スポーツデポ・アルペン ランニングアンバサダーの神野大地さんが、手術後、初のマラソンに挑戦。北海道マラソンの真価と、アップデートされたTIGORA「FT5/36」の魅力を語る

37回目となる「北海道マラソン2025」が8月31日、札幌市中央区の大通公園を発着点とするコースで行われた。フルマラソンは東京五輪マラソンコースの一部を使用。スタートは第1ウェーブが午前8時半。第2ウェーブが8時45分と、2回の時間差スタートで始まった。
 

組織委員会によると、スタート時の天候はくもり、気温は23度、湿度75%。競技時間中の最高気温は25.7度だった。今年は20,781人がエントリーし、19,226人が出走。6時間という制限時間内での完走者は16,836人。完走率は87.6%と、前回より2.1ポイント高い結果となった。

 

 

 

プロランナーとして活動する神野大地さんは「スポーツデポ招待ランナー」として出場。アルペングループのプライベートブランドTIGORA(ティゴラ)ランニングシューズで2025年10月にアップデートする「FT5/36(エフティーゴサンロク)」を履きスタート。6月26日の手術を経て、術後初めてのフルマラソンに挑んだ。

 

 

■今回、神野大地さんが手術後、初めてのフルマラソン挑戦に選んだシューズTIOGRA「FT5/36」

 

 

――走り終わって率直な感想をお聞かせください。
 

神野 タイムは3時間58分24秒でした。6月にジストニアの手術をして、そこからほとんど練習ができなくて。8月も3回くらいしか走れなくて、それも最長8キロくらいでした。そんな状態だったので、今日はスタート時から「ゴールできるかな」という不安がありました。ペースを抑えて走ろうと心がけ、最後はかなりキツかったのですが、なんとか完走という目標は叶えることができたので、走り切れてよかったと思っています。

 

――昨年は一般参加で、今年はゲストランナーでの出走でした。
 

神野 今年はスタート15分前にAブロックの真ん中あたりのところに入り、スタートしました。周囲には自分が主宰するランニングクラブ「RETO RUNNING CLUB」のメンバーが12〜13人いて、その仲間と一緒にスタートしました。

 

 

 

――コースの前半はどうでしたか?
 

神野 小刻みなアップダウンがありつつ、カーブもそれなりに多く、リズムを少しづつ掴みながら走るコースだなと思っていました。20キロ手前から始まる新川通に入ってからがキツイので、勝負はそのあたりからかなと。あそこはさえぎるものがなくてコースが単調なので、精神的に少しきついですね。

 

―その北海道マラソンの名物、往復13キロ続く単調な直線道路・新川通では何を考えていましたか?
 

神野 今回、練習不足で走ったこともあり、そこで身体が動かなくなりましたが、一歩一歩ゴールを目指していくしかないと考えていました。ゴールは動かないじゃないですか。なので、自分が一歩一歩進んで行く先に、必ずゴールが来るという思いで走っていました。

 

――38キロ過ぎとなる北大に入ってからは?
 

神野 毎回そうなんですが、北大構内に入るとやっとゴールが近づいてきたなという気持ちになれます。ただ、終盤は1キロ1キロが長く感じてくるので、ここから最後を粘れば、あと少しでゴールだという気持ちでした。根性というか気力で走っていました。

 

 

 

――報道によれば4,000人以上の市民ボランティアがランナーを支えました。沿道のようすはどうでしたか?
 

神野 札幌のまち全体がマラソンムードいっぱいで、応援に出てくださる地域の皆さんも多かったです。途中、音楽を鳴らして応援してくれたり、皆で盛り上げようという雰囲気を感じました。


 

 

――6月に手術をされました。この2ヶ月間、どのように過ごされましたか?
 

神野 手術前に肉離れをしていたんです。それがずっと良くならなくて。手術後、1ヶ月くらい経過して走り出したのですが、まだ手術の影響もあってか、回復はしなくて。このケガと向き合いながらの、結構しんどい期間となりました。ゲストランナーという立場もあったので、なんとか走れるようになりたいなあと。ただ、身体は思うように動かなくて、葛藤はあったのですが、やれるだけのことはやろうという思いでスタートラインに立ちました。完走できるか不安もありましが、ゴールにたどりつけて良かったなと思っています。

 

 

 

――シューズについてお聞きします。12,000人の足型データから独自設計した、アナトミカルラストをアップデートし、軽量で適度な伸縮性のエンジニアドウーブンアッパーを新たに採用した「FT5/36(エフティーゴサンロク)」を履かれました。2月の「おきなわマラソン」の時と比べてどうでしたか?
 

