紅葉狩りとは? 「狩り」という漢字を使うのはなぜ? 秋のレジャーの基礎知識

「紅葉狩り(もみじがり)」は、秋の定番イベントのひとつです。近くの公園や山、紅葉が美しい名所などに行って、赤色や黄色に染まった景色を見て楽しんでいる方も多くいらっしゃるでしょう。
「紅葉狩り」の歴史や由来を知れば、秋のイベントをより楽しめるようになります。
ここでは、紅葉狩りの歴史や、紅葉を見る行事を「狩り」という理由、具体的な楽しみ方の例などをご紹介します。

 


【目次】
■秋の風物詩「紅葉狩り」とは?
■「狩り」という言葉が使われているのはなぜ?
■紅葉狩りの楽しみ方
・自然の景色を楽しむ
・秋の味覚と一緒に楽しむ
・体を動かしながら楽しむ
■紅葉狩りを楽しむには「服装選び」がコツ!
■【地域別】紅葉が見頃になる時期
■思い思いの方法で紅葉狩りを楽しもう


 

■秋の風物詩「紅葉狩り」とは?

 

紅葉狩りとは、落葉樹の葉が落ちる少し前の、赤色や黄色に色づいた段階を見て楽しむ秋の風物詩です。現存する日本最古の和歌集『万葉集』にも「紅葉」または「黄葉(もみち)」について触れた歌が多く収録されており、古くから紅葉を眺めて楽しむ概念はあったと考えられます。
当時は貴族が楽しむイベントで、現在のように庶民の間でも紅葉狩りが行われるようになったのは江戸時代に入ってからとされています。

 

また、紅葉は「もみじ」と読みますが、モミジはカエデ属に分類される植物で、植物学的にはカエデと同じです。色づくことを意味する「もみづ」という古語が名前の由来で、カエデの中でも特に色づくものがモミジと呼ばれるようになりました。
他にも、葉の切れ込みが深いものをモミジ、切れ込みが浅いものをカエデと区別することもあります。


 

■「狩り」という言葉が使われているのはなぜ?
紅葉狩りは葉が色づく様子を眺めて楽しむ行事で、植物を実際にとるわけではありません。
そのような行事に「狩り」という言葉が使われている理由には諸説ありますが、代表的なのが貴族の様子に由来する説です。

 

平安時代頃から、日本の貴族の間では紅葉を眺めて楽しむ風習がありました。

紅葉を眺めるために山を巡る様子が、動物を捕まえる狩りに似ていたため、紅葉狩りと呼ばれるようになったとされています。

それ以外にも、実際に木の枝を手折って鑑賞していたから、平安時代の武将が鬼女紅葉を討ち取った「鬼女紅葉伝説」に由来するといった説もあります。

 

近年は桜を見ることを「お花見」と呼びますが、平安時代の長編小説『宇津保物語(うつほ物語)』では「桜狩り」と表現されているなど、植物鑑賞を「狩り」というのは古くからの習わしのようです。


 

■紅葉狩りの楽しみ方
紅葉狩りで何を楽しむかは人それぞれです。葉の様子を眺めるだけでなく、さまざまな方法で秋ならではの景色を楽しむことができます。
定番・おすすめの楽しみ方の例をいくつかご紹介するので、紅葉狩りを行う際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

・自然の景色を楽しむ
赤色や黄色に色づいた木々が織りなす景色を眺めたり、写真に撮ったりするのが紅葉狩りの基本的な楽しみ方です。山一面が赤く染まる様子や、川の流れと紅葉の組み合わせなど、場所によってさまざまな表情を楽しめます。

 

また、紅葉狩りの名所は自然が豊かな場所であることが多いです。温泉地の近くに紅葉狩りのスポットがある場合は、温泉につかりながら紅葉を眺めることもできます。

 

・秋の味覚と一緒に楽しむ
「食欲の秋」や「実りの秋」などといわれるように、秋はさまざまな食材が旬を迎える季節です。地域によっては、紅葉狩りの時期にお店が限定商品を出していることもあるでしょう。

 

景色を見るだけではなく、栗や柿、サツマイモ、サンマ、キノコといった秋の味覚を味わいながら紅葉狩りを楽しんでみるのもおすすめです。

 

・体を動かしながら楽しむ
たくさんの木々が生い茂る山間部や公園は、絶好の紅葉狩りスポットであることが多いです。

 

ハイキングやウォーキング、トレッキングなどで体を動かしながら紅葉狩りを行うのも良いでしょう。山によっては、他の季節には見られない美しい景色を楽しめる可能性があります。

 

 

■紅葉狩りを楽しむには「服装選び」がコツ!

 

紅葉狩りのシーズンである秋は、朝晩の寒暖差が大きくなりやすい時期です。特に、紅葉狩りの名所と呼ばれる場所が山間部にある場合は、天候が急に変わる可能性があります。
脱いだり、着たりしやすい上着とレインウェアを忘れずに用意して、気温や天候の変化に対応できるように準備しておきましょう。
 

写真撮影を楽しみたい方は、紅葉と調和しない色味や、自分が風景に同化してしまう色味の服は避けると、きれいな写真になります。

また、前日の天候によっては足元が悪くなっていることも考えられるため、歩きやすい靴の用意も必須です。山の中にある名所の場合は、トレッキングシューズを用意しておくと役立ちます。


 

■【地域別】紅葉が見頃になる時期
紅葉の見頃は、桜とは逆に北から南へ下っていきます。きれいな紅葉を見るには、地域ごとに見頃となる時期をチェックしたうえで、旅行などの計画を立てることが大切です。

 

【北海道】
・見頃:9月中旬から10月中旬
・主な名所:大雪山、定山渓温泉、大沼公園 など
日本一早い紅葉で知られる大雪山では、8月下旬から葉が色づき始めることもあります。

 

【東北】
・見頃:9月下旬から11月下旬
・主な名所:奥入瀬渓流(青森県)、十和田湖(青森県)など

 

【関東甲信越】
・見頃:10月上旬から12月上旬
・主な名所:高尾山(東京都)、日光・鬼怒川(栃木県)、上高地(長野県) など

 

標高が高い地域は見頃が少し早くなります。9月下旬から10月上旬頃を目安にしましょう。

 

【関西】
・見頃:10月上旬から12月上旬
・主な名所:嵐山(京都府)、長谷寺(奈良県)、高野山(和歌山県) など

 

【中国・四国】
・見頃:11月上旬から11月下旬
・主な名所:宮島(広島県)、寒霞渓(香川県) など

 

【九州】
・見頃:11月上旬から12月上旬
・主な名所:高千穂峡(宮崎県)、竈門神社(福岡県) など

 

見頃はその年の気象状況によって変わりますが、基本的には9月から11月頃の気温が低いと早く、気温が高いと遅くなります。

天気予報やウェブサイトの紅葉の見頃予想などを確認したうえで判断すると確実です。


 

■思い思いの方法で紅葉狩りを楽しもう
紅葉狩りは、日本の秋を象徴する風物詩のひとつです。何気なく行っていたイベントも、歴史や由来を知ればより深く楽しめるようになるでしょう。
景色を眺めるだけでなく、おいしい秋の味覚を食べたり、体を動かしたりしながら楽しむのもおすすめです。

 

ただし、紅葉狩りの時期は気温が低くなりやすいうえに、見頃となる期間は毎年異なります。服装や持ち物で寒さ対策を徹底したうえで、見頃の時期をしっかりとチェックしておきましょう。
今年の秋は、自分好みのスタイルで紅葉狩りを行ってみてはいかがでしょうか。

 


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【文章】アルペングループマガジン編集部

 

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