9月5日(金)に開幕する「ゴルフ5レディス」は、今年30回目の節目を迎えます。
本大会はゴルフ用品小売り最大手「ゴルフ5」を展開するアルペングループがメインスポンサーとなって1996年にスタート。毎年夏に3日間競技として開催され、長年にわたって女子ツアーを盛り上げてきました。

『今年で第30回目の節目を迎える「ゴルフ5レディス」。9/4(木)には30回を記念し贈呈式が行われた』
30年前の記念すべき第1回大会は、岐阜県の「みずなみゴルフ倶楽部」(現:ゴルフ5カントリーみずなみコース)で7月26日から28日にかけて開催されました。賞金総額は5000万円(優勝賞金900万円)で、パー72、6441ヤードで争われました。
試合はプレーオフの末、入江由香選手とマニー・マクグァイヤ選手が5アンダーで並んでプレーオフとなった結果、入江選手が優勝。初代女王に輝きました。
第2回、第3回大会は福嶋晃子選手が連覇。過去29回の大会を振り返っても複数回優勝はこのときの福嶋選手と2004年(第9回)、2005年(第10回)の不動裕理選手、2007年(第12回)、2010年(第15回)の飯島茜選手の3人しかいません。

『第1回大会の開催は岐阜県の「みずなみゴルフ倶楽部」(現:ゴルフ5カントリーみずなみコース)』
第9回大会となる2004年は、初めて「みずなみゴルフ倶楽部」以外のコースが使用され、北海道の「アルペンゴルフクラブ美唄コース」(現:ゴルフ5カントリー美唄コース)での開催となりました。以後はアルペングループの運営する5つのコースで開催されるようになります。
また2005年の第10回大会からは、それまでの7月末開催から9月初めの開催へと日程が変更。翌2006年には賞金総額が6000万円(優勝賞金1080万円)へとアップしました。
2008年の第13回大会は藤田幸希(現:藤田さいき)選手が優勝しましたが、藤田選手は39歳となる今年も本大会に出場しており、大会の歴史を体現する選手のひとりとなっています。
2016年、「ゴルフ5カントリー美唄コース」で行われた第21回大会は、ゴルフ5所属の穴井詩選手が優勝した記憶に残る大会。穴井選手にとっては、プロ9年目の初優勝でしたが、ホステスプロという責任ある立場でもあり、申ジエ選手やイ・ボミ選手、鈴木愛選手らの実力者に競り勝ってつかんだ、最高の勝利となりました。

『ゴルフ5レディスの歴代優勝者。2016年にはゴルフ5所属の穴井詩選手が優勝している』
2022年の第27回大会は、「アルペングループ創業50周年記念大会」として、3日間競技ながら賞金総額を1億円(優勝賞金1800万円)に増額して開催。千葉県の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」を舞台に争われ、12アンダーで並んだセキ・ユウティン選手と吉田優利選手がプレーオフを戦った結果、セキ選手がツアー初優勝を遂げました。
翌年2023年の第28回大会からは賞金総額を従来の6000万円から現在の7000万円にアップ。優勝賞金も1080万円から1260万円へと増えました。この年は、レギュラーツアー1年目の19歳櫻井心那選手が優勝、続く2024年も21歳の竹田麗央選手が優勝するなど、近年は若手選手の活躍が目立つ大会となっています。

『昨年優勝の竹田麗央選手。今シーズンからは海外でプレー』
しかしそういった印象に対して意外ではありますが、実は「ゴルフ5レディス」は初優勝が少ない試合です。過去29回の大会で本大会が初優勝だった選手は、2001年のジュリー呂選手、2011年の葉莉英選手、2016年の穴井詩選手と2022年のセキ・ユウティン選手の4人だけ。なお、ジュリー呂選手は、プロ3試合目という超スピード優勝でした。

『2022年大会優勝のセキ・ユウティン選手は初優勝だった』
一方で「ゴルフ5レディス」はプレーオフが多い大会です。第1回の1996年を皮切りに、2001年、2006年、2007年、2010年、2013年、2015年、2018年、2021年、2022年と29試合のうち10回試合もがプレーオフでの決着となっています。
なかでも2006年は、ウェイ・ユンジェ選手、不動裕理選手、大山志保選手、ぺ・ジェヒ選手の4人がプレーオフに進出し、5ホール・1時間半にもわたる争いを勝ち抜いたウェイ選手が勝利しました。

『近年のプレーオフは2022年にセキ・ユウティン選手と吉田優利選手がプレーしセキ選手が優勝した』
開催コースは、30回の大会のうち「ゴルフ5カントリーみずなみコース」(岐阜県)が19回と圧倒的に多く、次いで「ゴルフ5カントリー美唄コース」(北海道)が6回、「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」(千葉県)が今年で3回目の開催。このほか「ゴルフ5カントリー四日市コース」(三重県)、「ゴルフ5カントリーサニーフィールド」(茨城県)が各1回ずつとなっています。
大会ベストスコアは2020年の小祝さくら選手で17アンダー。コースは「みずなみコース」でした。一方優勝スコアが最も悪かったのは2004年の不動裕理選手で2オーバー。コースは「美唄コース」で、選手たちは最大20mという強風に苦しみました。なお、不動選手はこの試合で通算30勝目となり、永久シードを決めた試合でもありました。

『不動裕理選手が永久シードを決めた2004年のゴルフ5レディス。舞台はゴルフ5カントリー美唄コースだった』
女子ツアーとともに長い歴史を刻んできた「ゴルフ5レディス」。第30回大会の覇者は誰になるのでしょうか。4人目の複数回優勝者が出るのか、11回目のプレーオフになるのか。はたまた5人目の初優勝選手が出るのか。熱い戦いを期待しましょう。

『第30回となる今大会の優勝は誰の手に』
〈第30回ゴルフ5レディストーナメントHPはこちら〉
https://www.golf5-ladies.com/