プーマの新作スパイクを徹底レポート――KING 20 ULTIMATE& FUTURE 9 ULTIMATEが魅せた革新のフィット感とパフォーマンス(後編)

“プレーで感じたリアルな手応え”──アルペンスタッフが語るPUMAスパイクの実力

 

試履会に参加したのは、全国各地のフラッグシップストアで日々お客様と向き合うアルペングループのスタッフたち。2足の最新スパイク「KING 20 ULTIMATE」「FUTURE 9 ULTIMATE」を実際に履き比べした彼らに、“リアルな実感”を聞いた。

 

前編はこちら

 

 

向井風太さん(本社 販売企画グループ サッカーチーフアドバイザー)

 

向井さん:今回で3回目の試履会参加でしたが、これまでと違い“初の試み”が多く、非常に新鮮でした。3対3やキックイベントなど、試し履きの枠を超えた“プレーコンテンツとしての楽しさ”が際立っていましたね。参加者としても、そしてスタッフとしても記憶に残る内容だったと思います。

 

 

柴田京太さん(Alpen NAGOYA:スポーツデポ フラッグシップストア 名古屋栄店)

 

柴田さん:スパイクの履き比べだけでなく、“止める・蹴る・走る”といった基本動作を実戦に近い流れで試せたのがとても良かったです。それぞれのスパイクがもつ特長──KINGのタッチ精度、FUTUREのフィット感とアジリティ──を、理屈じゃなく“動きで”理解できたのは大きな収穫でした。

 

 

鈴木貴寛さん(Alpen TOKYO:スポーツデポ フラッグシップストア 新宿店)

 

鈴木さん:Jリーガーもプレーしている天然芝のピッチでFGモデルを履けるというのは、現場の販売員にとっても贅沢すぎる体験でした。普段扱うのはHG中心ですが、FG・AGを実際に履いたからこそ語れることが格段に増えました。お客様への提案にも、より説得力が出そうです。

 

 

西村大基さん(スポーツデポ フラッグシップストアマークイズみなとみらい店)

 

西村さん:試履会自体が初参加でしたが、今回はHG・FG・AGすべてのカテゴリーに加えて、プロ使用モデルまで履けるという贅沢な構成。ボールタッチ、ターン、スプリント──状況別にシューズの“違い”を体で感じることができて、販売にも確実に活かせる手応えがありました。

 

 

是竹広夢さん(スポーツデポ フラッグシップストア テラスモール湘南店)

 

是竹さん:これまでいろいろなメーカーの試し履きを体験してきましたが、今回は“環境の質とコンテンツの深さ”が段違いでした。強度の高いプレーを、Jリーグのスタジアムというリアルな環境で試せたことで、KINGとFUTUREそれぞれの強みを身体で理解できた実感があります。接客の引き出しも間違いなく増えましたね。

 


――まず、FUTURE 9 ULTIMATEの「良かった点」を教えてください。

 

 

柴田さん:前作は“二層構造アッパー”でしたが、今作は“一層構造”に戻りました。ただ、その変更によって性能が落ちたかというと全く逆で、カーブのかけやすさ、トラップの繊細なフィーリング、“FUTUREらしさ”はしっかり継承されていました。さらに軽量化が進み、“スパイクとの一体感”が明らかに向上しています。履いた瞬間は『かかとが浮く?』『土踏まずが締まる?』と感じたんですが、動くとそれが“適度なホールド感”になって、止める・蹴る・走るが全部やりやすかったです。総合的にとても良いです。

 

 

 

向井さん:私は前作・前々作に続き3世代履いてきましたが、今作で一番感じた進化は“指先まわりのフィット”です。前作は横にブレる感覚があったんですが、9代目はピタッと指先が収まる。二層構造がなくなったことで砂が入りにくくなったのも地味に嬉しいポイントです。打感がクリアで“蹴った瞬間の情報量”が足に戻ってくるような感覚があり、プレーの精度が上がるシューズだと感じました。

 

――逆に、あえて挙げるとすれば“気になった点”はありますか?

