今春On(オン)から2年ぶりとなるシリーズ最新作「Cloudmonster 3(クラウドモンスター 3)」が登場した。ソールにブランド史上初となる3層のCloudTec®(クラウドテック)を採用した本作は、いままでにないエネルギーリターンを体感できるシューズとなっている。その威力はいかなるものか。実際にCloudmonster 3でトレーニングを行う篠原倖太朗選手(富士通)にも伺いながら、その魅力に迫る。
「蹴り出しの鋭さは普通の靴では味わえません」(富士通陸上競技部・篠原倖太朗)

2026年のニューイヤー駅伝において、ルーキーながら区間記録を塗り替える快走で3区区間賞に輝いた、On契約アスリートの篠原倖太朗選手。Cloudmonster 3からはどのような手応えを得ているのか。自身の走りを振り返りながら語ってくれた。

・2026年のニューイヤー駅伝を振り返って
今年のニューイヤー駅伝は、Onのシューズを履いて走りました。5kmの通過でかなり上半身の脱力感があったので区間賞は狙える。あとは区間新をどこまでいけるか、自分との対話でした。

・Cloudmonster 3を履いてみた印象は
クッショニングが、ちょうど良いです。蹴り出すときに柔らか過ぎると足の重さにつながりますが、Cloudmonster 3ではそれがなく、蹴り出すときにちゃんと鋭さを感じます。柔らかさからの蹴り出しの鋭さは、普通の靴では味わえません。

・歴代のCloudmonsterと比べて進化したと感じる点は
シューズでは、フィット感を大事にしているので、これまでは大き目のCloudmonster 2ではなく、足にぴったりしたCloudmonster 1を比較的履いていました。ただ、クッションは2の方が好きでしたので、ジレンマも感じていました。それを全て補ってくれたのがCloudmonster 3です。

・どんなトレーニングで使用していますか
5:00から3:30/kmまでのジョグはこれ1足で補っています。30km走もこれで全然行えます。初めて足を通したとき「これ、これから結構使うな」と感じました。誰でも履けるシューズなので、すべての方に履いていただきたいです。
3層構造のCloudTec®による進化した推進力

Cloudmonsterコレクションの特徴は、穴が潰れることで衝撃を緩和し、そこからエネルギッシュな蹴り出しをサポートしてくれるOn独自のテクノロジーCloudTec®をソールに採用している点にある。2022年3月に初代Cloudmonster 1が発売された際は、CloudTec®による当時最大級のクッショニングと爆発的な蹴り出しが革新的で、本モデルはブランドを代表するプロダクトとなった。2年後、2024年に登場したCloudmonster 2では、CloudTec®を重ねた2層構造のミッドソールを採用することで、より力強いエネルギーリターンを叶え、ランナーが高いレベルでパフォーマンスを発揮できるようサポート。今回3作目となるCloudmonster 3では、3層構造のCloudTec®が“フツウじゃない推進力”を生み出す。ここからは更に部位別に詳しくアップデートポイントを見ていこう。

ボトムユニット
3層構造のCloudTec®を搭載したCloudmonster 3は、柔らかなクッショニングと着地から蹴り出しまでの弾むようなランニング感覚を可能にしている。ソールに内蔵されたナイロン製のプレート「Speedboard®(スピードボード)」は、3層のCloudTec®と「Helion™(ヘリオン)」フォームによってもたらされた反発力をさらに強めてくれる。

オン・ジャパン 土田優樹さん「CloudTec®は、体重やスピード、体調に合わせて適切にクッションし、沈み込み過ぎない反発をしてくれる特徴があります。それが3層になっていることで、より弾む感覚につながっています」

アウトソール
耐久性が増したアウトソールは、すり減りに対する耐性も向上。前作から幅を広くすることで、クッション性と反発力だけでなく、安定性も確保している。

アッパー
アッパーで特筆すべきは、紐とシュータンの間に設けられたバンドだ。靴紐を結んだあと、このバンドに紐をしまうことで、走っている途中に紐がほどけるのを防いでくれる。シュータンも今作からパッドを組み込むことで足の甲を押さえつける力を軽減し、長時間の走行も快適にする。加えて、前作から足型を変更することで、ぴったりとしたフィット感を実現。一方でレギュラーフィットに加え、広めの幅が好みの方向けにワイドフィットを新しく展開し、個々の足型に対応している。
初心者からシリアスまで魅了するCloudmonster 3のエナジー

世界ローンチに先駆け、日本での先行販売が開始された2月26日(木)当日はメディア向けセッションとして、参加者が実際にCloudmonster 3を履いて夜の街を駆け抜ける姿が見られた。

普段そこまで走り慣れていないという方からも
「前に前に足がどんどん進んでいく感覚は、画期的で味わったことがありません」
「久しぶりに走りましたが、クッション性が凄いので軽やかに走れて、気持ちいいです。進みも凄くいいです」という声が。

一方で、従来モデルを履いてきたユーザーからも
「Cloudmonster 1と2を履いていますが、Cloudmonster 3はいいとこ取りをしたような感じです。2は踏んだ瞬間に1回ぐっと沈んでから跳ね返るので、リアクションがちょっと遅れていました。それが3になった瞬間、反発がよりテンポよく返ってきます。スピードを出した瞬間により良さを感じられるシューズだと思います」
「個人的に気に入っているのは、アッパーのバンドです。私は、足幅が狭くて、いつも靴紐が余ってしまうのですが、このシューズであえればしまうことができます。また、前作は前足部が大きめだったので足幅の狭い私にはブレがありました。けれど、Cloudmonster 3はフィット感があっていいです」
と大満足の評価が得られた。

Cloudmonster 3の柔らかなクッションと進む感覚は、初心者がランニングの楽しさを感じられるだけでなく、中級者、上級者、アスリートが、質の高いトレーニングに取り組む際にも助力となってくれる。まさに走力を問わず、幅広く履ける万能シューズだ。気になる方は、まず店頭で手に取ってもらいたい。この春、新たに走る楽しさに目覚める記念すべき一足になるかもしれない。

価格:24,200円(税込)
【スポーツデポ・アルペン取り扱いサイズ】
メンズ25cm-30cm / ウィメンズ 23cm-25cm
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【写真】軍記ひろし
【取材・文章】若林有美
【取材協力】オン・ジャパン株式会社