「ただ走るのが気持ちいい。」太田蒼生が語る、ADIZERO EVO SL WOVENの“本当の良さ”

軽さとフィット感。その2つが、走りの質を変える。

 

太田蒼生が試した新モデル「ADIZERO EVO SL WOVEN」は、ただ“速い”シューズではなく、ジョグを心地よくする一足だったという。

 

「無駄な力を入れずに、自然に前へ進める」。

 

日々走り続けるランナーに向けて、太田がその感触を言葉にした。

 


■「まず感じたのは、軽さとフィット感」

 

――ADIZERO EVO SL WOVENを履いたときの印象を教えてください。

 

 

まず“軽さ”をすごく感じました。それと、足にしっかり馴染むフィット感が良いなと。無駄に力を入れずにストライドに乗っていける感覚があります。

 

――前モデル(ADIZERO EVO SL)から、アッパーがウーブン素材に変わりました。履き心地や安定性に違いは感じましたか?また、どんな場面でその良さが出ると思いますか?

 

ジョグ(ジョギング)のときに特に良さが出るシューズだと思います。軽さとフィット感があるので、リラックスしながら気持ちよく走れる。

 

ストレスなく体が前に進む感じがあって、日常のランの中で“気持ちいいな”と感じられると思います。

 

――軽さや接地感は、他のADIZEROシリーズ(ADIOS PRO、TAKUMI SEN など)と比べてどうですか?

 

 

ADIOS PROやTAKUMI SENはレース用なので、単純な比較は難しいですが、ジョギングシューズとしては今回のモデルは歴代でもかなり上位だと思います。

 

ADIZERO EVO SL WOVENは、軽さがありつつ、接地の感覚もしっかり伝わる。
 

「履きやすいし、走りやすい」。そのバランスがとても良いですね。

 

 

■ウーブンアッパーが“走りの雑さ”を抑えてくれる

 

――実際に走ってみて、クッショニングや反発力はどのように感じましたか?

 

 

クッション性というよりは、どちらかというと“反発の戻り”を感じるタイプのシューズだと思います。強く弾く、というよりは自然に前へ転がっていく感覚ですね。

 

前モデル(ADIZERO EVO SL)と比べると、クッションは少し抑えめに感じました。でも、その分接地感がクリアで、動きにストレスがない。ジョグでリズム良く走りたいときにちょうどいいと思います。

 

――今回はアッパーがメッシュからウーブンにアップデートされています。足のブレやフィット感の変化は感じましたか?

 

 

それは感じました。前モデルは少し“ゆとりがある”印象でしたが、今回のWOVENアッパーはしっかり包み込んでくれるので、足がブレにくい。

 

フィット感が上がったことで、安定性が増したように思います。特に、一定のリズムで距離を積むジョグでは、この“アッパーから支えてくれる感じ”が走りの雑さを抑えてくれると思います。

 


■ジョグにちょうどいい。“自然に前へ転がる”感覚

 

――主にどんな距離やペースの練習に適していると感じましたか?

 

 

距離はけっこうオールマイティに使えると思います。ただ、ペースに関しては、「ジョグだな」と思えるリラックスしたペースが一番しっくりきました。

 

ペース走やテンポ走など、スピードを上げる練習よりは、普段のジョギングで気持ちよく走るためのシューズという印象です。

 

――レースでいうと、どのカテゴリーで使えそうだと思いましたか?(5km / ハーフ / フルなど)

 

一般ランナーの方であれば、ハーフやフルマラソンにも向いていると思います。レース用の「ADIOS PRO」や「TAKUMI SEN」ほど尖っていないので、“履きやすさ”があるんですよね。

 

――特に「ハーフ・フルで使える」と感じた理由は?

 

 

軽さと安定性、そして必要十分なクッション性のバランスです。

 

クッションが過剰じゃないぶん、接地の感覚が分かりやすい。そしてウーブンアッパーで足がブレにくいので、長い距離でもフォームが乱れにくい。その結果として、膝などへの負担も出にくいのかなと感じました。

 

総合すると、「毎日のジョグが気持ちよくなる」シューズであり、そのままハーフやフルにも自然と持っていける一足という印象です。

 


■太田蒼生のシューズ使い分け論

 

――ADIZEROシリーズの中での「使い分け」は、どう考えていますか?

 

 

ジョグはADIZERO EVO SL WOVEN。

 

レースやペースが上がる練習は、ADIOS PRO 4 や TAKUMI SEN。

 

というイメージです。

 

スピードが上がるほど「ADIOS PRO」や「TAKUMI SEN」が活きてくるので、スピードレンジに応じて履き分けるのが一番いいと思います。

 

――シューズ選びで、最も重視しているポイントは?

 

クッション性と反発性のバランスです。もちろんフィット感も大事ですが、最終的に走りそのものに影響するのはその2つ。

 

反発が強すぎると、後半で足が持たなくなる。逆にクッションが柔らかすぎても、反発が返ってこない。

 

その中間の“ちょうど良いバランス”が整っているシューズが、最後まで走りきれるシューズだと思っています。

 


■「走るのが、気持ちいい。」そのシンプルさがすべて

 

――シューズによって、メンタル面での影響はありますか? 自信やモチベーションという観点ではどうでしょう。

 

 

すごく大きい、というわけではないです。ただ、過去に結果を出したシューズだと安心感はあります。「あの時、これで走れた」という記憶があると、やっぱり少し背中を押してくれる感覚はありますね。

 

一方で、新しいシューズを履くときは“未知”です。だからこそ、どんな走りができるのか楽しみな部分もあります。そこから「新しい自信が生まれる」こともあるので、ネガティブではなく前向きにとらえています。

 

 

■最後に、同じように日々走り続けるランナーへ。

 

――ADIZERO EVO SL WOVENのおすすめポイントと、ひとことメッセージをお願いします。

 

 

まずは軽さとフィット感。ここは本当に良いところです。

 

そして、アッパーの安定性がしっかりしているので、ジョギングのような普段のランに特に向いていると感じます。

 

履いていてストレスが少なくて、“ただ走るのが気持ちいい”と思える。
 

そういうシューズなので、ぜひ一度試してみてほしいです。

 


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【写真】鳥居洋介
【文章】池田鉄平
【取材協力】アディダス ジャパン株式会社

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