 

 

向井さん:個人的にプーマはやや“かかとがズレる”印象があります。とはいえ、11対11の実戦ではほぼ気にならないレベルですし、履き方や慣れで解消される部分もあると思います。もう1点は、アッパーが最初少し硬いところ。マイクロファイバー+ニットなので馴染むまでは時間が必要ですね。」

 

柴田さん:土踏まずの締め付けは、やや強めに感じました。ただ、これは足型との相性なので、インソール調整でかなり変わります。それから、HG/AGで走ったときに“ソールの硬さ”をわずかに感じました。着地やキックには影響しなかったので“走りの感覚だけ”ですが、気になる人は店内で少し歩いてみると良いと思います。とはいえ、KINGと共通のアウトソールなので、総合的にはまとまった良い設計です。」

 

――耐久性についてはどう感じましたか?

 

向井さん:以前の世代でよく言われた“アウトソールの剥がれ”は、今回まったく気になりませんでした。踏み込んだときの安心感が全然違います。高校生が全国大会(選手権)で履いても十分耐えられるレベルのクオリティだと思います。


――今後のFUTUREシリーズに期待したいことを教えてください。

 

 

柴田さん:FUTUREは本来、“アジリティ”と“コントロール”が核のシリーズ。
 

今作でその原点にしっかり戻ってきた印象があります。今後は、KING(タッチ)・ULTRA(スピード)に並んで“アジリティ&コントロールのトップブランド”として、もっと突き抜けてほしいです。他社が真似したくなるくらい、コンセプトを極めていけるシリーズだと思います。

 

向井さん:アジリティをテーマにするなら、個人的には“HG/AGアウトソールのアップデート”に期待しています。現行のソールも使いやすいですが、しばらく形状が変わっていないので、“土・人工芝でもアジリティを最大化する設計”に進化すると、シリーズの個性がさらに際立つと思います。


――実際にKING 20 ULTIMATEを履いてみて、気に入った点や前作からの変化は?

 

 

是竹さん:一番感じたのは、“アッパーの柔らかさ”です。前作には少しパリッとした硬さがありましたが、今作の『TOTALTOUCH+』は足なじみがとても良くて、履いた瞬間の気持ちよさが全然違いました。フィット感も増していて、最初の一歩から“違うな”と感じられるスパイクでした。」

 

鈴木さん:僕も同じ印象で、特に“軽さ”を実感しました。重量自体は大きく変わっていないと思うんですが、アッパーの柔らかさとフィット感が向上したことで、プレー中に“軽く感じる”んです。スパイクが足と一体化する感覚があって、操作がとてもスムーズでした。

 

――ボールタッチやプレー感覚の変化についてはどうでしたか?

 

 

鈴木さん:タッチ感は明らかに良くなっています。アッパーが柔らかくなったぶん、ボールに触れたときの感覚が繊細で、“足で触ってる感”がしっかり伝わってきました。」

 

是竹さん:“KINGらしいタッチの繊細さ”という印象はそのままに、動き出しの軽さや“抜けの良さ”も備えている。サイドでスピードを武器にするタイプにも、しっかりフィットする一足だと感じました。

 

――逆に、気になった点や注意点はありますか?

 

 

西村さん:僕は足幅が広めなので、FGモデルでは“中足部が少しタイト”だと感じました。ただ、KINGはULTRAやFUTUREに比べるとクセがなく、幅広の人にも比較的フィットしやすいモデルだと思います。」

 

鈴木さん:サイズ感の違いですね。FG/AGとHGを履き比べたとき、体感で“1cm近く差がある”ように感じました。地面の種類によってサイズ選びを変える必要が出てくるので、“店頭での試し履き”は絶対におすすめしたいです。」

 

――KINGシリーズの“今後への期待”はありますか?

 


鈴木さん:KINGは非常にバランスの良いスパイクなので、僕としては“AG専用ソール”があったら嬉しいですね。中盤で細かいアジリティを求められる場面でも、今よりもっと地面を噛めるようになると思います。

 

 

 

西村さん:最近のスパイクは“軽さ重視”の流れがありますが、KINGは“履き心地重視”のまま突き進んでほしいです。多少アッパーが分厚くても、タッチ感やフィット感が良ければ十分価値がある。“履いていて気持ちいいスパイク”としての存在感を保ってほしいですね。

 

 

 

是竹さん:僕は“ニットの一体型アッパー”がとても合っていたので、今後HGモデルにも採用してほしいです。FGにはすでに導入されていますが、HGでも選べるようになると、より多くのプレーヤーにフィットするKINGになると思います。

 

【写真】軍記ひろし
【文章】池田鉄平
【取材協力】プーマ ジャパン株式会社

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