バスケットボールにはさまざまなルールがあります。その中でも特に、野球やサッカーといった競技と大きく異なるのが、選手交代に関係するルールです。
自分がプレーする際はもちろん、試合観戦を楽しむ時にも使える知識なので、覚えておくと役立ちます。
ここでは、バスケットボールで選手交代ができるタイミングや、交代に関するルールをご紹介します。
【目次】
■【バスケ】選手交代ができるタイミング
■選手交代に関するその他のルール
・無制限に交代できる
・交代はプレーヤーが伝える
・フリースローシューターが交代することも
■上手な選手交代の考え方
■交代できる選手がいなくなったらどうする?
■選手交代のルールがわかれば観戦をさらに楽しめる!
■【バスケ】選手交代ができるタイミング

バスケットボールの選手交代は、基本的には試合時間(ゲームクロック)が止まっているタイミングで行います。ゲームクロックが止まるタイミングは、ボールがコート外に出た後やファウルがあった時などです。
より具体的には、次の条件を満たしたタイミングで、選手交代が認められます。
【選手交代ができるタイミングの条件】
・ボールがコート外に出てタイマーが止まった
・ファウルで試合が中断した
・タイムアウトが要求された
・各クオーター(ピリオド)間のインターバルまたはハーフタイム
・選手が負傷した など
上記は、中学生以上のカテゴリを対象にしたルールです。
小学生向けのミニバスケットボール(ミニバス)では、第1クオーターから第3クオーターまでの間は、インターバルまたはハーフタイムのタイミングでしか選手を交代できません。第4クオーターや延長戦になると、タイムアウトのタイミングでの選手交代が認められます。
■選手交代に関するその他のルール
バスケットボールの選手交代には、いくつかルールがあります。他のスポーツとは異なる点もあるので、細かな点を覚えておきましょう。
バスケットボールの選手交代に関するルールで、注意したい点を3点ご紹介します。
・無制限に交代できる
サッカーは「1試合に3回、合計○人まで」、野球は「ベンチ入りしている選手がいなくなるまで」といった形で、交代できる選手の人数や回数に上限を設けています。ベンチに下がった選手が再出場することも不可能です。
一方で、バスケットボールは、交代できる選手の人数や回数に制限がありません。試合中、何度でも交代できるうえに、同じ選手が何回でもベンチに下がったり、コートに戻ったりできます。
これは、バスケットボールは一度にプレーする人数が少ない、運動量が激しいといった点が理由として挙げられます。
また、ミニバスカテゴリには選手の出場時間に関するルールがある点も覚えておきましょう。
ミニバスでは、選手の出場機会を確保するために、10人以上の選手が6分以上(最大12分まで)は試合に出場しなければいけないと定められています。
そのため、上手な選手だからといって、第1クオーターから第4クオーターまで終始試合に出続けることはできません。
・交代はプレーヤーが伝える
野球やサッカーの試合は監督が審判に選手交代を告げますが、バスケットボールでは交代要員の選手が自ら申し出るのが原則です。
試合によって異なりますが、スコアラーズテーブルにいるテーブルオフィシャルズ(TO:審判を補佐して試合管理のサポートを行う係)に合図を送るか、交代席に座って交代の意思を示します。
試合が止まったタイミングで審判が交代要員を招き入れ、コート上でプレーしていた選手がベンチに戻ったら、選手交代は完了です。
ゲームクロックが止まったことをスコアラーが知らせる前であれば、選手交代を取り消すこともできます。
・フリースローシューターが交代することも
通常、フリースローをこれから打つ選手がベンチの選手と交代することはできません。選手交代を行う場合は、フリースローの最後のシュートが成功したタイミングで交代をすることになります。
ただし、次の場合に関しては、審判の判断でフリースローシューターが交代するケースもあります。
【フリースローシューターが交代するシチュエーション】
・フリースローシューターが5つ目のファウルを宣告された
・失格または退場処分になった
・けがをしてプレーを続行するのが難しい など
フリースローシューターがフリースローを行う前に交代になった場合、フリースローはシューターと交代した選手が行わなければいけません。
フリースローを打ってから、交代できるようになるのはゲームクロックが再開した後という点もポイントです。
例えば、シューターをフリースローが上手な一方でディフェンスに難がある選手と交代して、フリースロー後にすぐ選手を入れ替えるなどの戦略を取ることはできません。
■上手な選手交代の考え方

バスケットボールは、40分間プレーの強度を保ち続けなければいけません。少しでもプレーの質が落ちると、すぐにそこから相手チームに切り崩されてしまうはずです。
試合で勝つには、攻守の激しい切り替わりに対応できるだけのスタミナを、試合終盤まで保ち続ける必要があります。
クオーター間でインターバルがあるとはいえ、どれほど体力に自信がある選手だとしても、40分間運動強度を保ち続けるのは困難です。
得点源になる選手を下げるタイミングではディフェンス力が高い選手を起用するなど、チーム全体のバランスを取りながら選手をしっかり休ませることを心がけましょう。
また、何度でもベンチとコート内を行き来できるというルール上、一度ベンチに下がった選手も再び試合に出場する可能性が高いです。試合で温まった体が冷えてしまうと、パフォーマンスを発揮しにくくなってしまいます。
ベンチに戻ってからも、ストレッチなどで体を軽く動かして、体を温めておくことが大切です。
■交代できる選手がいなくなったらどうする?
試合中にけがや退場する選手が続出し、出場できる選手の数が減ってしまうことも考えられます。バスケットボールの試合は各チーム5人必要ですが、交代できる選手がいなくなった場合はどうなるのでしょうか。
ルール上は、出場可能な選手が試合中に5人未満になり、交代メンバーがいなくなった場合も試合を続行することができます。
ただし、4人以下で試合を継続するには、相手チームの同意を得なければいけません。
また、コート上に立てる人数が2人未満になり、パスを出すこともできなくなった場合は没収試合となります。
■選手交代のルールがわかれば観戦をさらに楽しめる!
バスケットボールは、選手交代に関するルールが他のスポーツとは少し異なります。サッカーなどに慣れ親しんできた方は、少し戸惑ってしまうかもしれません。
しかし、バスケットボールは動きが激しいスポーツです。何度でも交代できるというルールによって、選手が最後までパフォーマンスを発揮できる環境が整えられています。
ルールの詳細を覚えておき、バスケットボールをより楽しみましょう。
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【文章】アルペングループマガジン編集部