テニスの「レット」とは? セルフジャッジに役立つコールの基礎知識

テニスは、全国大会などの大規模な試合を除いて、審判がおらずプレーヤー自身がイン・アウトなどの判定を行う「セルフジャッジ」を採用しているケースが一般的です。
実際に試合を行うには、ある程度のルールやマナー、コールを選手も覚えておかなければいけません。特に、初心者の方が注意したいのが「レット」に関連するルールやマナーです。
ここでは、テニスの試合で聞くタイミングが多い、レットというコールの概要をご紹介します。

 


【目次】
■テニスのレットとは?
■レットのコールがかかるシチュエーション
・サーブがネットインした
・プレー中に障害物が入った
・サーバーがボールを落とした
・相手が構える前にサーブを打った
■レットにならない大会も
■ルールはしっかり覚えておくことが大事


 

■テニスのレットとは?

 

テニスにおけるレット(Let)とは、やり直しを求めるコールのことです。何らかの理由でプレーのやり直しが認められる状況で「レット」とコールされます。
審判がいる試合に関しては、基本的には審判がレットのコールを行いますが、選手が自分の判断でコールすること自体はルール上認められています。

ただし、選手がコールしたレットが不適切だと審判に判断された場合は、コールをかけた選手がポイントを失ってしまうため注意が必要です。


 

■レットのコールがかかるシチュエーション

 

レットはサーブ(サービス)の際に聞くことが非常に多いですが、適用されるシチュエーションはサーブだけではありません。実際の大会では、サーブ以外でもレットが成立する場合もあります。
セルフジャッジの試合では、レットのタイミングがトラブルにつながることもあるため、コールできる状況やタイミングを覚えておきましょう。

 

・サーブがネットインした
レットをかける機会が最も多いのが、サーブのネットインです。基本的に、ボールがネットに当たってから相手コートに入るネットインは、有効なサーブとはなりません。
一度ネットに当たってから相手コートに入ったサーブは、ファーストサーブならファーストサーブとして、セカンドサーブならセカンドサーブとして打ち直しになります。

 

2回続けると失点になるフォルト(サーブミス)とは異なり、レットは反則ではないため、ネットインによるサーブミスは何回でもやり直すことが可能です。

 

注意したいのが、ネットインがやり直しになるのはサーブに限られる点です。例えば、通常のラリー中にボールがネットインした場合は、正式な得点として認められます。
また、ネットに当たったサーブボールがサービスコート外に出た場合は、レットではなくフォルトが宣告される点にも注意が必要です。

 

・プレー中に障害物が入った
試合中にコート内に障害物が入ってきた場合も、レットをコールできる可能性があります。隣のコートからボールが飛んできた、プレーヤーのタオルが風であおられてコートに入った、動物が侵入してきたなどが例です。
原則として、セルフジャッジの試合でレットを申告できるのは、ボールなどの障害物に気がついた選手に限られます。

 

障害物が入ってきたとしても、コール前にポイントが決まっていた場合は、レットを申告しても基本的には認められません。ポイントはそのままで、ゲームを続行します。
プレーが妨げられていないタイミングでレットをコールすると、失点になる点にも注意が必要です。

 

また、自分の帽子がコートに落ちてしまったなど、インプレー中の落とし物は自分でレットをコールすることができません。相手選手がレットをコールするまで、そのままプレーを継続する必要がある点にも留意してください。

 

・サーバーがボールを落とした
一般的なテニスの試合では、プレーヤーはセカンドサーブ用にポケットにボールを入れてプレーを行います。プレー中にポケットに入れていたボールを落としてしまった時も、レットを申告することが可能です。

 

ただし、ボールを落としたことによるレットが認められるのは1回目に限られます。2回目以降は、ボールなどを落とした時点で相手のポイントとなるため、落とし物をしないように注意しましょう。

また、ラケットは落とし物には含まれません。プレー中にラケットを落としてもレットとはならず、そのままプレーが継続されます。

 

・相手が構える前にサーブを打った
レシーバーが構える前にサーブを打ってしまうのも、レットの対象です。前提として、相手が構え終わる前にサーブを打つのはマナー違反に当たります。
サーブを打つ際は、相手が構えているかどうかをしっかり確認することを心がけましょう。

 

セルフジャッジの試合でレットを宣告する際は、相手に意思が伝わるように大きな声を出したり、ジェスチャーを添えたりすることもポイントです。

また、レットの判定が選手同士で食い違うことも考えられます。レットを宣告できる4つのシチュエーションは、しっかりと覚えておくことが大切です。


 

■レットにならない大会も
前述のとおり、サーブがネットインした場合は何回でもプレーをやり直すことになります。
しかし、2013年のルール改正に伴い、近年は試合時間短縮を目的に「ノーレット」ルールを採用する大会も増えています。ノーレットルールでは、サーブのネットインはレットとならず、ラリー中のネットインと同様に正規のプレーとして認められるのが特徴です。
ノーレットの対象になるのはサーブのみで、コート内に障害物が侵入した場合はレットがコールされます。

 

ノーレットルールは四大大会(全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン選手権・全米オープン)のような規模の大きな大会では実施されていません。
しかし、小規模な大会やジュニア世代の大会では採用されるケースが増えています。ネットインしたサーブも得点として認められるので、しっかり覚えておきましょう。

 

万が一、ノーレットルールを採用している試合で、ネットインしたサーブに対してレットをコールしてしまうと、相手選手への妨害行為とみなされポイントを失うため注意が必要です。
また、審判が誤ってネットインしたサーブをレットとコールしてしまい、プレーに影響があったと認められた場合は、ファーストサーブから試合をやり直すことになります。


 

■ルールはしっかり覚えておくことが大事
他のスポーツと異なり、テニスはプレーヤー自身がボールのイン・アウトなどを判定するセルフジャッジをする機会が多いスポーツです。
試合に出場するには、ルールをしっかりと覚えておくことが求められます。

 

実際に、相手にレットを申告されたものの、ルール上はそのままプレーを続行して問題なかったというケースは試合中に起こり得るものです。
自分が不利に陥ったり、相手に不快感を与えたりするのを防ぐために、レットをはじめとしたルールはしっかりと覚えておきましょう。

 

 

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【文章】アルペングループマガジン編集部

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