ノヴァブラストの上位モデルとしてセンセーショナルデビューしたスーパーブラストも、気付けばもう3ですって。
カーボンプレート非搭載のハイバウンス・ハイリアクションシューズの中でも、全方位で高いパフォーマンスを誇るのがこのスーパーブラストシリーズ。
今回もしっかりと、トップアスリート向けのシューズと同じフォームを搭載して登場です。

でもまずはなんと言ってもこのデザインに注目して欲しいです。
これ、サーモグラフィー風のカラーリングで構成しているんですよね。
いやあ、イカしてます。
目立ちますが、ここまでド派手に振り切ってくれると、逆にコーディネートとしても履きやすいです。
その履きこなしは後ほどで、まずはスペックからチェック。

METASPEED TOKYO Seriesにも使用されているFF LEAP(エフエフリープ)フォームを上層部に、下層部には安定感のあるFF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)を使用。
前モデルと比較して約10g(片足27.0cm)軽く、反発性が約15.2%向上しています。
イメージとしては、リカバリーしながら快調走できてしまう、そんな印象です。

ソールもさらに厚みを増して最大46.5mm。
ドロップ8mmは、ここ最近の傾向としてはハイドロップですが、心地よいローリング感で走行感としてはナチュラルです。

前作と並べてみると、フォームのカッティングデザインがだいぶ変わっているのが分かります。
BLASTシリーズ特有のこの幾何学模様のカッティングは、デザイン面だけでなく衝撃緩衝などの機能面でも重要な役割を果たしています。

2層構造も色分けされており、より明確に。

アッパーは軽量で伸縮性に優れた「エンジニアードウーブン」と、通気孔のあるハーフブーティータンで、フィット感と通気性も良好。
コードに通すシューレースは、紐の滑りが良く締め上げしやすいです。

BLASTシリーズの代名詞である凹凸の付いたトランポリン構造で、信頼のあるバウンス感。
アウトソールラバーは雨天時に実際に試しましたが、スリッピーな路面でもグリップ良しでした。
走行感の総評ですが、いやはやさすがのハイスペック&ハイバランス。
楽しさと速さと快適さと優しさが上質にブレンドされて押し寄せてくる、まさに全部盛り状態。
柔らかくもリアクションが速く、安定感があるのに足離れが良い、相反する性能を高次元で両立してくれています。
プライスが26,400円とミドルレンジ+αな価格帯ですが、他ブランドと比較した偏差値的にはそれ以上の価値は間違いありません。
いやあ、ほんといいシューズです。
そしてこのナイスデザイン、せっかくなので普段のスタイルに取り入れてみました。


ブラックやネイビーのモノトーンに、ビビッドカラーに差し色を入れる定石コーディネートですが、キャップのカラーをちょっと遠目のトーンで拾っております。
ここまで遊びがあるカラーリングですと、ウエアで色合わせしない方がやりすぎ感が出ないのでおすすめです。
世に良いシューズは溢れていますが、その良いシューズの中のツーランク上の性能がこのスーパーブラスト3かなと。
価格帯で選ぶのも良いですが、ちょっと背伸びをしてみて価値ある体験を得るのも良いですよ。
きっと皆さんの価値基準を上げてくれるシューズだと思います。
ほんとすごいなあ、スーパーブラスト3。
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<著者プロフィール>
牧野 英明
BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。
自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。
「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。
ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。
Instagram: @makinohideaki
【文章・写真】牧野英明
【画像提供】アシックスジャパン株式会社