ブリヂストンのツアー系ボール「ツアーB X」「ツアーB XS」のニューモデルが、2月6日に発売される。
タイガー・ウッズの認める高いスピン性能とフィーリング、そして飛距離性能はプロ、アマ問わず幅広いゴルファーに人気で、5代目となるニューモデルにも高い期待が寄せられている。
発売を控えたこの冬は、ニューボールのテストを行っているプロも多く、荒木優奈プロもその1人。テストの現場にYouTube「ゴルフ5チャンネル」が潜入・取材した様子をお届けする。
『ブリヂストンの5代目「ツアーB X」(右)、「ツアーB XS」(左)は2月6日発売』
荒木優奈プロは2005年生まれの20歳。昨年、プロ1年目にして「ゴルフ5レディス」での優勝を果たすなど大活躍し、今年はさらなる飛躍が期待される若手のホープだ。
今回荒木プロは、初優勝の舞台でもある「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」でボールテストを実施。ゴルフ5契約の伊藤元気プロとフィッターの三須得至さんが、弾道計測器「GC4」を持ち込んで、1番ホールでのコーステストの様子を取材した。
伊藤プロ「荒木プロは、昨年まではどのボールを使っていたんですか?」
荒木プロ「『ツアーB X』のほうです。『ツアーB XS』と両方テストしてどっちもよかったんですが、私はしっかりした打感が好きなので『ツアーB X』を選びました」
三須さん「今年はどっちを使う予定ですか?」
荒木プロ「ここまでのテストではやっぱり『ツアーB X』の打感が好みだったので、こっちが優先順位は高そうですが、実際にコース内で打ってみて、飛びやスピンも見てみたいと思います」
『「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」1番ホールでのテストの様子を「ゴルフ5チャンネル」が突撃取材』
ということで、さっそく1番ホールのティイングエリアでドライバーを持ち「ツアーB X」でショット。
この日は気温も低くアゲンストの風が吹くコンディションだったが、むしろこういった過酷な環境下でどんな球が出るかが、実戦で使えるかどうかの見極めには重要といえる。
立て続けにドライバーを打つ荒木プロだが、1球目250ヤード、2球目は255ヤード、3球目は251ヤードと、アゲンストとは思えない飛距離が出ている。
『冬のアゲンストの中で昨年のドライビングディスタンス245.06ヤードを上回る距離を連発』
伊藤プロ「すごい、飛んでますね!」
荒木プロ「はい。初速も出ているし、この気温、この風を考えるとすごく飛んでいると思います」
三須さん「バックスピン量が2400~2600rpmくらい。高さは出ているのに風に負けていません。ランも15ヤードくらい出ています」
荒木プロ「すごく球が強いです。左からのアゲンストなのに流されないし、球がなかなか落ちてこない感じ」
伊藤プロ「3球目は少しつかまりすぎの球でしたが、サイドスピンが105rpmしか入っていない。これはすごいなあ」
三須さん「この5代目は、インナーカバーという中間層が少し硬くなって、ロングショットのスピン量を抑えられているそうです。まさにボールの威力かもしれませんね」
荒木プロ「はい。この風と気温で、夏のゴルフ5レディスと同じくらいのところまで飛んでいるので、すごくよさそうです。打感も相変わらず気持ちいいので、『ツアーB X』で完璧だと思います」
『データを見ても飛距離が出ており、風に負けない球の強さが際立った』
続いてウェッジでのテスト。ピンまで80ヤードのフェアウェイから、58度のウェッジでピンを狙う。
伊藤プロ「この距離って、ウェッジでしっかり打ちたいのにスピンがかかりすぎると戻ってしまって距離がズレるので、スピンコントロールが求められる領域。まさにボールのスピン性能が試される場面だと思います」
三須さん「ただスピンが多いだけじゃダメで、プレーヤーの求めるスピン量を具現化できることが大事。ここは『ツアーB X』と『ツアーB XS』の両方を試してみてください」
荒木プロ「はい。このくらいの距離はスコアメークのために大事なんですが苦手意識があるので、ボールに助けてもらいたいですね」
『ピンまで80ヤードのバンカー越え。スピンの安定性が問われるシチュエーションだ』
『ここでは「ツアーB X」「ツアーB XS」両方を58度のウェッジで試打』
ピンまで80ヤードのバンカー越えで、エッジまで74ヤード、エッジからピンまで6ヤードというかなりシビアな状況だ。
『ツアーB X』で打ったショットは1発目からピンの左手前20cmにピタリと止まる。続く2、3球目も1ピン以内につけた。
