10.5cm、G2で約10.8cm、G3で約11.1cm、G4で約11.4cmです。
グリップの太さが1サイズ変わるだけでも、握った時の感覚は大きく異なります。自分の手に合わないサイズのラケットだと、プレーの質が落ちてしまうこともあるため注意しなければいけません。
■グリップサイズの違いによる影響
グリップサイズが異なると、プレーにはどのような影響が出るのでしょうか。
グリップサイズが細いものと太いものの違いや特徴は、以下のとおりです。
・細いグリップの特徴
細いグリップは、握った時に手の中で動きやすくなります。ラケット面がブレやすく、インパクト時に意図しない方向に向いてしまう恐れがある点はデメリットといえるでしょう。
ラケットの取り扱いは、細いグリップほど難しくなる傾向にあります。
その反面、ラケット面の微調整は太いグリップよりも行いやすいです。
意図的にボールに回転をかけるプレーなどに向いているため、ネット際でのボレーなどを主体にプレーする選手には適しています。
・太いグリップの特徴
基本的に、グリップは細いものより太いものの方が力をかけやすい傾向にあります。太いグリップは手の中でグリップが動きにくくなるので、インパクトの際にラケット面が意図しない方向に向くのを防ぎやすくなります。
太い分グリップをしっかりと握れるので、インパクト時にボールに力を伝えやすい点もメリットです。
デメリットとしては、細いグリップサイズに比べるとグリップチェンジに手間取る可能性がある点が挙げられます。
ネット際でプレーする選手よりも、ストロークを中心に立ち回る選手向けのグリップといえるでしょう。
■グリップサイズの選び方

テニスラケット選びで大切なことは、太すぎず細すぎない、自分にちょうど良いグリップサイズを見つけることです。
テニスラケットのグリップサイズを決める時は、次の3つのポイントを確認してみてください。
・手の大きさ
自分に合ったグリップサイズを選ぶ方法で最も正確性が高いのが、手のひらの真ん中から薬指の先端までの長さを測る方法です。
手のサイズごとに、大まかに対応するグリップサイズがあるので、それを参考にグリップサイズを決めましょう。
例えば、手のひらの中央から薬指の先端までが11cm程度ならG3、10.6cm前後ならG2といった具合です。
一般的には、子どもや女性はG1かG2、男性はG2かG3を選ぶことが多いとされています。
初めてラケットを購入する方は、女性ならG1、男性ならG2、少し手が大きな方はG3を目安に試してみてはいかがでしょうか。
サイズが微妙で、どちらにしようか悩んだ時は、細めのグリップサイズを選ぶことをおすすめします。
・握った時の感覚
グリップサイズの数値が同じであれば、メーカー間で大きな違いはありません。
ただし、グリップの形状などが異なるため、同じ表記だとしても握り心地に違いを覚える可能性があります。
店舗などで試打できる場合は、実際に握ってみるのがおすすめです。
グリップを握ると、親指の付け根部分と中指、薬指の間に隙間ができるはずなので、利き手ではない方の人差し指をその隙間に差し込んでみてください。人差し指がちょうど入る程度の隙間ができていれば、手の大きさに適したグリップサイズと判断できます。
人差し指と中指または薬指が重なる時はグリップサイズが細すぎる、指同士の隙間が人差し指よりも大きい時はサイズが太すぎる可能性があります。
細いグリップの方が握りやすさを感じる場合もありますが、ラケットを力まずに握れて、手首を柔らかく使えるものを選ぶことがポイントです。
・グリップテープを巻くことも考慮しよう
テニスラケットには、最初から厚手のグリップテープ(リプレイスメントグリップ)が巻かれていますが、オーバーグリップと呼ばれるグリップテープをその上に巻いてプレーすることが一般的です。オーバーグリップテープを巻いておくことで、リプレイスメントグリップの劣化や摩耗を防ぐことができます。
手汗を吸い取ったり、フィット感を向上させたりできるのもメリットです。
巻き方や厚みによっても異なりますが、オーバーグリップテープを使うと1サイズ分はグリップサイズが太くなります。種類によっては、さらに太さを感じるかもしれません。
オーバーグリップを巻いてプレーする点を考慮して、グリップサイズを選ぶこともポイントです。
オーバーグリップを巻いていない状態で、2つのサイズで迷った場合は、細いサイズのテニスラケットを選ぶことをおすすめします。
■自分好みのグリップサイズを選ぼう
テニスラケットのグリップサイズは、プレーにも大きく影響する要素のひとつです。基本的には、細いグリップほどラケット面の微調整を行いやすく、太いラケットほどラケット面が安定して力もしっかり伝えられます。
太さによるメリット・デメリットはありますが、最も大切なことは自分が握りやすく、プレーしやすいグリップサイズを選ぶことです。
ご紹介した内容を参考に、自分好みのグリップサイズのラケットを用意して、テニスを楽しみましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部