Onランニングの中で最もクッション性に優れる「Cloudeclipse(クラウドエクリプス)」の後継モデルが、クラウドサーファーシリーズの仲間入り。クラウドサーファーファミリーの名を冠して、満を持して登場です。

クラウドエクリプスとの比較ですが、独自技術のCloudTec Phase™を同じく採用。
足が地面に着地する瞬間から、2層構造のCloudTec Phase™がドミノ倒しのように順に圧縮して衝撃を吸収し、かかとからつま先への重心移動をスムーズに柔らかくしてくれます。

編み目を変えて、通気性とフィッティングを調整しているメッシュアッパー。

ループ仕様の独自のシューレースホールは、締め上げが連動する仕様になっています。

ヒール部分には厚みのあるクッションが付いており、踵の収まりも良好。

ブーティータイプのニットタンが、足をしっかり包み込みます。

そしてクラウドエクリプスとの最大の違いはここ。

こちらがクラウドエクリプスのソールなのですが、比較してみてお分かりになりますでしょうか。
中足部にあるOn独自のシャンク素材Speedboard®を、クラウドサーファー マックスでは採用しておりません。
スピード感よりも、クッション性と快適性に特化した判断ということでしょう。
実際の個人的な着用感と走行感ですが、クラウドモンスターなどのSpeedboard®を搭載した厚底シューズと比べると、たしかに反発感は少ない気がしました。
ですがその代わりに、ソフトランディング感は向上。
フラットなアウトソールラバーとも相まって、心地よい接地感で快適性がアップしております。
アルペングループ店舗での取り扱いはこの4色。




オールブラックカラーは、アルペングループのエクスクルーシブです。

現在Alpen TOKYOをはじめとしたアルペングループのフラッグシップショップで取り扱いのあるRETOラインソックスともベストマッチ。
スマートデザインのOnは普段使いも兼ねるので、ランニングだけでなく活躍の場が広がります。
ちなみにお値段は税込23,100円で、性能はアップしたのにクラウドエクリプスとお値段一緒です!
ちなみにアメリカでの価格は180ドルなので、この価格がいかにお手頃かお分かりになるかと思います。
ほんと、各社プライス競争が激化しており、確実にランニングシューズは日本が一番お買い得かもしれませんね。
発売は7/17(木)です。
お楽しみに。
【Cloudsurfer Max特集ページ】
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<著者プロフィール>
牧野 英明
BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS
DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。
自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。
「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。
ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。
Instagram: @makinohideaki
【文章】牧野英明
【写真】メーカー提供、牧野英明