続いて「ツアーB XS」は、ピン奥1.5m、左手前と右手前各3mについた。
『「ツアーB X」で打った3球全部がバーディチャンス』
伊藤プロ「『苦手』とか言ってたのに、全部バーディチャンスじゃないですか!」
荒木プロ「ちょっとミスも出ましたけど、許容範囲だと思います」
三須さん「ミスして3mですから、スイングの精度もボールの精度もすごい」
伊藤プロ「『ツアーB XS』のほうがスピン量は多かったですね」
荒木プロ「はい。すごいスピンでめちゃくちゃフェースに乗る感じがしました」
三須さん「でも結果は『ツアーB X』のほうがよかったですね」
荒木プロ「打感も含めて、フィーリングが合っていたのかな。スピンが多すぎないぶん、小細工しなくてもタテの距離がそろいやすかったのかもしれません」
三須さん「新しいインナーカバーの効果で慣性モーメントが増えていて、スピンがほどけにくいのも特徴。タテ距離がそろったのは、その効果もあると思います」
伊藤プロ「こうやってタテ距離がそろうのはすごく実戦的。自分の求めるスピン量に合うものを選ぶことが大事ですよね。もっとスピンが欲しい人は『ツアーB XS』にすればいいですが、荒木プロには『ツアーB X』のほうが合ったということだと思います」
荒木プロ「『ツアーB XS』も、もっとグニャッとした打感かと思っていましたが案外しっかりしていて気持ちいい。フェースへの乗り感も魅力ですしどっちもよかったです」
『打感、スピン性能、タテの距離感ともに満足のいく結果に』
最後はグリーン周りのアプローチ。「ツアーB X」を、58度のウェッジで花道から打ってもらった。
ピンまで16ヤード、エッジまで4ヤードのフェアウェイである意味「やさしい」状況だが、プロにとってはチップインも狙っていきたいところ。
打つのはやさしい状況だが、ちゃんとスピンをかけたい反面、かかりすぎてもピンまで突っ込めないので、自分がイメージしたスピン量をちゃんと発揮できるかが肝心。ボールの性能以上に、自分との相性が問われる場面だ。
ぽんぽんとアプローチしていく荒木プロだが、どのボールもいい感じでピンに寄っていく。
『グリーン周りでのアプローチ。ピンまで16ヤードほどの花道から』
伊藤プロ「スピンの入り方、転がり方、どうですか?」
荒木プロ「イメージどおりに打てます! 1バウンド目でスピンが入ってグリーンを噛んでくれるのに、そこからの転がりがスムーズで距離感が合います」
三須さん「フィーリングはどうですか?」
荒木プロ「すごく気持ちよくフェースに乗ります。いい意味で前作と同じフィーリング、乗り感なので、すごく自然に打てます」
伊藤プロ「タイガーの言う『ディープ感』ってヤツですね。いやー、寄ってるなあ」
『1バウンド目のスピンの入り方もその後の転がりもフィーリング抜群』
ドライバー、ウェッジショット、アプローチとテストしてみて、最後に総合的な評価を聞いてみた。
伊藤プロ「トータルで見てどうでしたか?」
荒木プロ「すごくよかったです。打感やアプローチのフィーリングは前作のまま心地よくて、ドライバーは球が強くなってさらに飛んでいるし、ウェッジショットのスピン量も安定していて、すごく実戦的だと思います」
伊藤プロ「いいところはそのままに、より飛ぶようになっているというのはすごいですね」
三須さん「新素材、新構造の効果が、きちんと発揮された結果だと思います」
荒木プロ「これならすぐにでもチェンジできますので、今シーズンはこのボールで頑張りたいと思います!」
『荒木プロは「ツアーB X」がよさそうという結果に。シーズン開幕から投入予定だ』
伊藤プロ「2026年の具体的な目標を教えてください」
荒木プロ「複数回優勝を目指したいですね。そのために5位以内に入れる試合を増やすことが大事だと思います。できればメジャーも勝ちたい!」
伊藤プロ「賞金女王は?」
荒木プロ「まだ現実的には考えられませんが、シーズン序盤で勝てて流れに乗れたら、そのときは目指していきたいと思います。応援よろしくお願いします!」
『赤いパッケージが「ツアーB X」。青いパッケージが「ツアーB XS」だ』
荒木プロ大絶賛のブリヂストン「ツアーB X」「ツアーB XS」。どちらも2月6日から販売中なので、気になった方はお近くのゴルフ5でお買い求めいただきたい。
<TOUR B の詳細はこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/golfball_bridgestone_tourb/
【文章・写真】アルペングループマガジン編集部