ゴルフ５プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深～い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第153回目は、三菱ケミカルとアルペンが共同開発したシャフト「GOLF５ VANQUISH Blue-1」を取り上げる。
アルペンが、ゴルフ５で蓄積してきたフィッティングデータを生かし三菱ケミカルと共同開発した「GOLF５ VANQUISH」。「本当に飛ばせるのは、プレーヤーにとって振り心地がいいシャフト」という発想のもと、ヘッドスピード40ｍ/s以下のゴルファーをターゲットに開発された軽量シャフトだ。４種類のバリエーションのなかでどれが自分に合うかは「振ってみれば誰でもわかる」というはっきりした個性が大きな特徴。４月の発売以来、これまであまりカスタムシャフトの選択肢がなかったゴルファー層に大きな反響が出ているという。
ゴルフ５プレステージでも、すでに多くのフィッティング事例が挙がっており、今回はその一例をプレステージ新宿店の福井厚史フィッターが紹介してくれた。
『ゴルフ５プレステージ新宿店の福井厚史フィッター』
今回紹介するのは、「GOLF５ VANQUISH Blue-1」をダンロップ「ゼクシオプライム」と組み合わせたフィッティング例だ。
「ゼクシオプライム」は、ゼクシオのさらに軽量タイプのモデルで、ドライバーの総重量がRシャフトで257gという軽さ。パワーのない人でも飛ばせる工夫の詰まった飛距離性能の高いヘッドだ。これには「ヘッドスピード40m/s以下」専用に開発された「GOLF５ VANQUISH」がドンピシャでターゲット層が重なる。ある意味王道の軽量カスタムというわけだ。
『「ゼクシオ」シリーズの軽量モデル「ゼクシオプライム」のヘッドにカスタムで「GOLF５ VANQUISH」を装着』
『「ゼクシオプライム」は純正で257g(Ｒ)という軽量モデル』
「ゼクシオプライムの軽くて飛距離性能の高いヘッドは、パワーのない人にとってはかなり有効です。でも純正状態では少し軽すぎて、このお客さまにはもうちょっとスペックアップしたかったんです。ゼクシオプライムの純正シャフトはＲで35gですので、40g台の『GOLF５ VANQUISH』ならほどよい感じで重めにできます。4種類打ち比べていただいたら『Blue-1』が振りやすいとのことで、この組み合わせで組み上げました」(福井さん)
『シャフトは走り系の「Blue-1」。シャフト重量は43.6g』
プレステージであれば、ただヘッドとシャフトを組み合わせるだけでなく、長さはもちろんグリップなどまで総合的にバランスを取って組み上げるので、仕上がりは万全。
実際に打っていただくと、いままでにない飛距離を叩き出したという。
「飛距離性能の高いヘッドですし、高さが出しやすいので、本当にいい弾道が得られました。スピン量は少なめですがドロップすることもなく、かなり安定して飛ばせますし、何より振り心地がマッチしているのでミート率が上がるんです。純正よりも5g以上重くなっているのに、ご本人は『GOLF５ VANQUISHのほうが振りやすい』とおっしゃっています」(福井さん)
「GOLF５ VANQUISH Blue-1」は、特性としては先端側がシャープに走るので打ち出し角を確保しやすい。それが低スピンで飛ばせる「ゼクシオプライム」とうまくマッチした。
「ゼクシオプライム」はフェース面のレーザーミーリングの効果で、低スピンながらスピン量が安定しやすいのも魅力。“飛びの翼”「アクティブウイング」の効果で軌道も安定し、一か八かの1発の飛びではなく、高水準の飛びを安定して出せるドライバーに仕上がった。
『フェースのレーザーミーリングの効果で、スピン量が安定する』
『「ゼクシオ」シリーズの大きな特徴である「アクティブウイング」も搭載』
「何より『Blue-1』の振り心地がとてもマッチしたようで、本当にスイングも安定されました。やっぱり『気持ちよく振れるシャフトがいちばん飛ぶ』というのは間違いありません。『GOLF５ VANQUISH』は、『ゼクシオ』シリーズにも対応していますし、試打もできる。いままでシャフトは純正一択だったという人は、ぜひ『GOLF５ VANQUISH』、試してみていただきたいですね」(福井さん)
『HS40ｍ/s未満の人にとってカスタムシャフトの可能性が大きく広がるアイテムだ』
もちろん、「GOLF５ VANQUISH」を手に取ることができるのは、プレステージを含む全国のゴルフ５だけ。気になった方はぜひチェックしていただきたい。
＜プレステージ店舗の詳細はこちら＞
https://www.golf5-prestige.jp/
＜プレステージ店舗のフィッティング予約はこちら＞
https://www.golf5-prestige.jp/custom_fitting/
【文章・写真】アルペングループマガジン編集部