神野 いい意味で特段、大きな違いはなかったかなと思います。ただ、フィット感は、以前のモデルより増したかなという印象です。全体的に足にぴったりする感覚があり、中足部分の外側がよりよい感じになった気がします。僕は足がタイトなので、タイトぎみな自分にはこのシューズはあっています。ソールの部分では、前回との違いはそこまで感じなかったです。


――2層構造の厚底についてはいかがでしょうか?
 

神野 このシューズの良さですが、接地がシューズによって影響を受けない感覚があります。昨今、シューズの機能が進化し、いろんな技術がつぎ込まれていて、反発だったりクッション性がとても強かったりします。それだと、シューズに走らされたりする感覚を感じたりします。充分な練習をできていないランナーが、そういうシューズを履くと、シューズに動かされちゃう状態で筋力を余計に使ってしまい、終盤にかけてどんどん脚が動かなくなります。マラソン初心者やまだまだ練習ができていない人がそういうシューズを履くと、どうしても後半、脚にきたり、じゃまされちゃうんです。しかし、このシューズの場合は、着地の安定性がすごくあって、クッション性もほどよい加減なので、無理に走らせられるような感覚はないですね。自分の脚でスムーズに動かせるようなシューズかなと思います。

 

――走り終えて身体の痛みなどはどうですか?
 

神野 フルマラソンは走り終えれば、どこかしら痛くなるもんです(笑)。全体的に、お尻とか前ももとか、ハムストリングスとか、ちょっとふくらはぎとか、足の裏とか、バランス良く疲労がきている感じですかね。接地に関してもこのシューズは割とフラットなので、ひとつのところに力がかかるのではなく、疲労も分散される感じです。エリートランナーは全速力で走るので、その力に見合ったシューズが求められますが、一般ランナーで、特に初心者などは、やはりフラットでしっかり接地ができる、こういったシューズがいいと思います。

 

TIGORA FT5/36 特集ページ
https://store.alpen-group.jp/product/tigora/sports/


 

 

――このシューズのオススメはどのようなランナーでしょうか?
 

神野 やはり初マラソンに挑む人とか、初心者ランナーにぴったりだと、今回も履いてみて強く思いました。そんなに練習ができていない人でも、その身体の力をシューズが最大限引き出してくれるといったシューズです。上級者向けのシューズを使うと、どこかいち部分だけを使わせて、走れなくなっちゃうことがありますけれど、しっかりいろんな所を使わせて走らせてくれるシューズだと思います。

 

 

 

――ありがとうございます。最後に今後の抱負をお聞かせください。
 

神野 個人としては、今も、できることを毎日、目の前のことを一生懸命にやっていく。それだけでしかないのかなと。何ヶ月後にこうなっていたいとか、こういう試合に出たいとか、もちろんないわけではないのですが、今はそういった目標を立てづらい状態に自分はあるので。目の前のちょっとした達成感を感じられるようなことを念頭に、1日1日を過ごしていきたいなと思っています。
 

私は現在、MABPマーヴェリックのプレイングマネージャーを務めています。直近では、元日のニューイヤー駅伝の東日本予選が11月3日にあります。ここを通過して、ニューイヤー駅伝に初年度初出場できるところを目指したいなと。
 

また、自分が主宰してるRETO RUNNING CLUBでは、100名以上の市民ランナーが所属してくれていて、それぞれの目標に向かって努力しています。このメンバーたちと切磋琢磨しながら、それぞれ実力は違いますが、みんなで意識を共有して走るモチベーションを維持し、各自の目標に向かっていく。そういう運営をしていきたいと思っています。

 

TIGORA FT5/36 特集ページ
https://store.alpen-group.jp/product/tigora/sports/

 

 


神野 大地(かみの だいち)
1993年9月13日、愛知県津島市生まれ。
中学校入学と同時に本格的に陸上を始め、中京大中京高校から青山学院大学に進学。
大学3年生の時に箱根駅伝往路5区で区間新記録を樹立、
“3代目山の神”として駅伝ファンに親しまれる。
大学卒業後は実業団のコニカミノルタに進んだのち、
2018年5月にプロ転向。
2019年アジア選手権マラソン優勝等の成績を残す。
現在はM&Aベストパートナーズ陸上部の選手兼監督として、「陸上界に新しい道を切り拓く」を理念に、ニューイヤー駅伝優勝を目指すチームの指揮をとる。また、自身が主宰する「RETO RUNNING CLUB」では、市民ランナーへの指導も行っている。
 

【文章】花岡 俊吾
【写真】釜石 由起 / 秋田 苑巳 / 岡田 梢

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